禍津ナギ
まがつなぎ
禍津ナギが登場する異空郷についてはこちらからどうぞ。
種族 | 神霊 |
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二つ名 | 穢れの忌み子(暦,異)・闇禍の魔神様(暦,想)・Ominous Unknown(夢,魔,暦,異,想) |
災厄の神霊(滄)・永劫不変の禍(蓮,童,隠,彼,東,幻) | |
忌諱すべき魔神(書,湖,地,正,城,奈)・寂寥漂わす寒凪の神(東) | |
八百万の嫌われ者(自)・幻怪蒙る逢魔時(MI)・阿鼻叫喚の傍観者(紅) | |
私欲のマガツヒ(龍)・排斥された歴史の疵瑕(藤)・狂言綺語の舌禍(感) | |
逢魔の帝王(城,自)・洒落怖!呪われし禁断の箱(怪) | |
禁忌!千変万化する禍の箱(怪)・七難八苦の神霊(憑)・冷然たる吉凶の楔(創) | |
片時雨の禍津日(剛)・屠葬的なメシウマ愉快犯(智)・忌中払いの献杯酒(宵) | |
逢魔時の頂点捕食者(嶺) | |
能力 | 禍いを司る程度の能力 |
主な活動場所 | 如何なる場所でも |
危険度 | 極高 |
人間友好度 | 不明 |
身長 | 取り憑いた相手によって変動(本来の姿だと164cm) |
嘘テーマ曲 | 逢魔幻影~dualism(暦)・Schadenfreude(異) |
愚陋愚劣な人間に禍を~Kill the ego(異) | |
屠り去る逢魔之時~Ominous fantasy | |
夢遊病者と不幸せな日々~Nihil elegy(隠) | |
禍繋ぎのカタストロフィ(彼)・狂癲は汚染のその先に(嶺) |
※ただし危険度や人類友好度等の評価などは作中登場人物の景里清良によるもの。
神道で最も嫌われる「穢れ」から生まれたとされる災厄を司る神。穢れの象徴ともいえる神であるためか、初対面の相手から散々な言われようをされたり煙たがられることは最早お約束であり、本人も慣れているのかあまり気にしていない様子。しかし、「自分を酷く忌み嫌っていた癖に、いざとなると厄災から逃れたいが為に掌を返し媚びる人間」というものを見てきたが故、友好的な態度を装っているものの実際は人間をとても嫌っている。また、そんな中でも自分を差別せず受け入れてくれた枇文に対しては目に見える程の執着と独占欲を見せている。
神として扱われる一方、実際には神ではないと言う者もいたりする。どちらにせよ本質的な正体は曖昧な存在である。詳細は後述の「憑依」の欄を参照。
今は憑依先である枇文の姿を真似ている。特に性別なども決まってはいないらしい(この記事では''彼女''とする)。容姿的には枇文の色違いであり、青色だった部分が赤に変わり、白い部分が黒色に変わっている。髪は黒から白になり、さらさらとした髪質の枇文と違いはねっ毛。瞳は青から真紅になっており、ナギ自身の感情の変化によって真っ黒になったりもする。ぱっちりとした瞳の枇文に比べると、切長で鋭い目つきである。普段はないのだが、力を使っている時に体の左側に禍々しい奇妙な痣が刻まれる。靴は少し赤みがかった黒い靴である。
飄々としており掴みどころのない性格。かなりの気分屋で、その時々で言うことなすことがまるで違っている。そのため枇文からは「相手にするだけ無駄」と言われてしまっている。本質は極めて残忍であり、非情なことも平然とやってのけてしまう。しかし、それを隠そうとする気すら本人にはなく悪びれる様子もない。頭の回転も速く機転がよく効く狡猾な一面を持ち合わせる。そのせいで大体の人から信用されず、種族などを問わず嫌われ忌憚されてきたらしい。
基本何かに特別興味を示したり執着することはないのだが、枇文のようなお気に入りの人間もおり、日頃から付き纏っている。その反面、興味の無い相手に対しては残虐かつ冷酷、無関心という態度を一貫している。そういった物事に対してはクールで冷酷、嘲笑すらしない。一度彼女から本気で睨まれたことのある鶯(顔は鶯側からしか見えていなかった)や彼女の興味の対象外である者達は、ナギの瞳を「底知れぬほどに、酷く冷たい眼」と語っている。そのため、特に鶯からは危険視され嫌悪されており、ナギ自身もあまり鶯のことは良く思っていないのか両者の仲はかなり険悪である。
彼女自身お気に入りで特別視している相手や本当に楽しい時にしかそういった態度はとっていない。興味の無い物事や過去に頓着が無く、過ぎ去ったことはすぐに忘れる性格らしい。自身の性格についてはナギ本人も理解しており、客観的な視点から自分を見る力もある。そのため以外と常識的に物事を考えることは容易いらしい。だが、本人の性格故に自分にとって都合が良く楽しい選択を選ぶため、結果的には何も変わらないのかもしれない。
禍いを司る程度の能力
禍いの源を自由自在に操ることのできる能力である(実際はもっと複雑な能力らしいが)。全ての災厄、凶事をナギの思いのままに操ることのできる能力であり、逆に言えば災厄を取り除き幸福にすることも可能である。悪心を抱えた者を操ることもでき、呪いや黒魔術なども災いを招くことからこの能力の操れる範囲内である。また、悪意などのマイナスのエネルギーを感じとる力も持っているよう。未知数なところの多い能力である。
ナギは常日頃から枇文に憑依(正確には神がかりではあるが)するという形で過ごしており、普段は内側から枇文に語りかけ脳内会議をすることも多い。背後霊のように透けたような状態で出てきて話すこともあるが、どちらにせよ声は枇文にしか聞こえないようで、見知らぬ人から見ると異様な光景であり度々相手から気味が悪いと指摘されることもしばしば。厳密には違うが周りからすると二重人格のように写ってしまい、そう解釈している者の方が多い。特に人間や妖精、妖怪からすると気の触れた人間と写ることが多いよう。しかし、唯ならぬオーラを持っていることからただ可笑しな人間という解釈に収まる者も少なくはある。逆にそういった知識に聡い者や神様などからは直ぐに理解を得られている。
憑依している場合、人格が切り替わることでナギは表に出てこられる。人格を切り替えるのはナギにしか出来ず、ナギが表に出ている間枇文の人格は眠っているらしい。人格が切り替わったとしてもあくまで体は枇文のままである(色の変化などは本人曰く力や精神の影響らしい)ため触れることはできる。枇文の姿のままナギが喋ることも少なくなく(瞳は赤いが)、その状態は口寄せに近い。枇文の体を離れ周りに姿を見せることも出来るようで、触れることも可能である。その状態のナギは枇文のもう一つの人格というよりは一つの個体としての面が強い、というよりそちらがナギの本来の姿であるのかもしれないが。ナギが枇文に普段から憑依し続けるのは、枇文の「結界を管理できる力」を利用するために尽きる。あくまでその狙いしか分かっておらず、その力を何に使おうとしているのかは不明であり、またその力は憑依しているナギにも使いこなせず、使えるのは枇文だけである。だが、ナギは枇文のことを側から見ても分かるほど大変気に入っており、愛玩している。
しかしながらこの「憑依」というのもあくまで鶯や夕星などの憶測にしか留まっておらず、枇文がいつからナギに憑依されていたのかもハッキリしていない。また、神がかりなどに通ずる神様からの反応も様々であり、上記の憑依という形を否定するような言い回しの者もいる。鶯はナギが枇文に憑依したのは「前の代の巫女が死んだ当日、又は翌日」と睨んでおり、その時枇文は巫病を発症していたと理由を述べている。意図的に神がかりを事とする巫女も、最初は神霊に選ばれ非意図的神がかりを繰り返す例が多いということもあり、ナギは枇文が意図的に体に宿した存在ではないと断定している。だがメノウはその説を否定しており、先代の巫女の死によって精神的ショックを受け、所謂「解離」をしたものだと考えている。簡単に言えば二重人格(あくまでフィクションに近い形だが)であり、巫病も医学的に見れば精神症の一種と見られる。そのためナギという存在は精神疾患から引き起こされた存在であり、それが周りからの認知の力によって他の妖怪達(神、神霊も広く言えば妖怪である)と同様に力を得て一つの精神として確立した存在であるとメノウは語っている。そのためメノウはナギのことを「寄生虫」と形容している(枇文という宿主の中で己の存在を確立させ、力を得ていたため)。しかし両者共「ナギは神霊的な存在」であるというのは一致している。
そのため夕星からは「悪魔憑きとか、悪霊や怨霊の類いみたいだ」と言われることもしばしばである。
チャームカード名 | 備考 |
---|---|
禍符「ダークネスオリジン」 | 禍符装備ボム |
彁符「メメント・モリ・ネクロクラット」 | 彁符装備ボム |
チャームカード名 | 備考 |
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禍葬「フューネラルデメント」 | 禍符装備高速時ボム |
暗鬱「デスぺレートホリブルナイト」 | 禍符装備高速時ボム |
彁符「メメント・モリ・ネクロクラット」 | 彁符装備高速時ボム |
禍彁「ヴァニタスの頭蓋骨」 | 彁符装備低速時ボム |
壱符 | 弐符 |
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鬱符「アンハッピーアディクション」 | 幻想「ファシネイトインサニティ」 |
彁符「メメント・モリ・ネクロクラット」 | 禍患「アディクトミスフォーチュン」 |
厭符「ペシミスチックアンハッピー」 | 禍難「デュアルアンチテーゼ」 |
その他
SIN「エクスクルシュマティング」
紅符「ブラッディコフィン」
禍福「バイポウラディスオーダー」
警鐘「ネルデプレッション」
禍符「ブラックリリカル」
禍殃「アングザイアティミゼラブル」
自機
チャームカード名 | 備考 |
---|---|
鬱符「アンハッピーアディクション」 | |
殺戮「リーサルインビテイション」 | ラストチャーム |
四面Aボス・ラストウィル
チャームカード名 | E | N | H | L | 備考 |
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禍言「インビジブルマラディクション」 | 〇 | 〇 | |||
邪符「アイデンティティクライシス」 | 〇 | 〇 | |||
禍葬「フューネラルデメント」 | 〇 | 〇 | |||
虚夢「プラトニックデカダンス」 | 〇 | 〇 | |||
彁符「メメント・モリ・ネクロクラット」 | 〇 | 〇 | |||
禍患「アディクトミスフォーチュン」 | 〇 | ||||
禍福「デュアリズムビジョン」 | 〇 | ||||
厭符「ペシミスチックアンハッピー」 | 〇 | 〇 | |||
惨憺「クルエルシャーデンフロイデ」 | 〇 | 〇 | |||
禍福「エフェメラルハッピー」 | 〇 | 〇 | |||
紅符「バイオレンスアンハピネス」 | 〇 | 〇 | |||
殺戮「リーサルインビテイション」 | 〇 | 〇 | 〇 | ラストチャーム | |
「逢魔幻影」 | ラストウィル |
チャームカード名 | 備考 |
---|---|
邪符「ハピネスナンセンス」 | Lv2カードアタック |
禍符「ダークネスオリジン」 | Lv3カードアタック |
倒錯「エロトフォノフィリア」 | ボスアタック |
全キャラ同一ボムのためチャムカなし
全キャラ同一ボムのためチャムカなし
自機
チャームカード名 | cost |
---|---|
災厄「オミナスディザスター」 | 1 |
鬱符「アンハッピーアディクション」 | 2 |
厭符「ペシミスチックアンハッピー」 | 2 |
彁符「メメント・モリ・ネクロクラット」 | 2 |
禍符「アングザイアティミゼラブル」 | 3 |
惨憺「クルエルシャーデンフロイデ」 | 3 |
禍患「アディクトミスフォーチュン」 | 4 |
幻想「ブライトネスフィロソフィー」 | 4 |
幻想「ファシネイトインサニティ」 | 5 |
「逢魔幻影」 | 5 |
ストーリーモード(CPU)
祈禱「禍津日様の厄除け」
暗鬱「デスペアメランコリア」
禍言「インビジブルマラディクション」
「隻眼のタナトフィリア」
チャームカード名 | 備考 |
---|---|
禍符「アイギスの檻」 | A装備ボム |
禍符「ダークネスオリジン」 | B装備ボム |
自機
東西東天紅と同一チャムカのため省略
ストーリーモード(CPU)
禍殃「デストルドータナトス」
惨憺「バイオレンスサイコパシー」
殺戮「リーサルインビテイション」
「ムーンストラックファジーナイト」
全てLevelExのチャームカードである。
斬符「対パパラッチ用撃退ナイフ」
斬符「戒めのカットアップブレイク」
暗鬱「ダークサイドカルネージ」
禍符「ダークネスオリジン」
チャームカード名 | 備考 |
---|---|
禍符「ダークネスオリジン」 | |
禍福「デュアリズムビジョン」 | |
失恋「サイコロジカル・ハートブレイク」 | |
「逢魔幻影」 | ラストウィル |
ストーリーモード(CPU)
暗鬱「メランコリーリフレイン」
厄災「パンドラモノクローム」
禍符「ファビュラスアンハッピー」
自機
チャームカード名 | 備考 |
---|---|
禍符「ダークネスオリジン」 | |
禍福「デュアリズムビジョン」 | |
失恋「サイコロジカルハートブレイク」 | |
*想起せよ!禍弄びし箱庭の掟を* | 怪ラストウィル |
ストーリーモード(CPU)
墓跡「80kgの御影石」
EXTRA
暗鬱「エニグマララバイ」
斬首「ハローイングスタブワウンド」
虚符「ラジカルパラノイア」
禍符「ダークネスオリジン」
水禍「ダークネスアブジェクト」
禍符「ダークネスオリジン」
スペルカード名 | 自機 |
---|---|
舌禍「ファシネイティングフラッタリー」 | 夕星、湖都恵、クランベリー |
禍符「逢魔時の澎湃たる通り魔」 | 湖都恵、クランベリー |
禍符「気まぐれな弾幕水禍」 | クランベリー |
禍符「至極不条理な殺陣弾幕」 | クランベリー |
枉殺「ディストラクションハザード」
濁穢「インヴァイラメントポリューション」
前述の通り、ナギと枇文は共存関係にある(枇文が望んだわけではなく、ナギの一方的な都合であるが)。ナギは枇文のことを同じ境遇同士と思っており、自分のことを真に理解できる人間だとも考えている。また、自分と同じ境遇から外れるような出来事があればその原因を排除するという徹底っぷりであり、逃がさないという決意まで見られる。しかし、それと同時に自分を枇文に救ってほしいという気持ちが無意識に少なからずあり、本人は無自覚だが唯一理解してくれる存在だからこそ、助けてほしいと思っている節もある。
ナギの枇文を想う気持ちも強く、自分にとって特別な存在、かけがえのない者とも思っており、誰よりも優先すべき人物である。異変時には枇文に助言をしたりと枇文の成長を楽しんでいる者の一人で、腹の中に歪んだ感情を持ち合わせてはいるものの純粋に枇文を思っているところも。だが普段の振る舞いのせいか周りには怪しまれ、当の枇文には変に勘繰られたり、単純に伝わっていなかったりとあまり気持ちは届いていない様子。
ナギは夕星に表面上フレンドリーに接しているのだが夕星にとっては不安の種そのものでしかなく、かなり警戒されてしまっている。ナギは夕星のことを「枇文の友人」という認識と共に、思いの形は違えど互いに枇文を大切に思っている者同士であるとも思っている。そのため人間嫌いのナギにしては枇文のことを任してもいいと考える程には一目置いている存在である。また、枇文と夕星の関係性をどこか羨んでいる部分もあり、対抗心からかちょっかいをかけることもしばしば。