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天麗寺谷美空

てんれいじゃみくう

天麗寺谷美空とは東方二次創作企画「異空郷」での比那名居天子のポジションとなるキャラクター。
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天麗寺谷美空が登場する異空郷についてはこちらからどうぞ。

概要編集

種族天人(くずれ)
二つ名空模様のような天人・有頂天なお嬢様・大地を揺るがす天人・架空無稽なお嬢様
能力全てを揺るがす程度の能力
主な活動場所天界・東雲神社・琥珀城
危険度極高
人間友好度
嘘テーマ曲天を摩る楼〜Skyscraper

天界という雲の上に住む天人で、天麗寺谷一族の娘。だが生まれついての天人ではなく、修行を積んで天人になった訳でもない。


本来、天麗寺谷一族は幻想郷の地震を担っていた神官である「寺谷(てらたに)」の一族に仕える

一族であった。「寺谷」の一族がそれまでの功績を認められて寺谷守(てらたにのかみ)という神霊

に祀られた際、部下であった天麗寺谷一族も功績を認められて天界に住む事を許され、天人となった。その時に美空も人間から天人になったのである。しかし天人になったといってもあくまで寺谷一族に仕えた功績によってであり、天人としての格を備えるための修行を積んだわけではない。なので、天麗寺谷一族は他の天人から「不良天人」と呼ばれている。加えて天子は、親が寺谷一族に仕えていたという理由だけで天人になっており、さらに幼い頃から裕福な家庭で育ったためお上品な口調とは裏腹に、人を見下すような性格であり、不良の名に磨きをかけてしまっている。


人間であった時は「美地(みち)」と言う名前であり、天人になる際に「美空」と改名した。


天界での退屈な生活に不満を感じており、天界の宝具「摩天の剣」を使って異空郷に異常気象による

異変を発生させ、犯人を突き止めて自分の元を訪れた者たちと戦うことで、退屈しのぎをしようと試みた。また、東雲枇文を確実に出動させるために東雲神社に局所的な地震を発生させ、神社を倒壊させた。

なお、東雲大結界の基点となっている神社を倒壊させたことは割りと洒落にならない暴挙で、悪意なしとはいえ上述のような下らない理由で異空郷を危機に陥れたことから、狭霧鶯本人をが直々に異変解決に出張って戦うという異例の事態を招いた。


齢数百歳以上。その理由は単に寿命が長いのではなく、死神を追っ払っているため。死神に負ければ死ぬからである。死神の撃退は美空に限らず天人全般が行っており、その結果、死神は天人を嫌っている。


美空の帽子に付いているレモンの実は仙果と呼ばれ、神仙に霊力や不老長寿を与える実とされており、天人の主食でもある。この仙果には体を鍛える効果もあるらしく、食べるだけで身体能力が上がる。美空と戦った十文字雨夜によると「ナイフが刺さらない」との事。ただし、味のほうはそれほど期待できるものではないらしい。(ただし、天界のレモンは各地で伝説に残るほどの代物なので、単に不味いと言うよりはこれくらいしか食べ物がない天界の食事に飽きていると言う意味合いが強い)


異変の後は異空郷と交流が生まれたらしく、レモンの差し入れなども行っている。また『地塊殿』の異変を、自身が地震を起こしたせいではないかと少し心配しているようだ。


美空によれば、天界では「 レモンが美味すぎるんです 」。また天界の人々は欲をもたない「足りた状態」であるため「 どいつもこいつも (中略) レモンしか食ってません 」。

そんな天界にあって先述のような『東天紅』以後の機会に幻想郷を訪れた際に出会った地上の食の豊かさにふれ、それ以降地上の食べ物を食べるの大好きになってしまった。

地上にいる間は琥珀城に寝泊まりしているらしい。


容姿編集

水色のロングヘアで毛先にかけて白くなっている。瞳は黄色。横髪を黄色と青のリボンでとめている。

帽子にはレモンをつけている。服は黒いスカート。


性格編集

温室育ちで、もの凄く我が儘。自分以外の全ての存在を見下している。短絡的で大人気ない。ただしこれは美空に限らず、伝説や民俗学における天人や天女の性格として自然な事である。

だがその実、普段はネコを被っていたり、手加減をして負けを装ったり、言う事を聞いている振りをして裏で密かに自分の計画を進めたりなど、かなりしたたかな面も持つ。異変を通して密かに東雲神社に天麗寺谷一族との縁を結びつけようとしたため、狭霧鶯の怒りを買っている。


天人らしい威厳が無く、通俗的。本人も天人としての自覚はあまり無い様子。地上に降りた時は難しい言葉で偉そうに忠言したりと天人らしく振舞おうとする気はあるようだが、簡単に地の性格が出る。


能力編集

全てを揺るがす程度の能力編集

範囲は決まるが、範囲内のものなら何でも揺るがすことができる。強弱も変えられるようだ。


その他編集

要石編集

美空が扱う注連縄つきの岩。天子の意思で手を触れずとも自由に操作できる。また、一度に大量発生させることも可能としており、その大きさ、形状、用途は多岐にわたる。


これを地面に挿し込むとその周辺での地震を鎮めることができる。ただしこれはあくまで「抑えつける」だけであり、地震の原因となるエネルギーを解消するようなものではない。なので、挿している間は地震は起こらないものの、エネルギー(大地の歪み)はどんどん蓄積されていく。その状態で要石を抜くと、一気にエネルギーがあふれ出して大地震が起こる。

現在の「天界」とは、太古の昔、地上に挿さっていた巨大な要石であったらしく、抜いた際には地上の生き物が一掃される程の超大地震が起きたという。

なお要石を挿したり抜いたりできるのは天麗寺谷一族だけであり、他の天人に扱うことはできない、というより天麗寺谷一族は天人となる前から要石を扱っているため、元々天人が扱えるものではない。ちなみに天麗寺谷一族以外が使おうとしても触れられず、すり抜けてしまう。八月神永依蘭は、この要石を扱える美空を「ただものではない」と評している。

摩天の剣編集

周囲の気質を集めて吸収し力に変換する事が出来る。また気質そのものを切り裂く事も出来る。相手の気質を放出させ相手の気質の種類を見極めると共に、吸収した気質をコントロールして相手の弱点の気質に変化させ弱点を突く事が可能。

ここで言う気質とは生物・無生物あらゆるものに宿る「気」であり、天候と同じように気質にも種類が存在する。生物に宿る気質はその種類によって生物の性格に影響を及ぼすし、空に溜まった気質はその種類の天候に変わる。『東天紅』の作中ではこの剣の力により枇文たちの気質がだだ漏れ状態になっていたので、その人物の周りのみ気質の種類に応じた天候になっていた。

なお「気」そのものであるため、気の塊である幽霊は、気質を全て吸い取られたり切り裂かれたりすると存在として消滅してしまう。作中では美空が勝手に持ち出し、私物化している。 ちなみに刃が揺れて形が不明瞭である。


スペルカード編集

震符「萎縮震慄の恐怖」

震符「影駭響震の恐れ」

震符「震天動地の報せ」

揺符「天を震わし地を動かせ!」

震符「驚天動地の世」

揺符「天を驚かし地を動かせ!」

揺符「飄忽震蕩」

天符「地角天涯」

天賦「雨過天晴」

天符「有頂天外なお嬢様」

弾符「奇想天外な弾幕」

独符「空空寂寂の世界」

天符「空空漠漠な空」

緋奏「空中分解」

天符「青天白日の大空」

要石「天地開闢ドリル」

異天「天変地異」

「天壌無窮の天人」

気符「一意専心の心」

「全世界の緋奏空」


関連項目編集

異空郷の登場人物

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