神がかりとは
- 神霊が人に乗り移ること。また、その状態やその人。かむがかり。かんがかり。
- 極端に論理を飛躍させたり、科学的には考えられないことを狂信したりして、言動が常軌を超えていること。
- 能力や技能が人間業とは思えないさま、常識では計り知れない 神霊の仕業かとも思われるような様子を表す表現。「神懸かった」「神懸かっている」などの形で用いることが多く、「神懸かる」はその終止形であると解釈できるが、一般的に「神懸かり」はサ変動詞であり、終止形は「神懸かりする」が正しい。
概要
神霊その他の霊的存在が人身にのりうつること。神懸り、神憑りとも表記する。
のりうつる霊的存在には、神霊、死霊、祖霊、精霊、生霊、動物霊、妖怪などさまざまな種類がある。
神がかりには意図的なものと非意図的なものとがある。
前者は神子・巫女などのシャーマン的人物の場合で、意図的、自発的に神がかり状態になり、霊的存在と人間との媒介者として、託宣、予言や治病行為などを行う。
後者は世界各地に広くみられる憑霊の一形態であり、突発的または徐々にある人物に霊的存在がのりうつり、その人物が正気を失ったかのようにトランス状態でふるまう場合である。こうした人物は、シャーマンの判断により、憑依している対象の正体が明らかにされ、祓霊儀礼を執り行うと常態に復することが多い。日本では生霊、死霊、狐、狸、犬神、蛇、猫、犬が多く憑くとされる。外国では悪魔憑き、トラ憑き、ワニ憑きなどが知られている。
意図的に神がかりをするシャーマンも、最初は神霊に選ばれて、非意図的神がかりを繰り返す例が多い。
表記揺れ
関連タグ
シャーマン 呪術師 霊媒師 巫女 / 巫子 / 神子 / 巫覡 / 巫 / 覡
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