月姫Apieceofblueglassmoon
つきひめあぴーすおぶぶるーぐらすむーん
これは 月の欠片( -A piece of blue glass moon- )
二人のヒロインを描く 「月の表側」の物語
新生した“月の欠片(A piece of glass moon)”
───吸血鬼をめぐる、少年の物語。
注意
2021年8月24日に公開したTYPE-MOON TIMESにて、ゲームをプレイした人達へ『発売から2週間(2021年9月8日まで)はTwitterなどのSNSやブログ・動画配信などでのネタバレを含んだ内容の投稿を控えてほしい』という旨のお願いが出された。
これに従い、少しでも多くの人達に楽しんでもらえるよう、今後ピクシブ百科事典内でも直接的なネタバレを掲載するのは控えよう。
ただしfusetterなどのネタバレ防止の処理ができるサービスを利用した上での感想を投稿するのは問題ない。
また『月姫 -A piece of blue glass moon-』では、写真撮影/録画・シェア/配信可能を除く全編にわたってプレイ動画・生放送の公開の禁止。上記が守られない投稿に関しては、投稿の削除を含む請求をする可能性があるという点にも公式HPからの勧告も注意である。
概要
同人ゲーム「月姫」のコンシューマーリメイク作。
2021年8月26日発売。
対応プラットフォームはPS4 / NintendoSwitch。
対象年齢は「Z(18以上のみ対象)」。全年齢ではないため注意。
ちなみにコンテンツディスクリプターアイコン(対象年齢を決定した根拠となる表現を示すもの)は「犯罪」と「暴力」。「恋愛」や「セクシュアル」は入っていないため、グロ表現がZ指定の理由と考えられる(特に冒頭の十七分割とか)。
ファン及び公式での略称は「月姫R(リメイク)」。
一つのシナリオボリュームを大幅に増量した代わりに、今作はアルクェイドルートとシエルルートのみを収録。公式によると「プレイ時間は40時間、じっくりボイスを聴きこむと60時間」とのこと。
所謂「遠野家ルート」と呼ばれる秋葉・琥珀・翡翠の3人のルートは「“月の裏側”を描く次回作」に収録される予定。
今作のルートは以下のように新たにサブタイトルが付けられている。
- アルクェイドルート:『月姫』
- シエルルート:『夜の虹』
同人版との変更点
シナリオは大幅な加筆がされており、サブキャラクターも増えている。
また、キャラクターデザインも大幅な変更がされた。
キャラクターのセリフはフルボイスで描写されるが、キャストは『真月譚 月姫』とも『MELTY BLOOD』とも異なる新規のものとなっている。
舞台設定は2010年代の東京へとリライトされている。
登場キャラクター
ヒロイン
その他キャラクター
遠野秋葉(CV:下地紫野) | 琥珀(CV:桑原由気) | 翡翠(CV:市ノ瀬加那) |
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遠野秋葉byスコッティ | てやや~bykauto | 月姫リメイク発売!byRam |
遠野家当主である志貴の妹。 | 遠野家の使用人。双子の姉。 | 遠野家の使用人。双子の妹。 |
乾有彦(CV:古川慎) | 弓塚さつき(CV:田中美海) | 蒼崎青子(CV:戸松遥) |
乾有彦【月姫】【描き方動画付き】bym | 無題byしののめ | 放浪by月奏 |
志貴のクラスメイトであり悪友。 | 志貴に想いを寄せるクラスメイト。 | 幼い志貴を救った魔法使い。 |
ノエル(CV:茅野愛衣) | マーリオゥ(CV:佐倉綾音) | |
ノエルbyぽてきち | 無題byかんづめ | |
謎の新任教師。 | 聖堂教会から派遣された司祭代行。 |
他、PV内にはミハイル・ロア・バルダムヨォンらしき人物も見受けられる。
スタッフ
余談
発売までの経緯
このリメイク版の存在が公表されたのは、2020年大晦日放送の「Fate Project 大晦日TVスペシャル2020」である。元となる同人ゲーム月姫が出たのが2000年の冬コミであるため、一見すると月姫がちょうど20周年を迎えるにあたり、その記念作としてリメイク企画が発表されたというよくあるパターンのように思える。
しかし、実のところ『月姫』のリメイクの企画はもっとはるか昔から存在していた。
制作元のTYPE-MOONは元は同人サークルであったが、『Fate/stay night』を商業ルートで発売するため、2003年に有限会社ノーツとして企業化した。
同人サークルとしてのTYPE-MOONの活動は月姫シリーズのそれまでの作品をまとめた『月箱』を最後に終了。
その後、Fateシリーズから新しく入ってきたTYPE-MOONのファンが原点たる『月姫』に触れたくても入手できないという状況を鑑みて、2008年発売の「TYPE-MOONエース」にて、リメイク版『月姫』の商業ルートでの発売が発表された。
この時点では『Fate/hollow ataraxia』に続く次回作の一つとするとしていたものの、どういうわけか一向に動きがなく、いわゆる出る出る詐欺のゲームの代表例の一つとしてあげられるくらいであった。
リメイクの発売までにここまでの時間がかかった理由ははっきりとは不明である。
ただ全く放置されていたわけではないことは、いくらかの情報で判明している。
例えば4gamerの記事によると、当初の予定ではアニメ版『Unlimited Blade Works』のクライマックスが放送される時期に『Fate/Grand Order』の第一部のクライマックスが配信されるはずで、それらと月姫リメイクを含めた3つのコンテンツがシンクロして同時展開する構想だったのだという。このことからすると、2015年春頃に月姫リメイクを発売する形で水面下で制作が進行していたようだ。
しかし『Fate/Grand Order』の配信が延期されたことでこの構想は頓挫したとのこと。
月姫リメイクも一端仕切り直しになったのかも知れない。
その後、2016年10月に「TYPE-MOONエース」に続報が掲載されたが、その時点ではメインキャラクターの新規ビジュアルと新規キャラクターが1人だけ紹介されたのみだった。