概要
『コレクター・ユイ』に登場する悪のコンピューターソフトたち。
コムネットの管理コンピューター・グロッサーの命令に従い、現実世界とコムネット世界を支配しようとコムネットの中で破壊活動を行っている。グロッサーの開発者である犬養博士を探し出し、犬養博士に作られたコレクターズソフトをデリートするのも使命の一つ。
全員が形違いの赤いサングラスで目元を覆い、人型の構成員は青い肌を持つのが特徴。基本的にグロッサーに忠実だが、自分達が悪党という自覚はある。
登場当初はコレクター・ユイを本気でデリートしようとしたり、敗退したウォーウルフを嘲笑うなどの典型的な悪の組織で、現実世界の人間達を占いやドラッグに依存させて操ろうとしたり、メールを悪口に改竄するなどのタチの悪い作戦を実行していた。
しかし間の抜けた所があり、ユイに酷いあだ名を付けられて抗議したり、一致団結しようとして仲間割れに終わったり、潜入先のアトラクションネットに形から入ろうと全員でコスプレをするといった、コミカルで憎めないような雰囲気を持っている。
仲間意識は強く、バグ感染したウイルス達にデリートを依頼されたウォーウルフが「自分の手で倒してやりたい」とグロッサーに進言したこともあった。
ウォーウルフ以外の構成員の正体は、グロッサーが人間に近づこうとして自らの分身に疑似人格を与えたもの。三人の名前の由来はコンピュータの不具合に関する用語である。
構成員
| ウォーウルフ（CV:松山鷹志） |
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| 鎧に身を包んだ人狼の剣士で、火炎放射の技とビームソードを使う四天王きっての武闘派。ユイからのあだ名は「ワンちゃん」。グロッサーに対する忠誠心は特に強い。クールで不遜だが仲間思いで、受けた借りはきっちりと返す義理堅い性格。その正体はコレクターズの一人・シンクロが洗脳された姿。 |
| フリーズ（CV:三石琴乃） |
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| 氷の吐息によってプログラムを凍結させる四天王の紅一点。ユイからのあだ名は「プリプリお姉さん」。名前によらず、好戦的で気性の荒い姐御肌。コレクターズの一人・レスキューを恐れており、姿を見ただけで逃げ出してしまう。その正体は「実験」を司るグロッサーの分身で、『コレクター・イニシャライズ』で初期化されるがユイと和解したグロッサーの手で復活した。第2期ではフリーターとしてコムネットを転々としつつ、人探しのバイトを請け負っていた。 |
| ジャギー（CV:杉野博臣） |
| 四天王随一の怪力を誇るモヒカン頭の巨漢。脳筋かと思いきや、趣味は読書で調べ物が得意。興奮すると両腕を振り回す癖があり、ユイからのあだ名は「ブンブンおじさん」。パイを詰めたバズーカを使う。持久力が弱いのが弱点。フリーズに好意を持っているらしい。その正体は「調査」を司るグロッサーの分身で、『コレクター・イニシャライズ』で初期化されるがグロッサーの手で復活した。第2期ではコムネット総合図書館の館長に就職している。 |
| ウイルス（CV:中田和宏） |
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| 自らが開発したコンピュータウイルスでソフト達を配下にする四天王随一の頭脳派。部下のウイルスコマンドやビームソードを操る。ユイからのあだ名は「横ツンツン」。慇懃無礼で狡猾な野心家タイプだが、不意打ちには滅法弱い。その正体は「研究」を司るグロッサーの分身で、『コレクター・イニシャライズ』で初期化されるがグロッサーの手で復活した。第2期ではバグルスを研究している。 |
| 鉄仮面（CV:磯部弘） |
| ウォーウルフの脱退で「三天王になってしまった」と嘆くフリーズたちの前に、グロッサーが連れて来た謎の男。無口な上に独自の思惑で行動しており、フリーズたちに怪しまれている。接近戦専門らしい。その正体はユイの憧れの人・東条瞬が洗脳された姿で、最終回ではグロッサーの依り代にされてしまう。 |
関連タグ
ウォーウルフ フリーズ(コレクター・ユイ) ジャギー(コレクター・ユイ) ウイルス(コレクター・ユイ)
管理国家ラビリンス - 人工知能に仕える敵組織、物語佳境で主人公チームに一名が加入する、最終的に全員が改心して主人公の味方になるという共通点がある。
