概要
《対未確認現象統制組織》の否定者のみで構成された円卓のメンバー、円卓での席はⅦ。
Ⅵ席の一心と行動を共にすることが多い。
褐色肌の少年。15歳。
容姿
薄い金髪と褐色の肌が特徴的な男子。スーツの代わりに黒が主体のジャージを着用し、平時は上着のポケットに手を突っ込んでいる。組織構成員の共通装備であるネクタイは見当たらないが、同様の役割を果たすと思わしき赤い布を左腕に巻き付けてある。証(エンブレム)はジャージのジッパーの持ち手に装飾されているほか、ジャージの前面の柄に大きく描かれている。スニーカーの底は自身の名前である「Top」の文字の形になっている。
常に両頬に絆創膏を貼っており、腕は度々ギプスをしていたりと、何かしらの怪我を負っているような描写が多い。一度だけ戦闘準備時にニコのBM製と思わしきメカスーツを着用してヘルメットを携えていたことがあったが、どのような機能のあるものかは定かではない。
人物
個性的な面々の多い円卓メンバーの中では珍しく常識的な振る舞いを見せる。年齢こそ風子より下だが、後輩である風子の無理に融通を聞かせたり、駄々をこねるシェンに白い目を向けたりとむしろ出来た人間である(後者はシェンの方が内面的に子供なだけかもしれないが)。
一方、脱走したUMAに対しポイントゲットのチャンスと息巻いたり、支度の遅い一心にやきもきしたりと年相応に感情豊かである。その表情の豊かさと席の近さ故かアンディと風子に対するリアクションは特に顕著で、2人のキスに赤面したり2人をバカップル呼ばわりするなど、読者を代表するような反応を見せる。
能力
UN■■■■■■■■■ -不■■-
とても速いスピードで走れるが、常に走っている場面があったり「加速のリセット」という発言から、止まらないことが条件に含まれると予想される。
このスピードを蹴りにのせ攻撃するのがトップの基本的な戦闘スタイルとなる。
pixivでは
『トップ』だけならば他作品に登場するキャラも指す。
そのためpixivにイラストを投稿・タグ付けするならば、本記事の『トップ(アンデラ)』を使用したり、関連タグとして『アンデッドアンラック』や『アンデラ』など合わせて使うことが絞り込み検索を助ける。
関連タグ
※以下、能力に関する重大なネタバレを含みます。単行本4巻以降の情報があるため、閲覧注意。
『俺は信じる』
『音速だろーが光速だろーが』
『お前が俺を止めてくれるから』
『だから…俺はもう止まらない!』
UNSTOPPABLE -不停止-
自身の停止を否定し超スピードで走り回る事ができる能力。初速の時点でも相当なスピードとパワーがあり、人二人を抱えた状態で一切スピードを落とさず走り続け息切れもしない。さらに跳躍にも優れ、壁と床を跳ね回る事で3次元戦闘をも可能にする。
また発動中に足を止めようとするとするとそれを否定され、倍以上の力で押し出され加速してしまうが、止まろうとしている無理な体勢で吹っ飛ぶため、当初はそのまま大怪我をしてしまい、後述の停止条件に引っかかる事が多かった模様。
発動条件は一定以上の速度で移動する事で、普段は満たさずに居られる事から任意発動型に近いが、条件を満たすと不本意でも発動してしまう点では強制発動型とも言える。
しかし一方で、不停止には停止条件という加速をリセットし能力そのものをOFFにするための特別な制約(ルール)が存在する。
その内容は「体の形状が著しく変化する」というもの。この制約によりトップは能力を使用する度に骨折と治療を繰り返している。
とある人物からも「良い能力だが停止条件に関しては難儀」だと評されており、医療技術に関しても優れる組織のバックアップがあってこそ戦闘に活用できる能力と言える。
余談だが組織メンバーでは相方の一心ともども能力判明演出の前に能力名を明かされてしまった。
また、他の否定能力判明演出と異なり斜体で表記されるという唯一無二の特徴がある。
過去
本名「トップ=ブル=スパークス」。ブラジルのファベーラ出身。
貧しいスラムの生まれであったが、友人ら3人と陸上競技を極め、オリンピック選手となることに希望を見出だしていた。
だが彼はより貧しい友人のために勝ちを譲ろうと、陸上競技の最中に足を止めた瞬間にあろうことか不停止の能力が発現。そのまま友人2人を轢き殺し、1人に重傷を与えてしまう。
後に見舞いに来たジュイス、ニコより真実を知り、神へ復讐を図るべくユニオンに加入し戦いに身を投じてゆく。
固有装備
UN-ST TACHYORIZER(アンストッパブル タキオライザー)
高速移動するトップの全身を保護するBM製の装甲。普段はバックルのみ装備しており、腕の赤いバンダナをマフラーの位置に結び直したのちに展開及び装着される。最後にバックル中央の証(エンブレム)が正位置に回転することで『UNIFORM!!』の音声とともに変身完了となる。
見た目は黒い装甲各部に金色の証(エンブレム)があしらわれた某変身ヒーロー然とした出で立ち。内部にはトップの現在速度が停止不能領域に達していることや装甲維持や活動限界までの時間を警告する機能がある。
これを装備することで走行中の摩擦や障害物から身体を防御し、自身の軌跡に光線を発生させるほどの速度まで到達し、トップの弱点である攻撃の軽さを補うほどの威力の飛び蹴りを実現できる。ただし上記のように停止不能領域(500000km/h)と呼ばれる速度が設定されている事、装甲の維持に限界があることを踏まえると、独力では全速力で走ることに多大なリスクを伴うと考えられる。