概要
名前の意味は【妖精の恋人】。常に人間の男性を誘惑して愛を求めているという。リャナンシーの愛を受け入れた男性は、彼女から音楽や作詩、絵画などのあらゆる芸術や才能を与えられる。その一方でリャナンシーはその対価として男性の精気(もしくは血)を吸い、男性を早死にさせてしまうという魔性の妖精。
アイルランドの天才的な芸術家の多くが短命なのは、彼女たちリャナンシーに取り憑かれているからであるという伝説もある。
『女神転生シリーズ』のリャナンシー
『女神転生シリーズ』では仲魔として登場する。種族は「鬼女」。
妖艶な雰囲気を持つ金髪の美女で、黒いドレスとカチューシャを身につけ、手には知恵の輪を持っている。
『デビルサマナー ソウルハッカーズ』ではかつての主人である卜部広一朗のGUMPを懐かしむといったイベントもある。
『ソードワールド2.0』でのリャナンシー
リャナンシーとリャナンシー・アサシンが登場。上級蛮族のノスフェラトゥの一員であり、ヴァンパイアローズの忠実なる部下という設定である。
こちらはアイルランド伝承の物とは全く性質が異なり、両者共に対象の血を吸う事に関しては共通なのだが、リャナンシーは「吸血した者を自らの虜にする」能力を持ち、リャナンシー・アサシンは「吸血した者の記憶や技能を奪う」能力を有する。
『魔法使いの嫁』でのリャナンシー
ある田舎の独身の老人男性の事を、数十年前に見かけた時から気に入り、彼の家に住み着いているのだが、彼女の存在は認知されていない模様。
彼の血を吸う事無く、彼が老人になるまでずっと一緒に暮らしているのだが、羽鳥チセに好意を抱いているのかと問われた際、「私たちはただ食べて与えるだけ」と否定している。
『灼眼のシャナ』のリナャンシー
紅世最高の自在師であり、本編でとある重要な役割を担う事になる紅世の徒。
詳細は「螺旋の風琴リャナンシー」で。