概要
バンプレストがアーケードゲームとして発売した縦スクロール型のシューティングゲーム。
永井豪原作の巨大ロボットアニメ『マジンガーZ』を題材としているが、続編である『グレートマジンガー』と『UFOロボグレンダイザー』からも多数のキャラクターが登場している。
またダイナミックプロがこのゲーム用に新しい敵キャラクターをデザインしている。
操作&システム
ライフ制であり、通常はライフ3から開始。
移動は8方向レバー。
ショットなどの攻撃はボタン3つを使用する。
- Aボタン
通常ショットによる攻撃を行う。連射はなく、ボタンを長押しした後で離すと溜め撃ちによる特殊攻撃を行う。
ショットと特殊攻撃の内容は機体と赤・青・緑の攻撃タイプにより変化する。開始時は赤。
- Bボタン
ボム攻撃を行う。
- Cボタン
このゲームの特徴的な部分。パンチで殴るという挙動をする。有効範囲が狭い上に若干の隙があるが、敵の通常弾を消すことができるだけでなく、敵に与えるダメージが高めに設定されている。敵が弾をばらまくため、パンチを上手く使うことが攻略のカギとされる。
アイテム
自機をパワーアップさせる(はず)のアイテムは、画面中に登場するアフロダイAとビューナスAを撃つことで落としてくれる。
なおショットは同じ色を取り続けることで最大3段階まで強化される。
- 赤ショット
攻撃範囲が狭いが、攻撃力は最も高い。
- 青ショット
攻撃範囲はやや広め。攻撃力は中程度。
- 緑ショット
攻撃範囲は最も広い。攻撃力は低め。
- ジェットスクランダー
スピードアップ。最大3段階。
- ボムマーク
ボムが1発補充される。最大9発。
- ライフアップ
ライフが1個増える。最大8まで。
- ボロットマーク
敵が落とすことがある。ボロットの顔が描かれたコインのようなアイテムで、50個を集めるとライフが1増える。
自機
マジンガーZ、グレートマジンガー、グレンダイザーの3機から選択する。
マジンガーZ
パイロットは兜甲児。
スピードはそれなりにあるが、能力的には他の2機にやや劣るとされる。タイトル名なのに…。
ボムはブレストファイヤー。正面に熱線を発射する。効果範囲は少しずつ広がる。
- 赤ショット
通常攻撃はドリルミサイル。幅はやや広め。
特殊攻撃は光子力ビーム。貫通するビームを3発放つ。
- 青ショット
通常攻撃はサザンクロスナイフ。正面方向に扇状のショット。
特殊攻撃はロケットパンチ。正面方向への貫通攻撃。ある程度の自動追尾性能あり。
- 緑ショット
通常攻撃はミサイルパンチ。前方180度にミサイルを1発ずつばら撒く。隙が大きく使い物にならない。
特殊攻撃はルストハリケーン。正面に発生した竜巻が8つに分裂して画面中に飛び回る。特に発射直後の威力が高い。
グレートマジンガー
パイロットは剣鉄也。
スピードは劣るが、火力は高い。
ボムはサンダーブレーク。5方向に雷を発射する。見た目より効果範囲が小さめ。
- 赤ショット
通常攻撃はブレストバーン。幅が狭い。
特殊攻撃はグレートブーメラン。威力は高いが、少し隙がある上に射程距離が短い。
- 青ショット
通常攻撃はアトミックパンチ。正面方向へのショットだが、真正面の威力が弱い。
特殊攻撃はドリルプレッシャーパンチ。正面6方向へのショット。接近すれば威力があり、離れればザコ払いと使い勝手が良い。
- 緑ショット
通常攻撃はネーブルミサイル。前方200度へのショット。弾道は8つに固定されており使いやすい。
特殊攻撃はグレートブースター。前方への貫通攻撃。威力は低めだが、発射時に無敵時間が僅かにある。
グレンダイザー
パイロットはデューク・フリード。CVの富山敬演じるデューク・フリードはこれが最後となってしまった。
火力は中庸だが、攻撃範囲は広め。スピードは最速と使い易い機体とされる。
ボムはスペースサンダー。真正面と左右それぞれ90度方向へ攻撃する。自機の前方180度をほぼカバーできるのが強み。
ステージ開始前にスペイザーで飛来して、ダブルスペイザーにコンビネーションクロスしてから戦闘開始となる。
- 赤ショット
通常攻撃はハンドビーム。幅はマジンガーZと同じくらい。
特殊攻撃は反重力ストーム。正面への貫通攻撃で、距離が離れるとやや広がる。
- 青ショット
通常攻撃はタブルカッター。多少の追尾性能があり、使い易い。
特殊攻撃はスクリュークラッシャー。正面90度ほどへの範囲攻撃。使い易い。
- 緑ショット
通常攻撃はダブルミサイル。正面2連と左右へ各3方向への射撃。乱戦では効果的。
特殊攻撃はダブルハーケン。発射すると画面中を飛び回るが、どこに飛ぶかは分からない。反面、その間もショットが使えるため隙がない。