データ
別名:岩石怪獣
身長:68メートル
体重:8万3千t
第33話「怪獣狙撃手(ハンター)」で初登場。恐竜の一種で性格は大人しく、傷を負うと生まれた場所に帰ろうとする習性をもつ。しかしながら、筋肉の発達した脚部や激しく運動しても正常な鼓動を打つ心臓を持つなど「岩石怪獣」の異名通り、体の作りは非常に頑丈。
統合防衛軍の電磁シールドで負傷し故郷である龍巌山に向かっていたためEYESが保護しようとしていたところを防衛軍のナガレ・ジュンヤのバズーカでさらに傷を負ってしまう。その後カオスヘッダーに取りつかれるが、コスモスによってカオスヘッダーを分離され、保護される。その後ドイガキ隊員の治療を受け第55話では鏑矢諸島で暮らしている姿が映っていた。
カオスネルドラント
身長:ネルドラントと同じ
体重:ネルドラントと同じ
ネルドラントがカオスヘッダーに取りつかれ変異した姿。爪とヒレが伸び、口からは高熱弾を吐く。コスモスとの戦闘の末エクリプスモードのコズミューム光線を浴びると、ネルドラントから脱皮するように分離したカオスネルドラントだけが空へ押し出され爆散した。
ネルドラントⅡ
身長:ネルドラントと同じ
体重:ネルドラントと同じ
第40話「邪悪の巨人」に登場したネルドラントの別個体で、ネルドラントに比べるとやや体色が違う。コスモスとカオスウルトラマンの戦いの振動で目を覚まし、カオスウルトラマンのダークネスウィールでカオスネルドラントⅡにされてしまうが、テックスピナーのカオス抗体ミサイルでカオスヘッダーと分離され、保護された。
カオスネルドラントⅡ
身長:カオスネルドラントと同じ
体重:カオスネルドラントと同じ
カオスウルトラマンのダークネスウィールでネルドラントがカオスヘッダーに取りつかれ変異した姿。口から高熱弾をはく。テックスピナーのカオス抗体ミサイルで元の姿に戻った。
ネルドラント・メカレーター
身長:68メートル
体重:8万6千t
第43話「操り怪獣」に登場した。ノワール星人に捕獲されていたネルドラントの別個体がメカレーター技術で改造された姿。パワーは通常種の約4倍。
ノワール星人のアジトの地下に隠されていたがノワール星人がフブキ隊員に倒されたため解放され暴れだした。テールダス・メカレーターより強力な装置が使われており、右腕が特に強化されているほか、痛覚も遮断されているようでEYESの攻撃をものともせず、麻酔弾やフルムーンレクトすら通じなかった。最後はエクリプスモードとなったコスモスがコズミューム光線を分散させて体内の装置だけを除去することに成功したが、その直後にコスモスの目の前でショック死してしまい、その亡骸はコスモスによって宇宙に運ばれた。
「決定版ウルトラマンコスモス図解超百科」(講談社刊)によるとこの状態でも指令を受けない限りはおとなしい性格のままであり、テールダス・メカレーターの2倍の大きさのエネルギータンクとメカ化された心臓の働きにより、絶対に呼吸が止まる事はないとされる。つまり、この部分を取り除かない限り、彼は生き地獄を味わうことになってしまう悲しい運命にある。
要は無理やり星人によって生かされている状態であり、コスモスが機械を除去すれば死んでしまうのは当然の帰結である。しかしながら、コスモスが機械を除去していなければ、自分の意思とは無関係に星人の駒として扱われ続け、死ぬ事すら許されない生きた屍と化すという、本編での最期以上の惨たらしい未来が待っていたであろう。
そこに、かつての元気な野生怪獣としての姿はない。メカレーター(機械のようにする)という名前は言い得て妙である。
事切れる直前、コスモスに感謝するようにすり寄ったのが、せめてもの救いか。
余談
登場するたびに誰かに利用されているため、ファンから憐みの目で見られることが多い。
着ぐるみは『ウルトラマンネクサス』のリザリアスに改造された。