概要
第43話・53話に登場したノワール星人が文明を発展させるために使用していた技術で、怪獣を捕獲後に、体内に身体能力を強制的に上げる装置を埋め込み「NW電波」と言う特殊な電波を用いて外部から操るという非道な物であった。案の定、ほとんどの怪獣達は耐えられず死んでしまい、結局ノワール星の怪獣は絶滅してしまった。そのために地球怪獣に目をつけるも、地球怪獣がこの技術に耐えられる訳がなく、実験台にされた怪獣達は皆拒絶反応を起こし死んでしまう。しかし、ノワール星人は怪獣を「生きた資源」と捉えているため使い捨てることを何とも思っていない模様であり、その彼らの非道な行いに激怒したコスモスとムサシによって計画は完全に潰されたのであった。
メカレーター怪獣
この技術で改造された怪獣。地球怪獣ではテールダスとネルドラントが実験台にされた。
第43話に登場。地球怪獣を使ったメカレーター実験の最初の犠牲者となった。ノワール星人に捕獲されたテールダスの別個体で、ポイントYT7に突如出現した。メカレーター改造を施されて操られるが、すぐに拒絶反応を起こし口から泡を吹いて倒れ、そのまま絶命してしまう。
同じく第43話に登場。ノワール星人に捕獲されたネルドラントの別個体がメカレーター改造されたもの。ノワール星人がフブキ隊員に倒されたため解放された。テールダスよりも強力な装置が使われており怪力を発揮するほか痛覚も遮断されているためTEAM EYESやコスモスの攻撃も通じなかった。最後はコスモスによって体内の装置だけを除去されるも彼の目の前でショック死してしまい、その亡骸は宇宙に運ばれた。
第53話に登場。以前回収したラグストーンにメカレーター改造を施したもの。こちらはメカレーター技術に適合しており強化された肉体を生かした肉弾戦が得意な上に肩から光弾を発射できるようになっている。EYESがアラドスの引き渡しを拒否したため送り込まれ円盤と共にコスモスを追い詰め、さらに今まで無敵だったエクリプスモードに初めてダメージを与えるという快挙を成し遂げたが、最後の力を振り絞ったアラドスにより時空の彼方へ飛ばされた。
ウルトラヒーローズEXPO2021サマーフェスティバルで行われたイベント「ウルトラマンコスモスナイト」に登場。三度襲来したノワール星人が、リドリアスにメカレーター改造を施したもの。
以前の3体とは異なり、ナノマシンを使用しての改造となったため外見はリドリアスと同じ。
関連タグ
メツボロス機械を埋め込まれ、強制的にメカ化させられてしまった怪獣繋がり。怪獣の肉体的・精神的負担を全く考慮していない強化形態という点も同じ。
ガルバス:機械を埋め込まれて操られたという前例だが、こちらはあくまで小型の変調機を植え付けられた程度であったため、黒幕が倒された後も問題なく生きていた。
ネオザルス/クローンシルドロン/クローンシルバゴン:遺伝子で改造されたという違いがあるが、怪獣を改造して知的生命体の労働力にするという本質は全く同じである。もし、これが実用化されていたら、彼らが出現した世界の地球人はノワール星人と同じになっていたのかもしれない。