概要
アメリカの都市伝説などを起源とする怪物“フィアサム・クリッター”の一種。
五大湖周辺、西海岸、大西洋沿岸などの平野部や森林に棲む動物で、豹のような姿をしているといわれる。
蜂蜜や樹液などの甘いものが大好物で、蜜蜂の巣がありそうな空洞のある樹木を見つけると、てっぺんに駆け上り、そこから素早く駆け降りた勢いで頭突きをして幹を砕いてしまう。
そうして砕いた樹木の中から、目当てのごちそうを見つけて食べるのだという。
この動物の生息する地域では、落雷や暴風で砕け散ったり折れてしまったような樹木が多く、森林の形が短期間で変わってしまうのである。
創作での扱い
あにめたまえ!天声の巫女
※メイン画像
短距離走者(スプリンター)からの連想からか、健康的な小麦色の肌をしたアスリート体型のメフレックスな猫娘として登場。
第17話において国際交流することになった、世界妖怪軍団のアメリカ狐巫女の部下として登場。教室の扉を頭突きで破壊してシルバーキャットとカクタスキャットとともに現れたが、「頭蓋骨は分厚くて脳が小さい」と自負するなど頭はあまり良くない様子。
偉大なワンドゥードル最後の一匹
ジュリー・アンドリュース(『サウンド・オブ・ミュージック』や『メリー・ポピンズ』のスーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャスなどの歌を歌った女優)著の児童文学に「ごますりのむしり猫」として登場。
見た目は、大きくビロードのような耳、琥珀のような色で輝く目を持ち、豹ほどの大きさで、シルバーグレーの長い体毛が四肢まで生え、前脚が短く後ろ足が長いという独特のフォルムをしている。
サテンと絹に覆われた木に住んでおり、サ行音は苦手なものの人間の言葉をしゃべれるので、ゴマすりを用いて人を誑し込むが、感受性は豊かで良い歌を聴くと感動して泣くという。
「9つの命を持っている」のだが、登場した個体はかつて死ぬような目にあって1生を無くしているという設定。