CV:江川央生
概要
ガオガイガーの必殺技ヘル・アンド・ヘブンの負担軽減用に開発されたゴルディオンハンマー。だが、その威力は初使用時に機体の右半身を粒子変換により半壊させる凄まじい威力に至った。この対策としてディメンジョンプライヤーで保持しながらダイヤモンドフォーメーションを慣行するも中破。これに伴い盾役となるべく生まれた経緯を持つ。
マルチロボと呼称するカテゴリーに属し、戦車形態であるゴルディータンクへとシステムチェンジ、更に決戦兵器と右腕へと分離変形するが、どっからどう見ても「ピコピコハンマー」である。
ゾンダーとの戦闘激化により、短期間で超AIを育成する関係上GGG参謀火麻激の性格をベースにしており、人格コピーという形で開発されている。少々性格に難有りで、命令無視や独断専行などが目立つが、咄嗟の判断力と決断力によりGGGの危機を幾度となく救っている。
モデルとなった人物が居る超AIだからか、それともGハンマーというハイパーツールを運用する関係か、ビークルロボの超AIに施されたアシモフ・プロテクトに縛られず、他の生命の危険に晒す可能性を無視して人命救助を行う。ゴルディの名は開発コンセプトであるG-Teck Origin Resisting and Damage control Idea=G.O.R.D.I.が元になっている。
対レプリガオガイガー戦でハンマーごと粉砕されるが、頭部超AIはゴルディオンクラッシャーに移植され、ピサ・ソールとの最終決戦に投入し、文字通り天罰降臨させたものの、終焉の意思によって眷属としてGGGに立ちはだかる存在になってしまう。
尚、トリプルゼロの影響でゴルディオンクラッシャーの超AIブロックそのものがAIの中枢回路に記録されていたボディーへと再構築され、再構築であるも本来のボディーを獲得している。
残されたマーグハンドは比較的ダメージは軽微であったものの、対眷属戦では超AIを育成出来る期間も皆無な為にガンマシンと同じく簡易AIで間に合わせツールロボ『ダブルマーグ』として生まれ変わる。
覇界の眷属としてガオファイガーに立ち向かい、ダブルマーグの頭部を破壊するも、超AIを搭載された頭部及び火麻 激のゼロ核を回収される。この時、残された機体は汚染された火麻のゼロ核によって自爆して大破している。頭部を破壊されたダブルマーグに浄解されたAIを搭載され、『ゴルディーダブルマーグ』として生まれ変わる。また、トリプルゼロで再構築されたボディーとは異なり、ダブルマーグに流用されていたマーグハンドそのものが2007年まで使用していたオリジナルのボディーそのものである為、実に10年の歳月を経て本来のボディーに戻る事が叶っている。
基本データ
全高:25.5m
重量:625.0t
最大走行速度:125km/h
ゴルディータンク
ゴルディーマーグがシステムチェンジした戦車形態。六輪のタイヤはスーパービットドライブによってオーバーハングの壁面すら踏破可能となっている。主砲マーグキャノンはハンマーの柄が変形しているが、これは後付け設計によるものである。
全長:24m
最大出力:750000kw
最大走行速度:156km/h
ゴルディオンハンマー
正式名称「グラビティ・ショックウェーブ・ジェネレイティング・ツール」。Gツールとも呼称される。目標に重力波を限りなく光速に近い速度で衝撃波として伝達し、光エネルギーレベルのチリにまで文字通り粉砕する。ハンマーの制御を行うため、AIはこちら側に積まれている。ヘッド部分と柄を切り離す機構を持ち、緊急時にはガオガイガー側へと被害が行かないようになっている。核兵器ですら無効にする強力な威力を持つ為に、使用には二重のセーフティが掛けられており、内閣総理大臣もしくは国連事務総長ロゼ・アプロヴァールから委譲された発動承認キーとオペレーターの認証用ゴールドカードの二つを必要とする。彼女自身が発動承認をする場合、キーは必要とせず愛用の杖に専用システムに挿入するだけである。(内閣総理大臣が承認する場合は現在のところ不明)
開発時にはアメリカにすら極秘で開発されており、監察の為に派遣されたスワン・ホワイトにすら秘密とされていた。
マーグハンド
対グラヴィティショックウェーブ防御ツール。衝撃波緩衝ブロックとしての役割から非常に強固なボディを有する。強烈な衝撃に耐えるだけでなく、Gツールの活断ウェーブが持つ固有振動周波数を緩衝するようにも設計されている。使用時にガオガイガーの全身が金色になるのは保護用のエネルギーコーティングで、マーグハンドのGSライドの相互作用により生成される。巨大な右腕の形をしており、ゾンダー核摘出用の光釘『ゴルディオンネイル』を用いて対象を叩き、外付けされた板状の釘抜きでネイルを引き抜き、動力を失った本体を粉砕する。これが『ハンマー・ヘル・アンド・ハンマー・ヘヴン』である。
不発であったり、装着し続けても意味が無い場合、ブロウクンマグナムと同様に打ち出せる。この緊急時用の行為をゴルディオンマグナムと呼ぶ。
シルバリオンハンマー
キングジェイダーが使用した際に通常金色のエネルギーコーティングが、GSライドとJジュエルジェネレーターの相互作用により銀色に変化。Gハンマーを無効化するゴルディオンモーターを取り込んだ合体ゾンダーロボすらも、その出力により打ち破っている。
マーグハンドといった防御ツールは無く、エネルギーコーティングで覆われずとも機体は無傷だった。ゾンダー核を抜き出すジェイダーヘル・アンド・ヘブンは空いた左手で行い、五連メーザー砲の砲門に核が挟まる状態になる(最大5つ)。ソルダートJ自身が命名。彼は意外と乗り気だったのかゴルディーは勧誘されている。
但しこれは現地で目撃した当事者たちの証言を元にしている情報である為、正式なものではないが、『覇界王~』ではこのendパターンで決着が付けられたものになっている。
PSソフト「勇者王ガオガイガーBLOCKADEDNUMBERS」number42.2に登場。スーパーロボット大戦BXでもこれを再現している。原典ではガオガイガーが戦闘不能のため渋々…といったところなのだが、こちらではガオガイガーと同じ調子で「キングジェイダー!俺を使え!」と言っていたりする。