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ストームの編集履歴

2021-11-20 00:21:21 バージョン

ストーム

すとーむ

ストーム(Storm)とは、英語で「嵐」を意味する。また『X-MEN』に登場する同名のキャラクター。

Storm。英語での読みで、日本語で「嵐」を意味する。

  1. X-MEN』に登場するMARVEL COMICSアメコミ)のスーパーヒーロー(ヒロイン)。本項で解説する。
  2. ハンドガン()の種類。ベレッタ Px4 Storm。
  3. カードキャプターさくら』に登場するクロウカードの一種。→ストーム(カードキャプターさくら)

「X-MEN(MARVEL COMICS)」のストーム

概要

X-MENの傑出したリーダーのひとりとして良く知られている、最も有名な黒人女性ヒロイン

白い髪の毛を持つ。

能力を行使する時は瞳が白く変化、格ゲーのバストアップで白眼なのはこれ。

現在はブラックパンサーと結婚(2007年)し、彼が治めるアフリカの架空の国家ワカンダ王国の王妃となっている。

X-MEN本部とは離れて暮らしているが、X-MENの危機に際しては駆けつけている。

なお、過去の経験から閉所恐怖症(下記参照)。


映画版では、黒人女優として史上初めてアカデミー主演女優賞を受賞したハル・ベリーが演じたことで、それまでストームを知らなかった人にも認知されるようになった。

また、90年代に地上波で放送された海外アニメ版(テレ東版)では、吉田理保子が、2011年に放映されたマッドハウス制作のテレビアニメ版では久川綾が声をあてた。

またストームのデザインが日本受けして、ピクシブ内でもイラスト数が上昇した。

プロフィール

本名:オロロ・マンロー

種族・人種:ミュータント / ケニア人

初登場:『Giant Size X-Men#1』(1975年発行)


ミュータント能力

あらゆる形態の気象現象(天候)の発生を支配し、高速飛行ができる。

主に用いるのは、コードネーム通りに、風や嵐を吹かせる(この風に乗って自身が飛行したり、別の人間を吹き飛ばしたりも可能)、落雷を発生させ攻撃手段に、豪雨を発生させて広域に影響を与える(X-MEN参加前には、干ばつ地帯に雨を降らせていた)、冷気や吹雪を発生させ低温で攻撃、など。これらを組み合わせて用いる事も可能。

子供の頃には、周囲からいじめられた際に、思わずこのパワーを用いて雪を降らせてしまった事もある。

能力を用いる時は、目が白目になる。

映画「X-MEN2」劇中では、嘔吐した子供のミュータントの顔を洗うため、小さな雨雲を手元に作り、雨を降らせて水道代わりにしていた。


経歴

母親は、ケニアの魔術師の末裔でもある、部族の女王。アフリカ系アメリカ人のジャーナリストの父親と結ばれ、NYのハーレム地区でオロロを出産。その後、エジプトに渡るが、中東戦争に巻き込まれ、両親は死亡。オロロは六歳で爆撃の際に、瓦礫の生き埋めになり、それが元で閉所恐怖症になってしまう。

しばらくストリートで生活し、後にカイロで、アマール・ファルーク(後にヴィラン「シャドウキング」となる犯罪者)に拾われ、泥棒やスリの技を教えられる。

エグゼビア=プロフェッサーXの財布をスろうとした際に、知り合いに。ファルークを倒してもらい、その後にケニアに戻る。そこで天候を操る能力に目覚め、一族の女王として君臨していたが、初期メンバーを巨大ミュータント・クラコアに囚われたプロフェッサーXの招集を受け、以後はX-MENに参加する。


後に、ダークフェニックスサーガ事件後、サイクロップスの代わりにX-MENのリーダーとなっていたが、様々な事件や戦いで、かなり苦労した。

そして、ある時に子供の姿に退行してしまい、その姿で単身放浪する事態に。しかしその時に、流れ者のレミー・ルボーこと「ガンビット」と出会い、しばらく行動を共にする(ガンビットもまた、この後にX-MENに参加)。

ジェノーシャでの「エクステンション・アジャンダ」事件で、X-MENの他メンバーと合流。仇敵ファルークこと、精神生命体「シャドウキング」と戦い倒した事で、再結成されたX-MENの一員となる。

ストームは本隊であるX-MENのサブリーダー兼、ゴールドチームのリーダーとして、リーダー兼、ブルーチームリーダーのサイクロップスと共にX-MENを率いて激闘を乗り越えていく事に。

この時、X-MENのメンバーだった魔術師にしてミュータントの「フォージ」と交際していたが、後に別れる。


そして、00年代になり、ブラックパンサーことワカンダ国の国王ティチャラと恋仲になり、結婚。王妃となる。

後に「ファンタスティック・フォー」の臨時メンバーとして、夫ティチャラとともに参加もしている。


現在は、フェニックスファイブの引き起こした事件を経て、王妃の座を捨てて現役復帰を決意。

ウルヴァリンらに合流し「ジーン・グレイ学園」の校長の座に就いた。


魔神アポカリプスの求めた12人の強力なミュータント、「アポカリプス・トゥエルブ」の一人。


余談

本名の「オロロ・マンロー」とは、「美しき風乗り」という意味らしい。そのため、当初は「ウインドライダー」というコードネームを有していた。


また、人種は黒人だが、その髪の色は白。そのため、黒い肌に白い髪という、目立つ外観をしている。初登場時からしばらくの間は、髪形を「長く伸ばしたモヒカン状」にしていた。


ジーン・グレイとは友人同士。また、地下に潜むはぐれミュータント集団「モーロックス」のリーダー、カリストとはライバル同士。


上記の経歴にあるように、幼少期の経験から極度の閉所恐怖症。また、元ストリートチルドレンで、その時期に犯罪者に拾われ仕込まれたため、スリの技術も持つ。


下世話なお話

かなり強力な能力を有し、また大きな失敗をやらかした描写が見られないのは

ぶっちゃけた話、人権にうるさい方々に対する対策であったりする。

なにせX-MENの刊行当初は人種差別が声高に行われていた時期であり、彼女は白人ばかりのチームに於いて黒人メインキャストというトークンブラックガン刺さりのデリケートな立ち位置で登場したのだから。故に噛ませ役や冷遇されるなんてもっての他。

もしうっかり酷い目に遭わせたりしようものなら、人種保護の名目と言うもっともらしい理由でX-MENのシリーズ続行すら危うくなってしまう。

映画での扱いが破格で良くなったのも、「黒人女優史上初のアカデミー主演女優賞受賞者」の偉業を持つハル・ベリー女史の影響も少なくない。


とは言え彼女の人気の下地は人種云々ではなく、彼女のキャラクターが元になっているので(加えて最近は他のがやらかし・しでかし過ぎ)編集者がテコ入れに死なせたり粗末にする事はまずないだろう。


何よりストームのファン人気は、人種関連や製作側の忖度に関係なく、極めて高い。

マーベル社のチーフエディター、ジョー・カザーダは、ストームを「史上最も成功した女性キャラクターで、確実にこれまでで最も偉大なアフリカ系キャラクターのひとり」と呼んでいる。


関連イラスト


アメコミのふしぎ。センシティブな作品

ストーム水着ストーム


関連タグ

MARVEL アベンジャーズ ファンタスティック・フォー

白髪 外ハネ 褐色肌

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