概要
主に「坂東(ばんどう)」を中心に、首謀者を筆頭として公と戦争を起こす10人の幹部たちを指す。
時は天慶二年十一月、地は下総(しもうさ)は常陸(ひたち)にて。
初登場は色んな意味で凄まじい面子が続々と現れ、悠々と常陸(ひたち)の軍勢三千を相手取った。
坂東火雷十天衆の面子
一目みれば分かるが、殆どが色々と濃い個性を有する人物たちで、作中の当事者のみならず読者へも様々な衝撃(インパクト)を与える人員が揃っている。
- いと麗しき 鹿島玄明(かしま はるあき)
- 怒張する漢気 鹿島玄道(かしま はるみち)
- 得たり賢し 筒画屋大漬之助(つつがや おおつけのすけ)
- 傀儡 美乃(うつくしの)
- 坂東の右腕 伊和員経(いわの かずつね)
- 詳細不明の名無し 深編笠で顔を隠した謎の人物
- 一体誰だ 謎の男
- 拳神(けんしん) 鉄兜(てつかぶと)
- 言祝(ことほ)く雅(みやび)の 興世王(おきよおう)
- 夢追い人の 陰陽(インヤン)
備考
- 坂東火雷十天衆(ばんどうからいじってんしゅう)の何人かはNHK大河ドラマ『風と雲と虹と』などに因んで創作されていると窺える。
- 坂東火雷十天衆(ばんどうからいじってんしゅう)が初登場した天慶二年十一月に起きた一波乱は、現実の史実を基にした背景が描写されている。
前述でも触れたが……いや、触れざるをえない事だが、坂東火雷十天衆(ばんどうからいじってんしゅう)の殆どの面子は、読者からすると「突っ込みどころしかない」どころか「突っ込みが間に合わない」ような感想(コメント)が散見される。初登場から怒涛の勢いと色んな意味で凄みある人物造形は、作者が魅せる持ち味の一つである。
そう、作者・小雨大豆の創作には、何だか前衛的な変態機の如き「かっこいい変態」とかが多いのである(褒め言葉)。
関連項目
九十九の満月:本作から数百年くらい後のお話が描かれる妖怪漫画
首謀者・・・日本史や大河ドラマに詳しい方ならお分かりだろうが、創作するにあたり慎重な配慮が必要な歴史上の人物が基(モチーフ)にされている。
なお、作者は描くにあたりお参りを済ませてから臨んだとのこと。