曖昧さ回避
原作に登場。コンピュータの使い手。
- シャーロック・ホームズ三世(PART2第15話)
TVアニメ第2シリーズ第15話に登場。飛行船に乗り込んだ探偵の一人。
- シャーロック・ホームズ三世(PART2第97話)
TVアニメ第2シリーズ第97話に登場。名前だけは同じだが、上記第15話の人物とは別人で、米英ソのバックアップでルパン一世の墓を探す。
- ホームズ三世/シャーリー
ルパン三世Hに登場。女性の探偵で本名はシャーリー。まだ10代後半の美少女であり、ホームズ二世の娘。
- シャーロック・ホームズ(PART6)
ルパン三世PART6から登場するキャラクター。
本記事では主にPART6のキャラクターについて述べる。
PART6のシャーロック・ホームズ
「私は探偵だ!人々を助け、弱い者を護るのが使命である」
CV:小原雅人
ロンドンで探偵業を営む壮年の男性。リリー・ワトソンと一緒に暮らしている。
ドイルの原作と同様、ベイカー街221Bにあるハドソン夫人が営む下宿に住む。
性格は過激な変人だったオリジナルと違って社交的で、例え敵であっても女性に手荒な真似はしないとされる紳士的な人物。街の人々に気さくに声をかけられ、彼らを食事会に招いたりしている。
一方、身内の事が絡むと冷静さを保ちつつも行動が過激化するなど、達観していた元ネタとは異なる脆さも有している。
現在では浮気調査やペット探しなどの私立探偵の仕事も請け負っているが、これはリリーに安定した生活を提供するため。これに関しては自身もあまり望んでいない様子。
10年前、ある事件で相棒のジョン・H・ワトソンを失っており、それに関わったルパン三世とは因縁が生じている。
ルパンを目撃すると顔色を変えるほどで彼との仲は険悪ではあるが、逮捕ではなくあくまで国外に出るように仕向けている節があり完全な敵対とも言いにくい。
血縁というよりは襲名制の称号じみた名前らしく、その名を頂く者は「世界でただ一人の諮問探偵」とされるとの事で、どういう形で継承されているかは不明。
容姿
黒いジャケットとズボンのスーツ姿で紫色のワイシャツを胸元を肌蹴させた、顎髭を蓄えた端正な顔立ちの茶髪男性。ネクタイは着用していない。
全体的にややくたびれたような雰囲気を持つが、一度事件調査に乗り出せばその瞳は鋭い輝きを取り戻す。
能力
「シャーロック・ホームズ」の継承者に相応しく、その名に恥じない推理力を持つ。劇中では僅かな手掛かりからアルベール・ダンドレジーの変装とその行動を見破っただけでなく、逃走経路や潜伏場所の環境を考慮した上でルパン一味のアジトを一晩で突き止めた。
またバリツの使い手であり杖術や射撃の腕も優れている。劇中では五ェ門の居合を躱し、予め所持していたステッキで封殺。次元の銃撃や不二子の追跡を涼しい顔で避けるなど軽く手玉に取っていた。
ルパン一味を圧倒するという点では時に彼らを一網打尽にする銭形警部とも共通するが、超人的な身体能力と押しの強さで上回る傾向がある銭形とはスタンスが異なる。
恐らくだが彼の強さは観察力……容姿や所持品を一目見てその人物の特技や能力、癖などを推理した上で弱点を引き出すように立ち回っているのではないかと思われる。
一方、事件解決や悪人を裁く為には手段を選ばないダーティーな面も持ち合わせ、ある事件では犯人の親子愛を利用する事でボロを出さずにいられない状況に陥れた。
ただし此れは彼自身も焦り荒んでいた結果でもあり、そうして積み重なった遺恨が7話での変心にも繋がった。
その他
ルパンや次元ほどではないが喫煙者である。喫煙スタイルはパイプ煙草。
使用する拳銃は中折れ式リボルバーであることから恐らく「エンフィールドNo.2 Mk.I」。制作側が、ルパンのワルサーP38に合わせたものと思われる(どちらも第二次世界大戦の年代における制式採用)。
余談
結局ホームズ三世たちと彼が受け継いでいるホームズとの関係は不明。
なお、前述の通りホームズのような名前の人物は複数いるが、PART6第2話にて次元がホームズ3世の名前を出した際には、ルパンからは「まがい物」と酷評されている。
実際PART2の二人だと、15話の方は目立った活躍もなく、97話の方は各国と取引して互角に戦ったものの彼自身は強敵というほどではなかった。
ただ、彼の周りにはジョン・H・ワトソン、ハドソン夫人、レストレード警部など『シャーロック・ホームズ』の登場人物と同名の人物が多いので、ルパン三世世界の彼以前のホームズは原作の様な人間関係ではなかったのだろう。