「『無理』『疲れた』『面倒くさい』
この3つは、人間の持つ無限の可能性を自ら押し留める良くない言葉
あたしの前では二度と言わないこと。いいわね?」
プロフィール
概要
本作のメインヒロイン。東京武偵高校に留学扱いでやってきた少女。
父親がイギリス人とのハーフのクォーター。転校して来るまではイギリスに住んでいて、英語、日本語を含めた多数の言語を話せる。
拳銃2丁と太刀二振りを持ち歩いていることから『双剣双銃(カドラ)のアリア』の二つ名を得ている。
原作5巻では『緋弾のアリア』の二つ名を継承した。15巻の時点では、遠山キンジと合わせて香港刑務所から『臥龍鳳雛(眠れる龍と鳳凰の雛の意。アリアは鳳雛の部分にあたる)』、香港武偵局の方からは『Enable(エネイブル)&Quadler(カドラ)』と呼ばれている事が判明した。
探偵シャーロック・ホームズの曾孫にあたり、武偵の原点かつ象徴である彼が有していた武の才能(格闘、拳銃、剣術)を受け継いでいるが、肝心の推理能力だけは受け継いでいない。
その事から母親以外のホームズ家の面々とは折り合いが悪く、「欠陥品」の烙印を押されていた。
しかしSランクであることからも分かる通り実力は折り紙つきで、たった一回の強襲で犯人連続逮捕成功回数99回、更にその全てが武偵法の範囲内であり、犯人を取り逃がした事も一度もない。
祖母がデイム(イギリスの王家に授与される称号)の位を持つ一族で、本編でも随所でそのセレブぶりを見せている。
ホームズ家の人間には代々主にその優れた力を引き出す役割を担うパートナーが必要であるが、Sランク武偵である彼女にふさわしい相手はなかなかおらず、前述の我が侭な性格も相まって「独唱曲(アリア)」の名前通りどこに行っても独りぼっちだった。そんな時に『武偵殺し』を追っていた際に出会ったキンジの正体が元Sランク武偵であることを知るとしつこく付きまとい、紆余曲折の末彼をパートナーにした。
キンジと共に死線を潜り抜け、時には仲違いしそうな所までぶつかり合いながらも彼との絆を深め、深い信頼と強い好意を寄せるまでに至る。
間宮あかりには自身と似た体型であることもあってか心酔とも言える憧れを抱かれており、あかりに戦姉妹(アミカ)試験を課してクリアされたことで戦姉妹となっている。
常用する拳銃は「コルト・ガバメント・クローン」でステンレスモデルとスチールモデルを1丁ずつ所有。
容姿
ピンクブロンドのツインテールに小柄な体型、赤紫(カメリア)色の瞳と非常に特徴的。また、声色はキンジの印象ではアニメ声と称されている。
その発育し切っていない小学生のような体型は彼女の過去と関係がある。
なお、ツインテールをまとめた上部分にあるオレンジ色の角は髪飾りらしい。
性格
性格は直情的かつ我が侭、更に分かりやすいツンデレ。好物は桃まん。苦手なものは雷。カナヅチでもあるため水泳も苦手。
自らの高校生らしからぬ低身長と幼児体系には強いコンプレックスを抱いており、それについて言及されようものなら誰であろうと風穴を空けようとする。
数百年の冤罪の懲役刑で投獄中の母・かなえがおり、母に冤罪を着せた「イ・ウー」のメンバーを探し出して法廷に立たせ、母親の無実を証明することを何よりの悲願とする。それゆえ、それが絡むことになると後先考えずに行動を起こしてしまうことも度々ある。
しかし、理子やジャンヌといった、組織との関わりが無くなった人間に対しては深く追及することはないようだ。
緋緋色金
曽祖父・シャーロックに、人の心と繋がる金属『緋緋色金(ヒヒイロカネ)』、通称『緋弾』の継承者に選ばれ、本編開始時から5年前に体内に撃ち込まれている。その影響で緋弾を撃ち込まれた12歳の頃から体があまり成長しなくなり、金髪、碧眼だった髪と目も現在のピンクブロンドとカメリア色に変化してしまっている。
この金属には超常の力を与える物質であり、全てを消し飛ばす緋色のレーザーを放ったり、時間さえも超越することができる。
彼女の緋弾には暴走状態への変貌を防ぐための殻『殻金七星(カラガネシチセイ)』が覆われており、十分な力を発揮できないながらも比較的安全な状態であった。しかし原作8巻にてヒルダに破られ、日本と敵対する勢力「眷属(グレナダ)」の面々に7枚に分かれた殻の内4枚を奪われてしまう。これによりアリアは恋心と闘争心を荒ぶらせる祟り神・『緋緋神(ヒヒガミ)』に変質するリスクを背負うこととなる。
関連イラスト
関連タグ
遠山キンジ(キンアリ) 星伽白雪 峰・理子・リュパン4世 レキ 間宮あかり
ジム・カーター・・・中の人つながり。こちらもルパンの名を持つチームと対立するチームに所属している。
別名・表記ゆれ
神埼・H・アリア(誤記)