一応仲間になるくらいの認識でいいキャラ
いちおうなかまになるくらいのにんしきでいいきゃら
概要
当時のスーパーロボット大戦シリーズはオールドタイプには人権がなかったと呼ばれるほどキャラ格差が激しかった作品である。スーパー系(※1)はもとより、リアル系の中でニュータイプ、強化人間、聖戦士以外のキャラはシステム上、全く使い物にならず2軍行きとなるほどであった。「ニュータイプにあらずんば人にあらず」とファンの間で呼ばれる始末である。
それは『スーパーロボット大戦F完結編』で本格的に参戦を果たした(※2)『新機動戦記ガンダムW』のキャラにも該当した。知っての通りWにはニュータイプの概念が無い(ボンボン漫画版除く)ため、彼らも基本的にオールドタイプに属するため全く使い物にならずに、2軍行きという非情なまでの仕打ちを課せられることになる。ヒイロは唯一精神コマンド「集中」を持ち合わせており、ウイングガンダムゼロカスタムを入手さえできれば自軍でトップクラスの性能になるが。
スパロボの攻略本は辛口で辛辣な解説が有名である。当時はエヴァンゲリオンと肩を並べるほど人気のあったガンダムWのキャラ解説でも全く忖度することなく、容赦なく切り捨てられていく(しかし残念なことに全て事実であり、その辛口な解説には人気がある)。
代表的な例としてごひと終始ネタキャラになってしまった張五飛の解説が有名である。
「一応仲間になるくらいの認識でいいキャラ」
「やる気がないんじゃないかと疑いたくなるほど回避力が低い」
「仲間になるといまいちだった」
ちなみに機体のアルトロンガンダムはトップクラスの性能を誇るために「機体のポテンシャルだけを見るとかなり良い感じであるが、肝心のパイロットがどうしようもないので、実践で使うのはちょっと辛いか」と解説される始末である・・・
脚注
※1 F完結編では敵の攻撃力がインフレしすぎたのもあり、防御力なんて無いも同然であった。しかも同作は殆ど宇宙が舞台になるので、最初から宇宙開発用に作られたゲッターロボ、宇宙人が作ったグレンダイザーとイデオン、対宇宙怪獣用のガンバスター以外は宇宙Bという十字架を背負うこととなり、地上で猛威を振るっていた聖戦士も揃ってリストラなんてのもザラであった。
※2 初参戦は1996年の『新スーパーロボット大戦』だが、Wの放送中に制作されたので序盤鹿再現されていない。