東武佐野線
とうぶさのせん
関東の大手私鉄「東武鉄道」の路線の一つ。
路線データ
路線延長 | 22.1km |
---|---|
軌間 | 1067mm |
駅数 | 10駅 |
複線区間 | なし(全線単線) |
電化区間 | 全線(直流1500v) |
閉塞方式 | 自動閉塞方式 |
保安装置 | 東武型ATS |
交換可能駅 | 葛生駅を除いた各駅(但し、起点の館林駅は専用ホームが1つしかない)。 |
概要
群馬県館林市にある館林駅から惣宗寺(佐野厄除け大師)の最寄り駅となる佐野市駅、佐野駅を経由して栃木県佐野市の葛生駅を結ぶ路線。路線記号は伊勢崎線と同じくTI。
群馬県内は館林市、栃木県内は佐野市だけを通過する路線。
浅草駅発着の特急『りょうもう』を除き、ワンマン化された8000系・10000系のみが使用される。
「りょうもう」は朝方の葛生発浅草行き、夜の浅草発葛生行き1往復のみの運行。
普通電車は日中は1時間1本、朝夕は2-3本運行される。
地味に大手私鉄としては東日本最古、全国でも南海本線に次いで2番目に古い路線で、1889年に安蘇馬車鉄道として開業、1894年3月に普通鉄道に転換、佐野鉄道に改称した。後に同社を合併する東武鉄道の創業は1897年のことである。
かつて大正初期には葛生から更に北上し、鹿沼を経由して日光まで延伸する計画も存在したが、鹿沼までの山越えルートの工事が手間という理由で鹿沼まで関東平野を別ルートで接続する新線(すなわち現在の東武日光線のルート)を建設する方針へと変更されている。
以前は貨物列車が運行されていた名残からか、途中の駅はすべて交換可能である。
駅一覧
●:停車 |:通過