概要
本名はフェリシア・ハーディ(Felicia Hardy)。
父親は高名な怪盗であるウォルター・ハーディであり、彼の技術を学んで自身も怪盗となった。
元々は普通の一般人であったが、初デートでボーイフレンドに乱暴され、その時の経験がのちに怪盗となる遠因となってしまう。
当初はボーイフレンドに復讐するために格闘技や体術などを学んだが、いざ力を身につけて実行段階に入った矢先にそのボーイフレンドが事故死してしまい、結果的に復讐の対象を失ってしまう。
その後、目標を失った気持ちのはけ口を求めた末に獄中にある父が優秀な怪盗であった事を知って父の後を継ぐことを決意し、ブラックキャットとなって現在に至る。
当初はヴィランとしての登場だったが、スパイダーマンことピーター・パーカーとの交戦の末に改心し、以降はクライムファイター(対犯罪者専門のヒーロー)として活動している。
ちなみに、本来はスパイダーウーマンの敵としてデザインされたキャラクターだった。
スパイダーマンとの関係
原作コミックでは一度恋仲となっていた。
ピーターにとってはスパイダーマンであることを隠さなくていい唯一の恋人であったが、当のブラックキャットはスパイダーマンの正体が普通の人間であったことに耐えられず、最終的に破局してしまった。
しかし、完全に縁を切ったわけではなく、クライムファイターに転身した後は時々スパイダーマンと共闘する時もある。
映画版
アメイジング・スパイダーマン2
フェリシア・ハーディとして登場しているが、人物像が原作とは大きく異なっており、最後まで一般人である。
初登場時はオズコープ社の社員であり、序盤でオズコープ社の二代目社長となったハリー・オズボーンの権限によって秘書兼CEO補佐に昇進するのだが、元は平凡な社員だったフェリシアは当然ながら困惑し、重役達に至ってはハリーに対して不満を募らせる事となる。
その後、社内で孤立して病に冒されるハリーをかいがいしく支えるのだが、いつの間にかフェードアウトした。
削除シーンではグリーンゴブリンとなったハリーと再会している。
元々次回作でブラックキャットになる予定であったが、マーク・ウェブ版の打ち切りに伴って白紙となってしまった。
ブラックキャット(仮題)
彼女を主人公とした、ソニー・ピクチャーズのスパイダーマン・ユニバースで制作予定のスピンオフ映画。
当初は『シルバー&ブラック(原題)』というシルバー・セーブルと共に主役を張るバディ・ムービーが計画されていたが、製作を中止し、テレビシリーズとして製作されることとなった。
関連イラスト
関連タグ
スパイダーグウェン…別世界におけるピーターの恋仲。こちらはピーターの代わりに蜘蛛に噛まれたヒーローとなっており、最終的にブラックキャットとは異なる形でピーターと別れてしまった。
キャットウーマン…アメコミで登場した猫の女怪盗繋がり。
怪猫獣…東映版スパイダーマンで登場した黒猫のヴィラン。
フェリシア(ヴァンパイア)…同名の猫モチーフキャラ。