「概要しか頭にない奴め...」
「...喰イ殺セ...」
「まさかお前、賞品の九州が欲しい訳でもあるまい」
「ギギギ...殺セ...」
東都ドーム準決勝にて、吸血鬼達の大歓声と共に現れた異形の混血種。
巨大な体躯を誇る姑獲鳥様ですら小さく見えるほどの尋常ではない体格を誇るほか、体のそこら中から生えた首は別々の思考回路を併せ持っている。
作中での活躍
彼が登場したのは、『彼岸島 ４８日後...』。
吸血鬼達により主催された『東都ドーム武闘大会』にて、作中最強クラスの戦闘力を誇る姑獲鳥と対戦する事となる。
当時登場していたどのアマルガムより巨大な堅牢な体躯、そしてその手に持った鎌はドームの天井まで掠めるほど巨大だった。
そして、彼の数分の１程度の大きさしかない姑獲鳥も流石に苦戦を強いられるかと思われたが全くそんな事はなく、あっという間に姑獲鳥に５つある顔のうちの一つを貪り食われてしまう。
その後...一コマで３つも顔を食われ、頭部に残った顔もすれ違いざまに食われてしまったものの最後まで倒れなかった彼だったが、姑獲鳥の三叉鉾で胴体をヒュンッザスッされて投げ飛ばされ、遥か遠くの観客席の壁に叩きつけられ決着した。
彼の胴体はその後もピクピクと動き、「ここから復活なるか！？」と読者を期待させるも...そんな奇跡は起こらず、恐らく死亡したものと見られる。
「まさか貴様 余談を読みに来たわけではあるまい」
48日後...の310話「議場」にて、姑獲鳥様の支配する上野周辺地域の名称が「力の都市」であるとハンディ様の解説により判明した。
もしかしたら彼も力の都市の住人の一人だったのかも..?
また、彼は作中初めてのかませアマルガムであり、本土編の若干上がりつつあったインフレーションを如実に物語るキャラクターだったとも言えるだろう。
(また、何気に本土編で初のアマルガムvsアマルガムの戦闘でもある。多分吸血鬼同士で戦うのは力の都市の住人くらいですね..)
...そして『登場してない単行本の表紙』まで堂々と飾っており、書店で手に取りにくい彼岸島の単行本の中でも一際目を引く正統派ホラーといった良いデザインに仕上がっている。
「ギギギ...！ このクソ能力ィ！」
なお、彼の体に生えた顔たちは特に何の役に立たない。
そう、本当に何もできないのだ。
一番上の顔が本体らしいが、他の飾りの顔は時折呻いて「コロセ...」「イタイ...」「コワイ...」等のIQの低い言葉を垂れ流す以外何もしない。
「ま、まあ...視界は広がるのでは？」とも思えるが、しかし５つある顔のうち、５つ全てがよりにもよって胴体正面に生えているため背中等の死角をカバーできるわけでもない。
さらに、彼は戦闘中に超追い込まれているにもかかわらずアマルガム固有の能力らしい能力を見せる事なく敗北している。
このことから、彼には戦闘用ではない能力が備わっていたとも見てとれるだろう。
今のところ有力とされるのは下記の2つの能力である。
彼が退場する直前までピクピクと動いており、そして最後まで死亡時のシーンが描かれなかったことから考察された能力である。
(また、本編でも瞬殺様は過去に何度か姑獲鳥様と対戦したことがあるような口ぶりだったため。)
また彼が姑獲鳥の攻撃で戦闘不能にはなるものの、それで死に至らないのであれば彼は過去に幾度となく姑獲鳥と対戦していると考えられる。
- 『ストック能力説』
彼の能力を「一番上の首が落とされても他の首を移動させて修復させる能力」である、とする説である。
(彼岸島の炭鉱に住む百目邪鬼のように、類似した能力を持った邪鬼が作中で登場している。)
この仮説が事実であった可能性は高いといえるものの、...ただ、本編では胸のストック達から順番に喰われてしまった。南無三。
(原作ヲヨメ..ヨメ...)
もはや空気を通り越して霞。
多分作中で二度と戻ることは無いであろう田舎の島であり、彼岸島の舞台が完全に東京へと移った
現在、多分一番吸血鬼との戦いから無縁な島と化した。
姑獲鳥が5当分のアマルガムと対戦してる一方、カメレオン姿の邪鬼と対戦しこれを一撃で撃破した人間の救世主。
なぜ吸血鬼の大会に人間が紛れ込んでもバレないのかは謎...例え変装してても怪しいと思う。
立体機動を当然のように習得しており、 またベルセルクのガッツでもそう簡単には両断できないような分厚い数十mの金属の板を義手の仕込み刀でいとも容易く斬ることができる。
完全な不老不死を手に入れた最強の吸血鬼。
国連軍の全力の爆撃作戦を受けてなお死ぬことなくピンピンしている。
爆撃の余波で本拠地である池袋がクレーターになったため、今は息子達の住処を転々としている。
東京を支配する最強の吸血鬼の５体のうちの一体であり、雅の息子を名乗る強力なアマルガムである。
その戦闘力は他の追随を許さない上、また斧神等の武人と違って武士道など意にも介さずどんな手を使ってでも戦闘に勝とうとする戦闘狂である。
騙し討ち、奇襲、飛び道具の使用等を当然のように行うほか、高圧電流を浴びても無傷とかいう桁外れの耐久力を誇る。
彼と同じ大会に出場し、同じく出オチオブ出オチをかました邪鬼の一人。
表記ずれなど
「まさか貴様 オレ達の素敵なファンアートを見に来たわけではあるまい」
