カメレオン(彼岸島)
しゅんさつされたかめれおん
カメレオン邪鬼とは、『彼岸島48日後...』の作中において吸血鬼達により主催された『東都ドーム武闘大会』にて、宮本明と対戦した超凶暴なカメレオン型の吸血鬼のこと。
主人である邪鬼使いの居ない、純粋な野生の邪鬼であるがその凶暴さ、戦闘力の高さから武闘大会の門番&予選を突破するための討伐対象として吸血鬼達の手で吸血鬼の支配する東京の上野へと連れてこられた。
吸血鬼達が開催した東都ドームでの武闘大会。
その大会の予選に和服のコスプレ...もとい吸血鬼の変装を行い潜入した宮本明だったが、その予選に現れたのは未だかつて見たことのない禍々しいフォルムの邪鬼だった。
その強さは大会に参加していた吸血鬼曰くなにかの手違いなほど強い。
そして明が殺意を隠す様子もなく躊躇いなく刀を抜き、そしてカメレオン邪鬼は自らに挑もうとする存在の殺気を感じて彼の方へと向き直り、そしてここに予選が開幕した。
しかし、戦闘開始直後にカメレオン邪鬼が明を食い殺そうと口を突き出すや否や明はそれを日本刀の一閃で顎ごとすっぱり両断。
姑獲鳥を倒すことしか眼中にない宮本明の前に、彼は最大の武器である牙の生えそろった口周辺をあっけなく切り落とされてしまったのだった。
それでもカメレオンは力を振り絞って立ち上がり、残る手足で凄まじい猛攻を加えるも時すでに遅し、カメレオンは全攻撃を明さんに見切られた上で手足をずばずばと切り落とされてしまった。
そして明の予選進出を告げるゴングととも、この邪鬼の命も潰えることとなったのだった...
カメレオン邪鬼、東都ドーム予選会場の床に散る_____
...上記の説明の通り、このカメレオン邪鬼はいわゆる序盤の太郎や47日間以降、彼岸島の各地にリスポーンすることとなった量産型吸血鬼達と同じ類のかませ邪鬼である。
しかし、登場からわずか数ページでの死亡は強者ひしめく彼岸島世界でも類を見ない瞬殺ぶりだった。
(通常、彼岸島内において新デザインの邪鬼が登場すれば数話は引っ張るのが定石である。)
そのため、このカメレオン邪鬼の登場〜瞬殺の流れは彼岸島内部においても少なからずゆるやかにインフレが進行している...という事を証明する事件となった。
また、カメレオン邪鬼はそのデザイン...すなわち率直に言ってケツからカメレオンが生えたという前代未聞の超イカれたデザインにより彼岸島読者の注目を集めた邪鬼であった。
頭があるはずの人間の胴体からは触手さえもが生えている...という、原作者である先生ェのSAN値をすこぶる疑うデザインのため、雑魚中の雑魚としてはなんかやけに記憶から離れない邪鬼である。
なお、その見た目のインパクトもさることながら単行本の表紙まで飾っており、姑獲鳥と並ぶ良デザイン邪鬼として講談社のお気に入りなのではないか、などと囁かれている。
余談だが、姑獲鳥回の周辺に登場する邪鬼は総じて先生デザイン
いや、やっぱり多分気のせいかもしれない(糞食い爺の方向を見ながら)
もはや空気を通り越して霞。
おそらくは作中でもう二度と戻ることは無いであろう田舎の島であり、彼岸島の舞台が完全に東京へと移った現在、多分一番吸血鬼との戦いから無縁な島と化した。
また加藤と紅葉の2名は完全に地獄と化した本土を尻目にこの島で仲良くイチャイチャし続けている。ちくしょう。
このカメレオンと対戦し、そして彼を一撃で撃破した人間の救世主。
立体機動を当然のように習得しているほか、また某中世ダークファンタジー漫画の主人公でも両断できないような分厚い数十mの金属の板を義手の仕込み刀一本でいとも容易く斬ることができる。 凄ェ!!
完全な不老不死を手に入れた最強の吸血鬼。
国連軍の全力の爆撃作戦を受けた直後でも死ぬことなくピンピンしてられるほどの鬼耐久を誇るほか、周囲の敵の精神を問答無用で乗っ取り操る「脳波干渉」などの現代科学で説明できない能力を用いて戦う。
また同類の吸血鬼を食えば食うほど力が増す彼の身体の性質上、現在は間違いなく作中最強の存在と化していることが予想されている。
〜以下、完全に赤の他人〜
カメレオンとは直接面識はないが、明を殺すべく同じく武闘会に参戦。
雅様の息子を名乗る強力なアマルガムでありその強さは他の追随を許さない...のだが読者からは愛を込めてキョロちゃんと呼ばれている。
その一見邪魔そうなクチバシの中には獲物を残忍に捕食するための凶悪な歯が並んでおり、食おうと思えば自販機でもコンクリートでもなんでも食べることができる悪食家。
カメレオンと同じ大会に出場したものの、その能力のために出オチオブ出オチをかました姑獲鳥と同じアマルガムの一人。
、そして彼はなんと同じく大会で戦う相手となった姑獲鳥と顔見知りだったようだが特に掘り下げられることはなかった。
(ちなみに二人とも大会の準決勝でぶち当たるまでお互いが参加している事を知らなかった様子だった。むしろ逆に仲良いだろ...)
かませ犬系キャラの一人...だが、こちらもなんだかんだ記憶に残りがちである。(主に見た目が。)
なお、よく見ると足が鳥だったりする。かわいい。