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ドゥルガーの編集履歴

2012-02-08 20:06:54 バージョン

ドゥルガー

どぅるがー

インド神話に登場する女神。

アスラ族を滅ぼすべく神々(デーヴァ)が生み出した戦闘女神

彼女の名前は元々とあるアスラ王のものであった。

彼女はアスラの軍勢を撃退し、ドゥルガー王を殺害した彼女はその名を我が物とした。


彼女の起源についてのエピソードもまた、アスラと神々との戦いに関係するものである。

マヒシャ率いるアスラ軍に圧倒された神々は、自分達の中から出した光を

一つに集め、女神を誕生させた。さらに自分達の持物を彼女に持たせ、

完全武装の戦いの女神とした。彼女はシヴァから授かった三叉戟で

マヒシャを殺し「マヒシャースラマーディニ(マヒシャの殺害者)」の異名を得た。

しかしマヒシャを倒しても戦闘はさらに続いた。続くアスラとの戦いで

ドゥルガーは額からカーリー女神を出現させ、カーリーも

またこの戦闘で大活躍する。


ヒンドゥー教においてはカーリーと共にシヴァの妻パールヴァティ

同体とされ、同じ一人の女神(デーヴィー)の顕現とされる。

乗り物は聖獣ドゥンライオンの姿で描かれる。

ドゥルガー


ネパールでは「クマリ」と呼ばれる生き神にドゥルガーが宿ると信じられている。

仏教におけるドゥルガー

彼女の異名の一つに「チュンディー」があるがこれが仏教に取り入れられ、

漢訳の際には「准胝観音」と表記された。観世音菩薩がもつ相

の一つであり、主要な変化身「六観音」の一尊である。

一方、女神としてのドゥルガー(突伽天女)の陰は薄い。


『大慈恩寺三蔵法師伝(慈恩伝)』によると、

三蔵法師が仏典を求めて天竺インド)を訪れた際、突伽(ドゥルガー)を

崇拝する賊たちに襲われ、生贄用に殺されそうになったという。

カーリーに仕えたサッグ団を思わせるエピソードである。

関連タグ

デーヴィー マートリカー

パールヴァティ カーリー女神

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