ピクシブ百科事典は2024年5月28日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴
編集者:JURO
編集内容:概要に加筆

この先、『暁月のフィナーレ』のネタバレがあるため注意!!

「この星の未来に生きるあなた……

 いまだ人の行く末を問い、手放せずにいる私に、どうか答えて。」

「あなたの旅は、良いものでしたか?」

概要

かつて十四人委員会アゼムだった女性。

旅先で会った弟子に座を譲った後は、各地を旅している。

座を退任した者の殆どが星海に還っている(=役目を果たし、満ち足りたとして安らかな死を選ぶ)のに対し、彼女は活動を続けている例外。

その証としてエリディブスと同じく「調停者として何者にも染まらない」白いローブと仮面を着用している。

世界を実際に見聞きしているため知識や経験は誰よりも豊富であり、創造魔法を使った仕事のみならず生ざまな分野において素晴らしい功績を上げている。

アゼムの座にある者として世界中を回り、解決すべき問題があればこれを集め、対処してきた。旅を続け、人と出会い、冒険を愛するその性質は自らの後継者にも顕れている。

活躍

初登場はパッチ5.55のラスト。

銀泪湖の湖畔で地脈のエーテルが弱まっている事を知った光の戦士が立ち去ろうとした時、他者には見えない幻として登場した。

事前情報では「光に佇む淑女(Lady of the Light)」と仮称。

キービジュアルにも描かれており、手にした仮面や出で立ちから、ある程度予測を立てるヒカセンは多かった。

「暁月のフィナーレ」冒頭、オールド・シャーレアンへと向かう船の甲板で再登場。

光の戦士は彼女を「ハイデリン」と認識するが、明確にその意図は示されないまま、再び彼女は姿を消してしまった。

クルルの助力によってたびたび交信するも、本格的に出会うのはメインクエスト中盤以降となる。

ある方法を使って古代世界に転移した光の戦士と、成り行きで同道したエメトセルクヒュトロダエウスの危機(二足歩行するサメの襲撃)を救う。

光の戦士を一目見て、過去にかけた覚えがない自分の魔法(エーテル変質を防ぐ加護)がかかっている事から「未来からやってきた」と判断。これから訪れる終末の厄災という「到底信じられない話」にも真摯に耳を傾けた。

そして、ある考えから光の戦士に手合わせを挑み、いざ相対すると多彩な攻撃(1番目と2番目にLvの高い戦闘ジョブの技)を仕掛けてくる。猛攻に耐え抜くと光の戦士を称賛し、自分の後継者と同じ魂を持つ者だと再確認した。

その後、様々な悶着の末にヒュペルボレア造物院にてエメトセルクとヒュトロダエウス、ヘルメスの記憶改変が行われ、光の戦士がもたらした情報を知るのはヴェーネスただ一人となる。

「終末の厄災」の解決方法は未来にしか存在しない事を悟り、為すべきことはヘルメスを糾弾することでも、エメトセルクたちに追い縋ることでもなく、記憶改変により失われた日々が「なかった」わけではないというのを自分と光の戦士で証明をする事だと語る。

エルピスで知ったことを頼りに、未来で終末に抗い、これを止める。

その希望を光の戦士に託し、自らはこれから必ず訪れる終末を前に、絶望に抗い、踏み越える術を見出す事を決意した。

光の戦士との未来での再会を約束し、終末の災厄後にゾディアークが召喚されてからは十四人委員会に反発し、ヴェーネス派を結成。

終末に絶望した古代人達を説得するが、彼女の言葉は届かず、彼らはゾディアークに身を捧げようとしていた。

「私は、あなたたちを分かつ。

 よすがの神ごと、二度と戻れぬ形に変えよう。」

「楽園へ至る翼、仮初の全能は失われた。」

「人はここから歩き出すのだ。」

ヴェーネスはゾディアークの「枷」となる蛮神ハイデリンを創造し、自らがその核となった。

世界は十四に引き裂かれ、以後一万年を超える時を「神」として生きる。

しかし真なる世界を取り戻そうとするエメトセルク達…アシエンによって起こされた七度の霊災により傷つき続け、その声は光の戦士にすら届かなくなりつつあった。

星海観測施設「アイティオン星晶鏡」を超えたその先にて、彼女は光の戦士の来訪を待ち続ける。

ゾディアークを召喚した古代人でさえ根本的な問題解決に至らなかった「真なる絶望」に挑まんとする「子」に与える、最後の試練を課す為に。

聞いて……

星の彼方より届く唄を……

感じて……

生命の果てにある絶望を……

考えて……

闇の中を進むすべを……

試練の末、遂に光の戦士と暁の一行はハイデリンなりしヴェーネスを打ち破る。

人が遂に自分を超える事が出来た事を歓び、静かに消滅してゆく中で、ヴェーネスは自らの持つ最後の加護を光の戦士の、アゼムのクリスタルに与えた。

「存在を固定する」事に特化したハイデリンの力により、肉体なき者でさえ召喚し得る術が組み込まれたクリスタルは、終盤で大きな役割を果たす事となる。

「最果ての地」の座標を託し、そこへ至るまでのリソースとして、年月をかけて蓄積された巨大なエネルギー──マザークリスタルを使うよう告げると、ヴェーネスはようやく安堵を覚え、静かに散ってゆく。

お願い、どうか……約束を……

あらゆる時代を超え、積み重ねてきた、人の答えを……

私たちは終わるものかと……

終焉を謳うものに、叩きつけて……!

最早魂すらも残らないであろうその最期に向かい、光の戦士はこう告げる。

「人はもう大丈夫だ、ヴェーネス」

ええ……ええ……!

よく知っているわ、たくさん見せてもらったもの……!

編集者:JURO
編集内容:概要に加筆