CV/浪川大輔
人物像
仮面姿の謎のデュエリスト。
神出鬼没でどこからともなく現れ、周囲を騒がせる変人奇人でもある。
地下遺跡において、ホログラムで姿を現し、王道遊我との初のラッシュデュエルを展開。
青眼の白龍を用いて、遊我を追い詰めるもセブンスロード・マジシャンの前に逆転負けを喫し、爆発と共に姿を消す。
このラッシュデュエルに勝利したことでラッシュデュエルのインストールも終え、ラッシュデュエルは制式化された。
過去
遊我が幼い頃に観戦したゴーハのデュエル大会に乱入。
セブンスロード・マジシャンで勝ち続けたがオーティスとセブンスロード・マジシャンに不正疑惑が発生したために決勝戦で追い出される。去り際、セブンスロード・マジシャンを遊我に託した。
実はゴーハの人間にして、セブンスロードシリーズの生みの親。
大会での不正疑惑もカードではなく、その大会が「ゴーハの関係者は出場できない」というルールだったため(※)。
退場する際に現れたゴーハ職員の「お前またなにやってんだ」と言いたげな顔から察するに、
彼の奇行は今も昔もゴーハ社の手を焼いていたのだろう。
※現在はゴーハの構成員ではないものと思われる。
試練
西園寺ネイルのマキシマム召喚に敗れ、意気消沈している遊我のために打開策を探し始めた上城龍久、霧島ロミン、蒼月学人の3人相手に分身して、赤いオーラのオーティスは学人、青いオーラのオーティスはルーク、黄色いオーラのオーティスはロミンと対戦。
オーティスが遊我側のデュエリストとして、ゴーハにカウントされている為、どちらが負けても3回分のペナルティを避けられない過酷なものだったが覚悟を決めたルークたちは全員が勝利。
彼らを認め、「マキシマムに勝つヒントはお前たちの中にある」と言い残し、消えていった。
接触
『チームバトルロイヤル編』にて久々の登場。なんと今回はホログラムではなくご本人自体が接触してきた。
ゴーハ社主催ラッシュデュエル大会に隠された陰謀があるという話を持ち出し、それがどういうものかを賭けて遊我と2回目のラッシュデュエルを行った。
しかし本当は遊我がラッシュデュエルを今後どう発展させるかを見極めさせようと行ったデュエルであり、負けはしたが満足そうな顔をしていた。
が、上述の参加禁止規定を破った際に、出禁リストにノミネートされてたらしく、会場に入ることさえ禁止されており、運営に拘束され
「進むべき道は、常に心の中にある!己のロードをひた走れぇ!」
ゴーハのデュエル大会に乱入した時と同じように連行されながら激励の言葉を送り、高らかに笑いながら去って行った・・・。
その後ゴーハ社によって確保され、牢のような部屋に入れられていたが、ロアが彼と接触する為にデュエルを行っていた最中、隙を見て逃げ出した模様。
リアルタイム・ラッシュデュエル・アンインストール
大会の裏でマキシマム山にあるメインサーバーを占拠し、デュエルの世界を支配しようとしていたゴーハ66。
しかし彼もまた「ゴーハを乗っ取るサイキョーの作戦」という計画書に乗せられていただけであり、ゴーハ側に送られていた大会企画書と類似していたことから黒幕は別にいると発覚。
遊我は地下坑道を囮に使った作戦なら、本来の狙いは宇宙にあると判断。ネイルと宇宙作戦デュエル隊の協力を得て月面にあるデュエルのメインサーバー、そしてその中心にあるラッシュデュエルロボの形をしたラッシュデュエルのメインプログラムを発見する。
そのプログラムが削られるようにハッキングされており、サーバー内に現れた彼は「リアルタイム・ラッシュデュエル・アンインストール」と怪しげな笑みを浮かべながら呟いた。
ネイル曰くハッキングは大会開始直後に行われていたことから、チームバトルロイヤル内でのデュエル全てがこのハッキングを通すためのものだったことになる。
ラッシュデュエル大会中に行われていた全デュエルのデータを通して少しずつアンイストール用のウィルスを送り込み、この大会が終了するとアンインストールが完遂し、例え大会を中止したとしても、ラッシュデュエルを誰かが行ってしまえばアンインストールが完遂するため、どうあがいてもラッシュデュエルが出来なくなるという恐ろしい計画であった。
そしてラッシュデュエル大会はルークの優勝で決着がつき、アンインストールも完遂してしまった・・・。
のだが、その裏で遊我やネイルによって「リアルタイム・ラッシュデュエル・インストール」を同時進行しており、消されたとほぼ同時にラッシュデュエルはリインストールを果たした。
オーティスがこの計画を行った経緯などはこの時点では不明。
第53話にて理由を問いただしたが、(プログラムが)強固になってよかったではないか。とはぐらかされた。
『かけがえのない日々』
第81話にてゴーハ・ユウガは、いままでのオーティスの行動の全ては大人たちの私利私欲に使われていたデュエルを、本来の子どもたちが楽しむための「遊び」に戻すことが目的だったと推測している。
本人はいつもどおり面白い推論とはぐらかしていたが概ね当たっている模様。
ユウガに死者蘇生を使われ、オーティスの墓地からブラック・マジシャンを蘇させられ、自身のブラック・マジシャンでトドメを刺され、ユウガの死者蘇生の力でこれまでの記憶を消されてしまった。
第84話で実は、遊我の作ったオリジナルデュエル開発ロードをゴーハ市の子どもたちに広く流布し、そのうえで月面にあるデュエルシステムサーバーが圧迫されないよう裏でコントロールしていたことが西園寺ネイルによって判明した。
しかし、彼が記憶を失ってしまったことにより増え続けるオリジナルデュエルを管理する者がいなくなり、ラッシュデュエルどころかゴーハデュエルにさえ支障をきたすようになってしまった。
SEVENS
遊我達が各々の道を見つけていく中、思い通りにならず疲弊していたユウガは何者かに拘束されてしまう。
部下も取り押さえられてしまい、困惑する彼の前に現れたのは記憶を無くしたはずのオーティスだった。
記憶が無くなったというのは演技であり、死者蘇生を最初に作りだした張本人であることを遊我達に暴露している。
ゴーハ兄弟が集めた『SEVENS』の書によると、全ての事柄を仕組んだ老師によって、混沌した世界をリセットするため魔術師は月を破壊したという現状に近い物語が記されており、彼はデュエルの世界で再現しようとしているのだと思われる。
真の狙いは未だはぐらかされたままだが、ドローンを止めて、オーティスに辿り着かなければデュエルは月にあるデータ諸共消滅することになる。
宇宙へ
ついにオーティスと遊我のゴーハデュエル、ラッシュデュエル…『全てのデュエル』消滅がかかっているデュエルが始まった。
オーティスのデッキはこれまでのレジェンドカードを使っているデッキではなく、遊我にも渡した『セブンスロード』デッキだった。
無論、彼がセブンスロードを作り出した最初のデュエリストなのでなぜ使っているかは言うまでもない。
みんなの想いを詰め込んだ遊我のデッキとセブンスロードを使うオーティスのデッキの激突。
使用デッキ
OCG出身のカードを中心にしたデッキを使用する。主軸となっているのが「レジェンドカード」であるのが特徴的。
遊我との初戦では青眼の白龍を切り札にしたビートダウンのデッキ、ルーク&ロミン&学人戦では真紅眼の黒竜軸のバーンデッキ、遊我2戦目ではデーモンの召喚を主軸にしたデッキ、ユウガ戦ではブラック・マジシャンを軸にしたデッキを使用。
遊我3戦目では、今までのレジェンドカード主軸のデッキではなく、自らが創り出したセブンスロード・マジシャンを主軸にしたデッキを使用し、遊我たちを迎え撃っている。
余談
名前の綴りは同じブルーアイズ使いである海馬瀬人の(SETO)を逆にした「OTES」(24話で判明)。
アニメのキーワードであるロードも海馬のセリフが元と思われる。
関連タグ
ヌードル宇宙子、フィンガー地下子、スイーツ過去子、フラッシュ海深子、ハイヤー幽霊子、コンボイ佐川:オーティスが送り込んできた謎多き少女たち。