「勝った!次週からこのマンガのタイトルは「ストレンジじじいの奇妙な冒険」じゃ‼」
CV:永井一郎
概要
『ジョジョの奇妙な冒険』第3部「–スターダストクルセイダース-」のカセットブック第1巻に登場するオリジナルスタンド使い。
インドのカルカッタ在住の89歳の老人で、本名不詳だが本人は“ストレンジじじい”を自称している。
先天性のスタンド使いだが、第3部に登場するスタンド使いとしては珍しくDIOとは全く無関係である。しかし(メタ的に)どこから情報を聞きつけたのかDIOの事を知っているような口ぶりだったり、初対面である筈のジョースター一行の名前を把握していたりといった描写的があり、やや矛盾している場面もある。
自身の能力を悪用してスタンド使いを操り破壊活動を行わせたり、互いに殺し合わせる様子を見物するのが楽しみという悪趣味な性癖の持ち主で、インドにやって来た直後のジョースター一行の前に突然現れ、花京院を手始めにアヴドルやポルナレフをスタンドの術中に落とし込み、残された承太郎とジョセフすらも手玉に取り勝利を確信するが、正気を失う前にジョセフが仕込んでいた策に嵌って敗北。
スタンド能力の根源であったオルガンを破壊された事により、老後の楽しみがなくなって生きる生きがいを失った事で認知症を発症し再起不能となった。
音楽は人の感情を揺さぶる 音楽は人の心を支配する
ストレンジ・リレイション(幻惑の旋律)
本体が持つ手回しオルガンから奏でられる“音”のスタンド。音そのものなので、固有のビジョンは存在しない。
音を聞いた人物を本体の意のままに操る事が出来る能力で、この音はスタンド音楽の様なものである為、スタンド使いにしか聴こえないという特徴を持つ。
その原理は音楽を聴く事で心が震え、反応する間に強制的に精神に命令を実行しなければならないという強迫概念を受け付けるというもので、見方を変えれば“生きた音楽そのものとされるとある邪神”の様なスタンドともいえる。
この能力に嵌らないようにするには音を聞かなければよいのだが、そもそも音を意識的に聞かないようにするという事自体は視覚と違ってほぼ不可能であり、避ける事ができない。
ジョセフ曰く「音のスタンドとは如何にも“CD文庫向けの良いアイデア”」との事。
一度の複数のスタンド使いを操ることも可能で、操られた人物は「た~り~ら~らり~」と奇妙な歌声を発するようになる。また多少距離が離れた程度では音を奏で続けている限り能力は解除されない。
一度術中に陥ればどのような相手でも従わせる事ができるが、一度に1つの命令しか下す事ができず、別の命令を下す為には再び音色を聞かせる必要があり、効果は音楽が鳴っている間だけという弱点がある。
また奥の手として超低周波の音波振動による衝撃波を放って攻撃を行う事も可能。
尚、能力を解除する方法は音の発生源であるオルガンそのものを破壊し、音を聴かせなくする事のみが確認されている。