概要
TRPG『クトゥルフ神話TRPG』が初出だが、既に短編『エーリッヒ・ツァンの音楽』に置いてその存在が言及されていたらしい。
トルネンブラは姿形を持たない音だけの存在……即ち生きた音そのものである。
1度耳にすると決して忘れ去れらない恐怖に満ちた音楽だとされ、アザトースの宮廷に永遠に棲む外なる神であり、トルネンブラ自身が楽器となって音楽を奏でていると伝われている。
天才的な才能を持った音楽家に関心を持っているようで、トルネンブラを崇拝する者達は『彼の存在自身が見出した音楽家』に限られている特徴があり、気に入った音楽家の元に顕現し歌い掛けるとされる。
トルネンブラの奏でる音楽は頭に直接流れ込んで来る為、一度トルネンブラに目を付けられたが最後、例え耳を塞ごうが聴力を失っていようがその存在を拒絶は叶わず、トルネンブラに取り憑かれ、その音楽に魅了された音楽家は今まで以上の音楽の力量と知識を得る代償として、次第に狂気に取り憑かれて正気を失って行く。
そして、最終的にはその魂は肉体を現世に残したままアザトースの宮廷へと連れ去られ、永遠にアザトースの為に音楽を奏で続け、地球にはただの抜け殻となった音楽を奏でる肉体のみが残されるとされている。
スグルーオ湾の住民
ドリームランドに存在する地域・スグルーオ湾に住むとされる存在。
トルネンブラと同じ『生きた音楽』とされ、自分達を『トルネンブラ人』と称している。