プロフィール
誕生日 | 9月9日 |
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血液型 | O型 |
家族構成 | 父・妹・(母) |
身体的特徴 | 目つきが悪い |
所属 | 私立秀知院学園高等部2年B組 |
部活動 | 無所属 |
欲しい子供の数 | 野球出来る人数 |
好きなこと | ヒップホップ 天体観測 |
所持資格 | 小型船舶運転許可証、原付免許、英検準一級、漢検二級、危険物乙4種、ひよこ鑑定士 |
CV | 古川慎、大地葉(幼少期) |
演 | 平野紫耀(King&Prince) |
概説
本作のもう一人の主人公。秀知院学園高等部2年、第67~68期生徒会長。
校内模試では不動の学年一位、全国模試学年二位の秀才で、その模範的な振舞いと鋭い目つきから学院中の生徒から尊敬と畏怖を集める存在。また目つきは悪いが女子にキャーキャー言われるなど、容姿もイケメンである。
副会長である四宮かぐやとは周囲の生徒から噂されるような関係であり、白銀も満更でもなかったが、四宮がどうしても付き合ってほしいというなら付き合ってやらなくもないという上から目線の態度で受け身で居続けた結果、半年間何も進展がなかった。
これにより「付き合ってやってもいいから何としても相手に告らせる」と決意し、白銀とかぐやの恋愛頭脳戦の幕が上がることになる。
人物
秀知院では少数派の外部からの入学生であり、白銀自身も裕福な家庭ではなく日々バイトをして家計を助けている。なお、「バイトは社会経験の一環」とも捉えているため、あちこち転々としているとの事。(そのため、かぐやはバイト先で待ち伏せが出来ない。)
生徒会長としての職務・バイト・学業などハードな日常を送っているせいか慢性的に寝不足で、カフェインが切れるとすぐに寝入ってしまう。目つきの悪さもこれが原因で、十分な睡眠が取れた日は普段とは異なりかなりパッチリとした目になる。
生徒会長として生徒会の面々や他の組織に負担をかけさせない仕事のやり方を方針としており、利己のために他人を傷つける行為を許さないという信念を持つ善良で優秀なリーダー。
秀知院の生徒会長に代々受け継がれる純金飾緒を付けるため、任期の間は季節に関係なく学ランで過ごしている。(戦没者の遺品から作ったものらしくいろんな意味で重い)
外部入学から生徒会長に当選したのは白銀含め過去三人しか居らず、当選間もなく転校や日本に住むのが難しくなったりと任期満了かつ二度の当選は白銀が学院史上初である。(部活連会議が特に鬼門であり、かぐやよりヤバい事するVIPが勢揃いしている。)
性格はお人好しで努力家、ナイーブで傷つきやすく、ちょっと女々しいところがある。目つきが悪いのがコンプレックス。
非常に奥手でプライドが高く、恋愛経験は皆無だが「自分はモテる」という強い自信を持っている(作中ナレーション曰く「モンスター童貞」)。実際モテるのだが、勉強を始めとする全ての難関に対し病的なまでに努力を重ねる様子はもはや変人の域に片足を突っ込んでさえいるからか、萌葉など色物から想いを寄せられることが多い。やや場当たり的でロマンチックな一面があり、四宮に対して気障なセリフを吐いては、後になって悶絶することもしばしば。
前生徒会長から言われたように、客観的に見ても決してルックスは悪くなく、整っている。(その頃は目つきは悪くなかったが)。
金髪なのは原作由来の漫画的表現であり、もちろん純日本人である。(一応毛色はやや明るめ)前髪左側の外ハネは寝ぐせ。
後述の理由もあり、学校外のプライベートでも私服代わりに制服を着ている。
かぐや同様、彼もまた相当な食わせ物であり、窮地を脱するためには相手の動きを逆手に取るような大胆な手を使うことも。目的のためには並々ならない努力も惜しまず、どんな状況にも対応できる入念な準備、時として瞬間的な閃きを駆使して、四宮の策略を切り抜けていく。
基本的には善良な人間であり、困っている人は誰であっても見捨てられず、身内や他人の区別なく損得勘定抜きに手助けしようとする。嫌われ役を買って出ることもあるが、彼の人柄を知る人物たちからは理解を得ている。
学年一位の成績を死守するために必死に努力しているが、これは二位のかぐやに絶対に負けないためでもあり、大財閥の令嬢であり天才の四宮と対等の存在でありたいと強く思っているため。後述の弱点も、かぐやにはかっこいいところを見せたいと思っているため、中々見せられないでいた。
父親が職業不定であることや超進学校に在籍する自身と妹のため、金銭面でかなり切り詰めた生活を送っており、白銀自身も「どケチ」「倹約趣味」と言われている。
普段は居酒屋、長期休暇には引越し屋でもバイトしており、彼の基礎体力の高さを支えている。
だがクリスマスの圭へのプレゼントや、生徒会での打ち上げ、クラスメイトとの付き合いには多少の出費は厭わない面も見せており、「使うべき時に使う」スタンスと考えられる。
趣味
作中で明言されている趣味はヒップホップ。
曰く、「フリースタイルラップは非常に文学的」「インテリジェンススポーツ」と称しており、その知識に関しては芸術方面に一家言ある藤原を軽く凌ぐほど。
しかし後述する弱点の項目にもある通り、本人にはリズム感や音程が無く、特訓回でラップができる様になるまでは人前で披露できるようなものではなかった。
このことは本人も自覚しており、他人にヒップホップが趣味であることを隠してしまうほどだった。
その下手くそは数ある苦手分野の中でもトップクラスであり、最初に白銀のラップを聞いた早坂はその余りの下手くそさにカラオケボックスでぶっ倒れ、そのまま白銀が目を離した隙に逃げ出し、藤原からは「あやまれ。音楽と全ての表現者にあやまれ」「下手とか不快とかそういう話じゃないです。嫌いこんな歌を歌う人の人間性がまず受け入れられない」とこき下ろされ、妹の圭に至っては藤原に息の根を止めてほしいと連絡したほど。
また、明確な趣味というわけではないが、天文学への造詣も深く、子供の頃は天文学者になりたいと思っていたほど夜空の星が好きで、絶好の月見日和にはハイテンションで生徒会メンバーでお月見会を開いたほど。
天体観測をしている時の白銀は、かぐやを相手にしても何の打算も衒いもなく、自然と紳士的なエスコートをしてしまうほど邪心が無くなる。
また、彼の脳内の妄想によるロマンチックなたとえには、星の知識が多用される。
弱点
非常に多い。
表面上は弱みを見せず、秀知院の生徒から何でもできる万能で近寄りがたい存在として見られるように振舞っているが、実際にはその場で誤魔化したり隠したりしているだけで、中にはそもそも苦手意識すら持っておらず、指摘されるまで苦手だとは気づかなかったものもある。外見から受ける印象や振る舞いとは裏腹に、技術的な意味では割とダメな子。
しかし彼は、苦手なものに直面する度に克服しようと必死に努力しており、いざその技術が必要とされれば、何の苦もなく行っているように見せかけている為、白銀のポンコツな本性を知る人間は少ない。
現在発覚した主な弱点。
- 泳げない(未克服)
- 虫が苦手(神仏に祈りを捧げるレベル。失神することもある)
- 運動音痴(バレーボールは克服)
- 音痴(だいたい克服)
- 生の魚が捌けない(特訓はしたが未実践)
- ダンスができない(克服)
- ラップができない(克服)
- 私服がダサい(センスが中二病全壊。妹のおかげで仮克服)
- バルーンアートが作れない(克服)
- 社交ダンスができない(今のところ予告段階)
- コーヒーが淹れられない(未克服。淹れること自体は可能だが不味いらしい)
etc...
本人は判明する度に「○○だけはダメなんだ」「ちょっと苦手なだけ」などと言っているが、'ちょっと'だった試しは殆どない。応用力が低く、似たような分野で苦戦する事も多々ある。ジャンル問わずその下手っぷりに対して「ナマコの内臓のよう」「死にかけのアルパカ」という比喩表現が度々使われる。
特に感性といった感覚由来の方面に苦手が多く、これらはクリティカル・エイジつまりは幼少期の体験で素養が概ね決定する才能であるのが多く彼の幼少期の闇を覗かせる一因になっている。
尚、虫に関しては林間学校で虫に集られたトラウマが原因。洋服は貧乏でありオシャレに興味を示す財政的余裕の欠落と、全て一級品で揃っているかぐやとの比較で後塵を期すのが目に見えているため忌避して来たことによるリサーチ不足。
藤原書記は白銀が弱点を克服するための特訓に、ほぼ毎回付き合わされている(通称特訓回)。彼女曰く、昔は白銀を尊敬していたが次第にできなくなっていったらしく、今では母親のような境地に達している。
ちなみにお手玉、けん玉、コマ、ヨーヨー、「豆運び」はかなり上手い。
彼の屋台骨でもある勉強も、入学試験のときには補欠合格であったことから努力して今の地位にまで上り詰めたと考えると、同じ天才でもかぐやは「生まれながらの天才」なのに対し、白銀は「努力の天才」であると言える。
過去と現在
※原作15巻ネタバレ注意
かつて、母親の希望により幼稚園受験と小学校受験をするもいずれも失敗し、それ以降母からの関心が失せ彼女が家を出ていった際に受験に成功した妹(おそらく圭)だけを連れていかれたという過去がある。それが大きな心の傷となっており、努力をしなければ愛されない、素の自分は受け入れてもらえないという認識を抱くようになる。
父親が勝手に願書を提出、補助が厚いこともあり補欠合格で高校に入学するも外部入学であるため輪に入れず腐っていた所を前代生徒会長に客観的視点が欲しいと生徒会庶務にスカウトされる。
あまり乗り気ではなかったが、お試しボランティア活動の最中にメンバーが池に転落。誰一人動けない中颯爽と現れ救助した泥まみれのかぐやに一目惚れ。
「大事なのは出自や能力ではない、動かねばならない時に動けるかどうかだ」と言い訳ばかりで変わろうとしなかった其れまでの自分を反省、彼女と対等でありたいと生徒会長を志し克己心の鬼となった。
その後、順調に成績を上げつつもかぐやが氷であったこともあって話しかけても相手にされず、龍珠のアドバイスを受け虚勢を張りかぐやにテストで勝負を挑み、勝利。それからようやく彼女に認識されるようになり、周囲からも次期生徒会長と目されるまでに評価を上げた。
このことで上記の認識をより確固たるものとし、常にかぐやの横に並び立てるよう虚勢を張り続けその屋台骨となる学力に病的に執着しており、特にかぐやに対して素の自分の弱さを見せることを異常に恐れ、忌避している。かぐやと気持ちを確かめ合ったことで多少は緩和されたものの、根本的な問題は未だ解決していないと言える。