分岐
- 日本の声優、舞台俳優。→早坂愛(Wikipedia)
- 漫画「かぐや様は告らせたい」の登場人物。本項で解説。
プロフィール
概説
秀知院学園高等部2年A組の生徒で、主人公であるかぐやや白銀の同級生。アイルランド人とのクォーター。
所謂ギャルであり、ノリが良く陽気で誰に対しても気さくな性格。ファッションや流行りものに詳しい。
実はメガネをかけている。(普段はコンタクト)
その正体は四宮グループ幹部の娘であり、かぐやが乳姉妹にして幼い頃から仕えている近侍(ヴァレット)。
かぐやとの主従関係は周囲に秘密にされているため、学内やその延長線上では基本的にギャルだが、かぐやの前ではクールな従者となる。かぐやが住んでいる四宮家の別邸に住み込んでいる。
四宮家の近侍として様々な知識・技能を習得しており、身体能力も高い。それらを駆使してかぐやに仕え、またその主命(主に白銀絡み)をこなしている。また、世間知らずで何かと世情に疎いかぐやのフォローに回ることも多い。
生徒会所属ではないため、生徒会の面々とはあくまで『高等部二年の一学生』として接している。
藤原書記とは友人だが、基本的にかぐやの密命の障害になる上にその突発的な行動が読めず、『対象F』として警戒している。
現状に著しいストレスを抱えており、転職希望かつ就寝前には何らかの破壊動画を見るのが日課となっている。(貯金は四千万ほど貯まっている。)
趣味は自作パソコン、アニメの描写を見るに通常のデスクトップではなく、電源出力が低く内部空間が狭いのでパーツ構成の選択、組み立て難易度の高い小型PCを好んで作っているようである。(一般的なオフィスレベルのパソコンに成りやすい為、あまり好まれないニッチかつ玄人なジャンル自作のPC)
色々な早坂愛
かぐやとの主従関係を学校で秘密にするため、対象に応じていくつもの性格や変装を使い分けている。その際、何故か無駄に細かい設定を適当に盛っている。その一方で素の早坂愛は、たとえかぐやであっても滅多に見ることはない。
以下、早坂が使い分けている嘘と本当が入り混じった設定たち。
校内擬態早坂愛
人当たりの良い元気なギャル。服やアクセサリーを買うためにバイトに勤しんでいるので友達と遊ぶ時間がなかなか取れない。お洒落で校則を破りがちなので風紀委員の伊井野に目をつけられているが、しっぽは掴ませていない。藤原とは浅からぬ関係。
対四宮家早坂愛
かぐやのわがままに時々反発しつつ大概はそつなくこなすスーパーメイド。クールで表情を崩すことはほぼない。作中でこの設定を知っているのはかぐやのみである。
文化祭のメイド喫茶の時はこのモードで接客していた。
スミシー・A・ハーサカ(ハーサカちゃん)
横浜市中区山手に住み、フィリス女学院に通うそこそこいいとこのお嬢様。四宮家でメイドのバイトをしている。非常に表情豊か。白銀と主に接しているのがこの設定。
最初は(かぐやの挑発に乗って)白銀を落とそうとしたりしていたが、なんやかんやあって互いに弱みや本音をさらけ出しあって、最終的には白銀と固い友情で結ばれた。
修学旅行時に前髪を下ろしていたので白銀に見せていたハーサカ=早坂であることがバレる。もっとも、これは監視されていた彼女の精一杯のSOSであった。
ハーサカ君
アイルランド人移民の末裔で、戦争孤児。ハーバードを飛び級で卒業した天才。道楽で四宮家執事を務めている。泣き虫。
対F仕様。藤原が四宮家にお泊りに来たりする時に正体を見抜かれないよう男装して接している。白銀と男女の関係にあると思われている。
早坂愛(素)
作中でも最も登場回数が少ない、というかほぼ出てきていない。かぐや曰く「臆病で泣き虫」。重度のマザコンであり、他の設定の時でも母親が絡むとマザコンの気が顔をのぞかせる。
かぐやとの関係
かぐやと最も付き合いが古い人物であり、二歳まで共に過ごし、7歳から彼女に仕えており彼女が素をさらけ出せる数少ない相手。
早坂自身もかぐやのことを妹のように思っており、白銀との恋が成就するように協力している。
立場上雇い主にあたるかぐやの父に対しては、多忙であるとはいえかぐやに対し褒め言葉どころかおはようもおやすみも言ったことがなく、興味を向ける素振りさえない事から「クソジジイ」と毒を吐く程嫌っている。
また、その他の四宮の血族に対してもほぼ全員に猜疑心と嫌悪感を持っており、かぐやの恋愛事情に関しては意図して虚偽の報告で隠している。
その一方で、ただでさえ近侍という仕事が激務かつ嫌いな上、白銀に絡んだしょうもない命令に振り回されることもよくあり、不満も貯まっているのか機会がある度にチクチク仕返ししている。
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従者から親友へ
以下19巻以降のネタバレを含みます。アニメ派の方は特に注意してください。
実は彼女は仕える当初から四宮家の長男・黄光にかぐやに言動全てを報告するようにと命令されていた、いわば本家からのスパイであった。
無論本心からの行動ではなく、その罪悪感は上述したストレスの大きな原因となっている。
そして、修学旅行に合わせて従者を辞める事を決意するが、この話を聞きつけた四宮家の三男・四宮雲鷹一派が彼女から情報を引き出すために自陣への引き入れか拉致監禁をせんと行動を起こした。
白銀をかぐやの彼氏という半ば関係者な事を理由に協力させて逃亡劇を繰り広げるも結局捕まってしまい、かぐやに兄のスパイであった事もバラされたが、「裏切りは許せないが、それでも早坂を許したい」というかぐやの訴えによって前提を崩されたため雲鷹は今後も手を出さないと約束して撤退した。
一通り語り合った後に騒動で髪を切ってしまったため、修学旅行からは途中離脱することとなったが、その後も秀知院へ通っており、かぐやとは名前で呼び合う友人として新しい関係を始めている。
なお、白銀との逢引きは目撃されていたため、断髪はフられたショックによるイメチェンと思われている。