私の名前は四条眞妃!学年三位の天才にして正統な四宮の血筋をひくものよ!
プロフィール
概要
物語の舞台である秀知院学園に通う高校2年生。四宮家の分家にあたる四条家の令嬢で、主人公四宮かぐやの遠い親戚。
初登場は生徒会メンバーの石上優よりも早く、第6話で姿のみ登場。また、第30話で定期試験の成績上位者として名前が出ている。
第6話では白銀御行に恋愛相談をしに来た田沼翼をからかっていたモブ女子生徒の一人として登場。実のところ、眞妃は翼に片思いをしていたのだが、翼はこともあろうに眞妃の親友である柏木渚に告白してしまい、そのまま眼前で失恋してしまう。
それ以降、順調に愛を育む2人の横で精神をすり減らしていく様がコマの片隅や単行本おまけページに描かれており、姿と名前が一致しないままその独特の存在感から読者たちの間で話題になっていた。
そして第98話「四条眞妃は何とかしたい」(単行本第10巻収録)でとうとう姿と名前が繋がると同時にその素性が明かされ、レギュラーとして本格的に物語の本筋に関わるようになってくる。
アニメ版での該当回は第3期3話になるが、初登場となる第1期2話の時点から既に名前がクレジットされており、アニメオリジナルの演出として大岡裁きや既読スルーのイメージ映像にも使われていた。
人物
一人称は「私」、二人称は「あんた」。
四宮家の血筋とあって一見すると高飛車で傲慢なお嬢様のように見えるが、実際は純真無垢で芯の強い性格。傲慢さが長続きしないので、少し話していると素直さが出てきてしまう。要するに極度のツンデレ。なお、早坂からは「古いタイプのツンデレ」とも言われている。
翼のことを未だに諦めきれず、彼らがイチャつく様を誰よりも近くで目の当たりにしながらも、親友である渚を嫌いになれないあたりに性格の良さが窺える。石上曰く、「マジで良い人」「神は居ないのか」。
学業面では御行、かぐやに次ぐ学年3位の成績を誇るが、本人的には本気ではないため、やろうと思えば1位も取れると考えている。実際、2年の学年末テストではかぐやと同率1位の成績を収めている。
かぐやとほぼ同格のスペックを持っているが、両家の教育方針の差からか思考アプローチは対極的であるとのこと。しかし、何故か似たような結論に辿り着く傾向にあり、実際の行動・言動を見ているとまるで双子のようにそっくりである。(ちなみに、2人の誕生日は一緒である。)
また作中で親しい男性については下の名前で呼ぶことが多く、気安く話かけてくるのも特徴。
人間関係
クラスメイトで幼等部以来の親友。彼女が立ち上げたボランティア部にも邪な気持ちは一切なしに、純粋に渚の力になればと思って入部するなど、友人として大切に思っている。…のだが、思いを寄せていた翼を結果として横取りされた形となり、本格登場以降白銀や石上に恨み言を呟くようになるが、それでもやはり嫌いになれないようだ。
クラスメイトで思いを寄せていた相手。「包容力があって一緒にいると心が安らぐあったかい人」とのこと。異性・恋愛対象として見られていのるかは怪しい所だが、渚へのプレゼントを相談されたり、渚共々男子の少々下種な目線から避難させられたりと、決して好感度が低い訳では無い様子は窺える。
ちなみに、彼の名前に言及したのは彼女が初めてで、それまではクラスメイトの白銀にさえ「柏木の彼氏」としか認識されていなかった。
再従祖叔母(はとこおおおば:祖父or祖母の再従妹)にあたる同級生。皮肉を込めて「おば様」と呼んでいる。四宮家と四条家は骨肉の争いを繰り広げる敵対関係だが、眞妃はこの関係に不満を抱いている。しかし、幼少期に父に言われるがまま声をかけてきたかぐやを拒絶してしまって以来、一定の距離をおいて接してきた。
ちなみにかぐやが御行に思いを寄せていることはとうに気付いており、彼女でも恋をするのだと驚いたという。
クラスメイト。渚についての愚痴を聞いてもらって以来友人となり、逆に恋愛相談を持ち掛けられるなど親密になっている。ただし間接的にだが眞妃が失恋した原因の1人だったりする。
生徒会に所属している後輩。御行と一緒に愚痴を聞いてもらって以来友人となり、奥手な彼の恋路を応援し背中を押すなど面倒見の良さを見せている。石上からはツンデレ先輩と呼ばれている。
マスメディア部に所属する友人その1。(良かれと思って)翼が白銀へ相談するように仕向けたのだが、その結果が渚との交際であるため、密かに罪悪感を感じている。
マスメディア部に所属する友人その2。重度の恋愛オンチである事から翼への思いを全く気付いておらず、「翼に渚を取られて寂しがっている」と勘違いしている。
双子の弟。当初は公立高校に通っていたが、3年進級に際して秀知院へ転校してきた。
基本ぞんざいに扱っており、「バカだが、政治は上手い」という評価には、自分を除け者にして大人の企みに混ざっている事への不満が垣間見える。
とはいえ、根っから嫌っている訳でなく、それなりに信頼はしている。
余談
アニメ版にて声を担当する市ノ瀬加那|は薄幸なキャラを担当することが多いと言われるが、本件もそのひとつである。