曖昧さ回避
- 『旧約聖書』に登場する悪魔・ベルゼブブの異名。
- 1954年に出版された、19世紀以前からの流行ジャンル「孤島漂流もの」であるウィリアム・ゴールディングの小説作品。
悪魔の蠅の王
『旧約聖書』列王記に登場するベルゼブブ(ベルゼバブ)につけられた異名である。
ベルゼブブ(ベルゼバブ)は、マンガ・ライトノベルを含めた多くの創作物にも登場しており、当然、彼らにも「蠅の王」の異名がつけられることが多い。
関連タグ
旧約聖書 ユダヤ教 キリスト教 ベルゼブブ/ベルゼバブ 異名
小説『蠅の王』
1954年にイギリスで出版されたウィリアム・ゴールディングの小説作品で、原題は「Lord of the Flies」。
19世紀以前から流行していた所謂「孤島漂流もの」であるが、有名なジュール・ヴェルヌの『十五少年漂流記』などのアンチテーゼとして、ショッキングで悲劇的な展開で知られている。
題名の「蠅の王」とは、作中で描写される蠅が群がっている豚の頭がそのように形容されていることに由来する。
1963年にピーター・ブルック監督により、1990年にはハリー・フック監督によってイギリスで映画化されている。
あらすじ
近未来、戦禍から逃れるために疎開中であった飛行機が墜落し、無人島に不時着したことにより生き残った少年達は、ラルフとピギーをリーダーとしてルールを定めサバイバルを開始する。
しかし、ラルフと仲の良くなかったジャックは自由を求め、独自に狩猟隊を結成するなど暴走を初め・・・