本編終盤の展開に大きく関与し、フラッシュマンがスーパー戦隊シリーズ屈指のバッドエンドと称される所以となっている。
概要
フラッシュマンの5人が改造実験帝国メスに拉致されてからの20年間を過ごしたフラッシュ星系に連なる星々の環境は地球の環境とは明らかに違う(ダイが育ったグリーンスターは全体の9割が洞窟、ブンが育ったブルースターは一面砂漠、サラが育ったイエロースターは年平均気温が-200℃、ルーが育ったピンクスターは重力が地球の10倍。ジンが育ったフラッシュ本星も残りの4つの星ほどではないが環境が異なる)。
「反フラッシュ現象」は、この大きすぎる環境の差に起因するもので、簡単に言うと「フラッシュ星系の環境に慣れた人間が他の惑星に留まりすぎる(フラッシュ星人達によると目安は9か月)と身体が拒否反応を示し、ついには命を落とす現象」である(他の惑星からフラッシュ星系の移動ではこのような現象は見られない)。フラッシュ星の英雄タイタンも同様の理由で倒れ、フラッシュタイタンを託された元メスの幹部レー・バラキはその理由も知ったが、今際の際に詳細を語ろうとするも事切れる。
その後、第28~31話で能力の弱体化という事件が起きた際、マグはこの症状を疑うが、実はフラッシュ星系が直列に並ぶことによって互いの星の力を打ち消し合うという天体事情に起因したものであった。
このことは勿論フラッシュ星人達には周知の事実であり、実際ジン達がメスを倒すために地球へ行くと言い出した際には反対している(但し、その時に彼らは反フラッシュ現象について言及しなかった。そのため、ブンは反対の理由を「自分たちを子供扱いしているから」としか考えてなかった。せめてこの時に彼らがこの事を説明していれば「スーパー戦隊シリーズ屈指のバッドエンド」は回避できたかもしれない…)。
症状の進行には段階があり、地球の水を飲むと吐き気が起こることなどが初期症状。動植物に触れると反発する衝撃が強くなり、末期になると数分感覚で発作が起こる。
スーパー戦隊シリーズ屈指のバッドエンド
この現象が原因で「フラッシュマン」後半の展開は非常に目まぐるしくなる。
話数/残り日数 | 出来事 |
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第44話 | 人間に触れると感電する。 |
第45話 | 植物に触れると枯らしてしまう。 |
第46話/20日 |
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第47話/15日 |
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第48話/7日→6日 |
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第49話/4日→1日 |
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第50話(最終回)/10時間→5分※ |
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※ 最終決戦で10時間→8時間→6時間→4時間→2時間→1時間→20分→5分と刻々と減っていく。
その後のフラッシュマン
この反フラッシュ現象により地球にいられなくなったフラッシュマンの5人だが、2年後に放映された『高速戦隊ターボレンジャー』の第1話でフラッシュマンの5人が再登場。
さらに『百獣戦隊ガオレンジャーVSスーパー戦隊』でレッドフラッシュが登場。
『海賊戦隊ゴーカイジャー』の発端となるレジェンド大戦にも登場を果たした。このうちグリーンフラッシュことダイにいたってはゴーカイジャーの第49話にも登場し、フラッシュマンの大いなる力をゴーカイジャーに授けている。
結局、反フラッシュ現象については1度も言及されなかった。
この事から本編終了後、フラッシュマンの5人は地球とフラッシュ星系とを往復しながら反フラッシュ現象の治療に臨み、ガオレンジャー、もしくは遅くともゴーカイジャーの時代には反フラッシュ現象は完治していた…と解釈することもできる。