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ボー・ガルダン

ぼーがるだん

ボー・ガルダンとは、特撮テレビドラマ『超新星フラッシュマン』の登場人物の一人。
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「宇宙の流れ者、ボー・ガルダン!サー・カウラー様の右腕と呼ばれた男!」


演:岡本美登

登場話数:第43話「カウラーの反逆!」 - 第48話「カウラーの最期!!」


概要編集

物語終盤より登場するエイリアンハンターの一員で、その元締めともいうべきサー・カウラーの副官に当たる。

オールバックにまとめた金髪に眉のない容貌、それにカウラーと同系統ながらも青く染め上げられた鎧が特徴で、戦闘においては目にかかるように広がった右顔面の痣から炸裂光線を放つ他、腰に携えた1対の鳶口型の武器「ガルドロッド」を振るって戦う。ロッドは伸縮自在かつ、連結させることで衝撃波を繰り出すポールウェポンとしても扱える他、分離状態で交差させることにより、大気中の成分から破壊光線を発することもできる。


前述の通り、カウラーの右腕として彼とともに宇宙を荒らし回っていたガルダンであったが、理由こそ定かでないものの一時カウラーの元を離れており、その間に腕を上げて帰参したという経緯を持つ。折しもガルダンが作中に登場した頃は、大博士リー・ケフレンとの確執の末にカウラーが改造実験帝国メスからの離反を決意しており、ガルダンの帰参はカウラーにとっては正しく百万の味方を得たも同然のものであった。

これ以降、第三勢力に転じたカウラーと共にメス、そしてフラッシュマンの両陣営を向こうに回して果敢に渡り合いつつ、大帝ラー・デウス打倒のため時村博士の拉致や、デウスの秘密を探るべく改造実験基地ラボーへの潜入活動にも従事しているが、その時村博士がカウラー達の目を盗んで逃亡に及んだため、再度これを連れ戻そうと迫った際、メスの幹部の一人であるレー・ネフェルによって逆に自らが囚われの身となってしまい、ケフレンの生命改造実験によりデウス獣戦士ザ・ガルデスへと改造されてしまう。


改造されたことで理性を失い、カウラーにまで刃を向けることとなったガルダンであったが、戦いの最中にレッドフラッシュのプリズム聖剣で身体を貫かれ、一時的に元の姿へと戻りかけるという事態が発生。

これを受け、手傷を負ったカウラーはイエローフラッシュことサラと「取引」を結び、時村博士に作らせていたもう一基の遺伝子シンセサイザーを弾かせることで、ガルダンの元の姿と自我を取り戻すことに成功する。さらに、遺伝子シンセサイザーの音色により弱体化著しいデウスを討滅すべく、カウラーの配下に復したガルダンは共にラボーへと乗り込み激闘の末にデウスを討ち果たすと、フラッシュマンとの決着を付けるべく彼等の前に立ち塞がり、レッドフラッシュとの一騎打ちにカウラーが臨む中、ガルダンは残りのフラッシュマンを相手に大立ち回りを見せた。

しかし、死闘の果てにカウラーが敗れた直後、漁夫の利を狙っていたケフレンの奸計により、ガルダンも再びザ・ガルデスへと戻されてしまい、そのままメスの走狗として最期を遂げるに至った。


備考編集

デザインは出渕裕が担当。デザイン画稿には仮称として「バロン」の名が付されている。

元々、出渕はカウラーの視聴者人気を個人的に感じていたことから、「カウラーの弟分」的なキャラクターの登場をプロデューサーの鈴木武幸に提案していたという経緯があり、その時点で前年の『電撃戦隊チェンジマン』にて、その声の良さを熟知していた岡本美登に顔出しで演じてもらうことも既に念頭に置いていたという。

衣装についてはカウラーよりも凝った作りとされており、出渕としてもかなり満足の行く出来であったと評しているが、一方でデザインに際して前述の通り金髪のオールバックを想定していたものの、当の岡本がくせ毛であったことからデザイン時点での想定通りには行かなかったことも、後に明かしている。


演者の岡本は『チェンジマン』への出演の際、自身が演じた副官ブーバの退場回の撮影終了直後に交通事故で重傷を負っており、それに伴って半年に亘る休養を経た上での本作への参加となった。ガルダンを演じるに当たっては、デザイン画稿に準じる形で眉を剃り、髪もスプレーで金に染めた上で撮影に臨んでいたことを後に語っている。岡本の熱演ぶりは出渕からも、「すごく魅力あふれるキャラクターになった」と絶賛された。


関連タグ編集

超新星フラッシュマン

改造実験帝国メス エイリアンハンター

サー・カウラー ザ・ガルデス

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