サー・カウラー「俺の可愛いガルダンを、あのような姿にされて黙っている俺ではないぞ!」
登場話数:第48話「カウラーの最期!!」
概要
サー・カウラー配下のボー・ガルダンを素体に創り上げた個体で、青い外殻やその表面を走るチューブ、それに前腕に巻かれているバンドなどにガルダンとしての名残を残しつつも、その出で立ちは骸骨を思わせるような人間離れしたものへと変貌を遂げている。
ガルダンの武器であった「ガルドロッド」を引き続き駆使した近接戦闘を得意とする一方、生命改造によってガルダンとしての意識はほぼ失われた状態にあるが、一定以上のダメージを受けたり、カウラーが時村博士に製作させたもう一基の遺伝子シンセサイザーの音色の作用により、元のガルダンの姿を取り戻すこともある。
作中での動向
レー・ワンダが壮絶な最期を遂げた直後、そのきっかけを生んだ時村博士を再度捕らえようとするガルダンであったが、そこに生き延びていたレー・ネフェルが現れ、彼女によって皮肉にも自らが囚われの身となってしまう。
そのガルダンを素体とし、リー・ケフレンの手によって誕生したガルデスは、ネフェルに命じられるままフラッシュマンを襲撃。そこにガルダンの安否を気遣ってカウラーも乱入するが、カウラーを前にして元の姿を取り戻しかけながらも、ガルデスの姿に戻ったことで正気を失い彼の右手を負傷させてしまう。
無論、カウラーがこのまま引き下がるはずもなく、サラを拉致して彼女にもう一基の遺伝子シンセサイザーを弾かせたことにより、ガルデスもその作用でガルダンの姿を取り戻すに至った。
その後、ラボーに突入したカウラーとガルダンの攻勢の前にラー・デウスが敗れ去ると、影からその様を見届けていたケフレンによってラボーから排除され、サラを除くフラッシュマンと再び相まみえるが、その決着が付かぬうちにケフレンの横槍によって再度ガルデスへと完全に変えられてしまう。全ては邪魔者となったデウスにカウラーたちをぶつけ、彼らによってデウスを倒させた後にフラッシュマンもろともカウラーを始末するという、ケフレンの奸計によるものであった。
そして目論見通り、自我を失ったガルデスはカウラーに深手を負わせるが、そのガルデスもサラを加えたフラッシュマンの奮闘により、レッドフラッシュのスーパーカッターとローリングバルカンの連続攻撃を受けて敗北。再生・巨大化後も槍を振るってタイタンボーイと戦うも、グレートタイタンのタイタンノバの前に散った。
余談
デザインは出渕裕が担当。ガルダンの名残りのバンドなどの指示も書かれている。ガルダンを改造した姿として狙いは悪くなかったと振り返りつつも、造形的に顔がやや上手く行かなかったことが残念であるとも後に語っている。