曖昧さ回避
もしかして→象棋
概要
1973年に誕生したMARVEL初のアジア系ヒーロー。
アクション俳優のブルース・リーがモデルとなっており、彼と同様に拳法が得意な武術家である。
スパイダーマン、キャプテンアメリカ、ウルヴァリンやドミノ等多数にカンフーを伝授した存在であり、パニッシャーにも似ているが超能力を持たずに神系の存在に対抗できる数少ない人間である。
キャラクター設定
マスター・オブ・カンフーという異名を持ち、肉体的な戦闘だけでなくヌンチャクなどといった武器の使用にも長けている。
中華人民共和国の湖南省で生まれ、父親は世界征服を目論むフー・マンチュー博士で、母親は白人系のアメリカ人女性。
- フー・マンチューはイギリス人の作家が作った架空の中国人。
把握不能なほど多数の異母兄弟姉妹がいて、ミュータントも複数いるほか、日本人の兄弟やワカンダ人の姉妹など外国人の兄弟姉妹も少なくない。
幼少の頃から父親や講師の指導を受けて武道を習得すると同時に父親を善良な人物と思い込んで長年慕っていたが、のちに出会ったデニス・ネイランド・スミスの口から父親が悪人である事を聞かされ、それに感づいたフー・マンチューの方もシャンチーを暗殺するための刺客を送り込む等、お互いに敵対する事となった。
以後スミスの陣営にいる工作員を初めとする仲間に恵まれ、冒険家として世界中を旅してフー・マンチューの計画を次々と阻止していた。
スパイダーマンの能力を得たり巨大な蜘蛛に変異したりクローン(影分身)生成能力を持ったこともあった。
「ドラゴン」というあだ名もあるが、これまで様々な竜やドラゴンに関係してきた。トミ・シシドとハンドという日系ヴィランたちによってマドリプール島のドラゴンが中国で暴れた際には、ピム粒子によって巨人になって対抗したこともあった。
MCU
自身の単独映画『シャン・チー/テン・リングスの伝説』にて初登場。
原作よりも年齢が上。
最強の武術の使い手であり、母国語である中国語の他、英語を始めとする複数の言語に精通する。
実は、MCU第6作「アベンジャーズ」に登場する予定だったが、諸事情でお蔵入りした。
シム・リウ氏は元々ドラマや映画のエキストラがメインで活躍していた俳優であり、MCUでシャン・チーが映画化されるのが決定した際、ツイッターに冗談で「マーベルさん、いつ打ち合わせをする?」とつぶやいたところ、それがマーベルの目に留まり、見事シャン・チー役を得たという異色の経歴を持つ。
テン・リングスの伝説
「ショーン」を名乗り、サンフランシスコのとあるホテルで、高校時代からの親友ケイティとともにホテルマンとして働く。
実は、犯罪組織「テン・リングス」首領シュー・ウェンウーと、伝説の村ター・ロー出身のイン・リーの間に生まれた、テン・リングスの後継者候補。
とある事情からテン・リングスと距離を置き、戦いからも身を引いていたが、ある日テン・リングスに襲撃され、否応なく戦いを強いられるようになる。
関連タグ
シルク、ウォン(ドクター・ストレンジ):アジア系のMARVELヒーロー繋がりの例(実際は他にもかなりの数がいる)。シルクとは実際に二つのチームでメンバーだった。
ヴァレンタイン:スカイラー・コミックのヒーロー。こちらも武術で戦うアジア系のヒーローで近年に実写映画化している。