※アーケードゲーム『Fate/Grand Order Arcade』の核心に触れるネタバレがあります。
───ご苦労。貴様らの最期は余が貪ろう。
プロフィール
概要
臨界繁栄都市バビロンの決戦の最中、ネブカドネザルⅡ世を討つもその背後におぞましき気配の存在がいた。
その存在の偽りの名は妖妃ドラコー。
真名を名乗りはしなかったが、既に第二特異点を攻略していたマシュ達にとっては見覚えがある人物であり、ソレはネロ・クラウディウスそのものであった。
船長が看破したソレが為している所業とは、ビーストⅠによる七つの特異点を模倣して多くの世界を繋げ、聖杯を求める人類の罪業を養分にして成体になろうとすること。そして、ドラコーを偽りの名と語ったソレが名乗ったクラスは人類悪ことビーストⅥであった。
ビーストⅠことゲーティアが人理焼却による「人理再編」を目的としていたのに対し、彼女の目的は人理の全てを完全な終わりへと導く「人理消滅」である事が彼女自身の口から判明した。
容姿について
端的に言えば、サーヴァントとして知られるネロ・クラウディウスを幼女化・竜人化し、邪悪な人相にしたような容貌。
右腕と両足は赤い異形のものとなり、大きな尻尾が生え、服装もあかいいなずまに酷似した危なすぎる露出度をしている。
ビーストとしての大角は見受けられず、頭と両肩には冠を載せ、左手には泥が溢れる杯を掲げている。
能力
ビーストⅠにこそ一歩及ばないが、その魔力出力規模は「三等惑星級」であり、幼体段階のビーストⅦに相当するものを有する。
ビーストの成体の証である大角が現れてない幼体段階ではあるが、ビーストⅡのケイオスタイドの津波以上の、まさしく神話の大洪水を再現することが可能。
これによって繁栄の絶頂である大都市を瞬く間に呑み込んだ。その眷属として魔獣赫と呼ばれる竜の首を有する。
アーケード版の世界は彼女がビースト成体になる為ゲーティアを真似て特異点を再現した物であり、他の世界を繋げる等、かつての旧ビーストと同等かそれ以上の事を実現させる恐るべき能力を有する。
策においても狡猾で、他のビースト達は自分達の天敵であるグランドクラスどころか、通常のサーヴァントも来れないような人類史から完全に隔絶された領域に拠点を構えてた。それに対して、彼女はグランドクラスの存在を検知したら、真っ先に叩き、辛うじて生き延びれたとしても、本人ではない別の災害に対処させることでグランドクラスとは真正面から相手にしなかった。相対したサーヴァントからの評としては、享楽的な策士。
ステータス
| 筋力 | 耐久 | 敏捷 | 魔力 | 幸運 | 宝具 |
|---|---|---|---|---|---|
| B | B+ | A | A | D | B |
保有スキル
| 単独顕現？ | |
|---|---|
| ネガ・メサイヤ | ビーストⅡの正しい人類史から生まれたサーヴァントたちの宝具を無効化してしまうスキル、ネガ・ジェネシスと同類のスキルをビーストⅥは保有している。 |
| 第一の刻印 | 魔獣赫スペルビアの冠の存在と連動するスキル。 |
| 第二の刻印 | 魔獣赫インウィディアの冠の存在と連動するスキル。 |
| 第三の刻印 | 魔獣赫イラの冠の存在と連動するスキル。 |
| 第四の刻印 | 魔獣赫アケディアの冠の存在と連動するスキル。 |
| 第五の刻印 | 魔獣赫アワリティアの冠の存在と連動するスキル。 |
| 第六の刻印 | 魔獣赫グラの冠の存在と連動するスキル。 |
| 第七の刻印 | 魔獣赫ルクスリアの冠の存在と連動するスキル。 |
宝具
抱き融す黄金劇場（ベイバロン・ドムス・アウレア）
- ランク：A
- 種別：対軍宝具
- レンジ：1〜30
- 最大補足：七人
地に富を築き、天に届かんとする。
即ち、罪人である。
手にした黄金の杯より赤黒い液体が溢れ、ネロの宝具である黄金劇場を構築した後に七つの異形の竜の首、即ち魔獣赫を出現させ敵を蹂躙する。
余談
件の人物の登場時、アーケード版ではビーストⅥであるドラコーとの決戦、アプリ版では新たなビーストⅣに成り代わらんとするコヤンスカヤとの決戦が行われ、奇しくも二つの作品でビースト討伐が同時に進行した。
彼女が名乗るドラコー（draco）はラテン語で「大蛇」もしくは「竜」を意味し、後の英語ドラゴン（dragon）や独語ドラッヘ（Drache）などの語源となった言葉である。
『ヨハネの黙示録』においてローマの暗喩とされる七首十角の「獣」には、同じく七首十角の赤い竜によって力と玉座と権威とを与えられるという描写があるのだが…。
