リュウオーン「見るが良い、大邪悪竜ドライケン誕生の瞬間を!滅びの竜が降誕する!!」
概要
第7話「火竜(サラマンダー)の鱗」に登場。
ジャリュウ一族擁する邪悪竜の一体で、リュウオーンが生み出した初めての個体。
赤い装甲と金色のトゲに覆われた竜人のような姿をしている。
素体のジャリュウを遥かに凌駕する身体能力を持ち、全身を覆う装甲のような皮膚はいかなる攻撃も寄せ付けない堅牢さを誇る。変態直後は不完全な状態で、脊椎あたりの外骨格が脆くなるのが弱点だが、それもわずか半日程度で固まって完全な鎧となる。口から吐く爆発力の高い火球も強力な戦力。
言語能力は失われており、終始咆哮を上げるのみであった。
活躍
サージェス・ヨーロッパ支部から日本に届いたプレシャス「サラマンダーの鱗」を輸送中のトラックを襲撃する。
駆けつけたボウケンジャーの攻撃をものともせず、圧倒的なパワーで叩きのめすが、小説家・香川慈門の新作小説に、「変態したばかりの竜は背中がまだ軟らかい」という記述があった事を思い出したレッドに抑え込まれ、背中を他の4人に向けられた事でサバイバスターの一斉射撃を背中に浴びて負傷し、リュウオーンの助けでその場は撤退する。
撤退はしたが鱗の奪取には成功しており、某所の工場にて数千度の高熱によって鱗と融合し、大邪悪竜へと変態しようとする。
しかし、リュウオーンがレッドに引きつけられ、自らも動けない隙を突かれ、他の4人にサラマンダーの鱗を奪還されたために大邪悪竜への変態は失敗し、自らも工場の大爆発で大ダメージを負ってしまう(爆発は超広範囲に及ぶ事が危惧されていたが、ダイボウケンミキサーのハイパーコンクリートによって周囲への波及は封じられた)。
満身創痍になってなお往生際悪く挑みかかるが、サラマンダーの鱗と組み合わせることで完成したアクセルテクターを装着したレッドにより、デュアルクラッシャーによる必殺のコンビネーションクラッシュを叩き込まれ、爆砕された。
第24話では幻影ネガティブ怪人軍団の一員として登場。
しかし後方でうろうろしてばかりで戦闘は行わなかった。
余談
リュウオーンによると「邪悪竜の身体は、2000度以上の高熱や爆発によって融解したサラマンダーの鱗と化学反応を起こす事で、大邪悪竜へと変態する」らしく、彼はその理論を100年前の私記に残していた。香川はヨーロッパの図書店で入手した彼の私記を元に小説を書いていたが、それを香川の手から取り返したリュウオーンは、ドライケンの敗北後に自ら焼却処分した。
第7話で香川を演じた清水紘治氏は、『超新星フラッシュマン』の大博士リー・ケフレン役で知られている。
番組の終わりの恒例のコーナー・「今日のスーパー戦隊」では、『電子戦隊デンジマン』が紹介された。