CV.梅原裕一郎
概要
転生したらスライムだった件の登場キャラクター。
魔国連邦でもトップクラスの実力を持っており、場合によっては作中最強(流石に頂点たる竜種よりは劣るが、それでも戦いが成立するレベルかつ勝利する可能性もある)。
作中で神そのものに匹敵する存在である竜種ヴェルドラに弟子扱いされている事もあり、優れた格闘戦の実力を持ち、格闘戦ならばヴェルドラに匹敵する。しかも彼の種族である魔蟲は元々精神攻撃に特化した種族であり、本人も格闘戦よりも幻想を要とした精神攻撃の方が得意と暗に認めている。
その相対した時の圧倒的な妖気と魔素量から、敵からリムル本人に間違われたこともあった(もっとも当人は「偉大なリムル様を自分ごときと間違えるとは」と激怒していた)。
戦闘時は「幻想世界」という意志の強さを具現化した世界を作り出し相手を翻弄する幻術タイプ。どんな効果を持つ攻撃も無効化し、相手は何をされたかもわからずに攻撃を食らうこととなる。さらに魔法を完全に無効化する蟲魔族特有の外骨格、主人と同じ一定範囲の空間を操作する絶対防御の権能、ヴェルドラから指南された格闘技術と本人の格闘センス、そして鎧の様に硬い外骨格を活かした肉弾戦など、攻防において弱点の存在しないオールラウンダー。なんとweb版の終盤では剣も使っている。
また魔蟲という種族自体が悪魔に強い為、ディアブロですら勝つのが非常に困難であり、他の原初の七悪魔たちも勝てないと明言する程。真なる魔王へと進化してベニマルとほぼ互角に渡り合えるカリオンですら瞬殺しており、自他共に認める迷宮十傑の最強。
(かつてリムルは「カリオンはゼギオン相手に3分持たない」と評していたが、実際は1秒くらいで負けた。相手が悪過ぎたと言うべきだろう。)
以上のことだけでも凄まじいのだが、リムルの進化に伴いゼギオン自身もより強力な存在へと進化しており、自身のストイックな性格も相まって非常に洗練された戦闘能力を持つ。
しかし、余りにも強すぎる為に魔国連邦における最重要施設である地下迷宮の守護を任されることが殆ど(迷宮の防衛機構は彼なしでは成り立たない)で、出番が少ない。
性格
性格はリムルへの忠義と、あくなき強さへの探求心を秘めた武人肌のキャラクター。極端な言い方をしてしまえばリムルへの忠誠と強さの探求以外になんの興味も持たないストイックな男(雄?)。
但し、強さへの探求はリムルに仕える為により相応しい存在となることを目指してのものであり、最強への憧れから強さを求めているわけではない。彼のリムルへの尊敬は相当オーバーフィルターがかかっており、あまり目立たないが敬愛の度合いは部下の中でも最高レベル。
強さへの探求心以外では寡黙で、基本的にはラミリスの地下迷宮を守護する迷宮十傑の会議でも発言することは少ない。
但し、リムルの話題が出るときだけは、ごくわずかに興味を示し、ごくわずかに発言する。
活躍
ジュラの森で傷つきながらも仲間のアピトを護る姿にリムルが感動して助け名付けた。
リムル曰く、カブトムシとクワガタを足して二で割ったかっちょいい虫だったらしい。
登場した当初は、何者かに襲われたのか甲殻もボロボロの状態で、蜂型の魔蟲であるアピトを守っており、その姿を見つけたリムルによって名付けられ、またどんな姿にもなれるスライムの身体の一部を使うことでそのボロボロになった体を治療した。
当人はかっちょいい虫に名前をつけた程度の認識だったが、リムルによる治療を受けたことでかなり希少かつ強力な種族に変貌した。リムルの体の一部を使っているために、リムルのスキルを一部使うことができる。そのあとは樹妖精の集落の守護をしていた。魔国に住んでないため、出番はほぼなかった。実は部下としてはディアブロより早くなっているためそれなりの古株。
後に完全変態を遂げ、蟲型魔人になった。
その後、ラミリスによって作られた地下迷宮の八十階層のボスを任されられる。同様に迷宮の守護を任された迷宮十傑の地位を与えられ、十傑筆頭の地位に据えられる。
余談
転スラ日記にちょくちょく出演しているが、まだ変態を遂げる前なので見た目は完全な虫。ミリムに痛めつけられてから強くなることを決意して日々修行に励むカブトムシの姿はシュールな笑いを誘うため必見。
また、イングラシアの仮装祭で魔人化したこいつの仮装をした奴がいた(一体何処でこんな化け物を見たんだろうか…?)。
関連タグ
小鬼を殺す者…ゴブリンスレイヤーの中の人繋がり。こちらは人間だが、極めてストイックかつ特定の案件以外に興味を示さないところが似通っている。
なお、彼にはアピトと中の人が同じ姉がいたのだが、彼女はよりによってゴブリンに襲われて命を落としている。アピトの方は修行と称して何の罪もないゴブリンに襲いかかり半殺しにしたことがある。