機体説明
ハイザックを改良し、砲狙撃用に特化した機体。
ハイザックで問題視されていたジェネレーター出力を強化し、狙撃用ビームランチャーを装備する。
「隠れハイザック」とも呼ばれ、グリプス戦役時にはサイド2の13バンチの農業ブロックに潜伏しエゥーゴのMS9機を狙撃するゲリラ戦を展開していたが、クワトロ・バジーナの搭乗する百式と交戦し撃破されている。
外見上は二の腕を這っていた動力パイプの内装化や脚部スラスターから飛び出たフィンの削除など、生産性を優先していた制式量産型より高性能だった先行量産型に近い仕様に差し戻されたうえで、右肩部装甲がシールドとスパイクアーマーを一体化させ機能を統合させた形状になった。バックパックのスラスターアームが取り払われた高機動仕様の物に換装された。
また、モノアイレールの支柱がやや中心寄りだったハイザックと比べると間隔が広げられ、相対的にザクⅡに近い顔立ちに立ち返っている。
後にジオン共和国軍の風の会構成員ギリガン・ユースタス大尉の愛機となり、かつてネオ・ジオン軍がザクの後継と認めなかったハイザック系の機体がジオン共和国の軍人に"ザクの直系"として誇られるという皮肉な状況を生み出した。
こちらのカラーリングはロールアウト時の灰色基調のままで、ジオン系のカラーリングにする事は禁止されている。