「世界は我々ジャリュウ一族のものだ!」
「さらばだ明石暁、どこぞの馬の骨と共に死すがいい!」
概要
ジャリュウ一族の長。恐竜遺伝子とかけ合わされた自分達こそが世界を支配すべきであるという考えを持ち、恐竜をサイボーグ化した巨大な大邪竜、自らの遺伝子を与えた竜人兵ジャリュウ、勝ち残ったジャリュウに更に凶悪な改造を施した邪悪竜などを造り、長い年月を研究に捧げてきた。
それらは全てプレシャスを入手する事を目的としており、その為には全ての部下を簡単に犠牲にする事ができる非情な性格の持ち主。
戦闘時には主に二振りの剣を使用し、額部や手腕部から光線を撃つこともできる。手にしている拳銃は単なる武器としてだけでなく、生命エネルギーを注入し邪悪竜を巨大化させることもできる。
その正体は200年程前まではレムリア文明を調べる学者(人間)であったが、財宝に目が眩んだ仲間により裏切られ無人島に置き去りにされる。このことがきっかけで人類を憎み、滅ぼそうと決意。自身が集めたレムリア文明の文献を調べる過程で、レムリアの秘宝である幻獣の製造方法とプレシャスである「レムリアの兜」を発見し、その技術を利用して現在の姿になる。以後、技術の流出を防ぐためか、レムリア関係の各遺跡を財宝・情報回収後に破壊したため、レムリア文明解明の妨げとなっている。レムリアを研究していた五十嵐博士いわく「全ての冒険者の成れの果て」とのことで、明石も「プレシャスに取り憑かれた怪物」と称した。
小説家・香川慈門邸を襲撃し、小説のもととなった大邪悪竜を作り出す理論が書かれた100年ほど前の私記を著したのも他ならぬリュウオーン自身だったのである。
終盤で肉体の限界を感じ、最強の邪悪竜ダガーギンを作り出し、プレシャス「闇の三つ首竜」の入手を目論むが、同じくそのプレシャスを狙っていた闇のヤイバに奪われてしまい、更にはダガーギンもボウケンジャーに倒される。
その後、長きに渡っての遺伝子操作と受け続けた傷によりその肉体に限界を迎え、加速度的に弱体化していき、竜人兵ジャリュウでさえまともに作れない状態になる。
その為に力を求め、プレシャス「パンドラの函」に手を出そうとするが、三つのゴードムエンジンを体内に埋め込んで強大な力を会得した大神官ガジャに奪われてしまう。
ガジャの覚悟を見るとレッドに敗北し、剣で身体を貫いて自害する。
その後、残されたレムリア文明のプレシャスを改造した兜はプレシャスバンクに運び込まれるが、兜に残されていた細胞から邪竜転生により復活。彼の自害を不審に思ってプレシャスバンクに残っていたレッドと兵の弓や三国覇剣を使用して対決するも、力を使い果たして元の人間の姿に戻ってしまう、緊急措置として爆破が決定したプレシャスバンクに眠る「レムリアの卵」を使って幻獣そのものになろうとするも(改造幻獣ゴードラムをガジャが作り出したときのことを参考にしている)妨害され、プレシャスバンクと運命を共にする。
それから4年後・・・
生き残っていたジャリュウが手に入れたプレシャス「黄泉の心臓」によって復活する。外見は4年前の最期を反映してか、左半身の角や腕等が黒く焼け焦げた状態になっている。
黄泉の心臓によってあらゆる能力がパワーアップし、ゴーカイジャーのゴーカイスクランブルをも受け止めてしまう。
ボウケンジャーに豪快チェンジしたゴーカイジャーの猛攻をもしのぐが、レッドの機転によって動きを封じられたところにシルバーが放ったデュアルクラッシャーミキサーヘッドで両足を固められ、レッドに黄泉の心臓を強引に奪い取られてしまい、ゴールドモードのゴーカイレジェンドリームで倒されるも、黄泉の心臓の再生能力が暴走したことで巨大化する。
デカゴーカイオーのゴーカイフルブラストを剣で弾くが、豪獣レックスの猛攻にひるんだところにマジゴーカイオーのゴーカイマジバインドで動きを封じられるも、自力で振りほどいてしまう。
剣からの電撃でゴーカイオーと豪獣レックスをさらに追い詰めるが、ボウケンジャーの大いなる力によって召喚されたダイボウケンの幻影の攻撃でひるんだところを「ゴーカイアドベンチャードライブ」を受け、再びあの世に送り帰された。
余談
モチーフは大獣神。
関連タグ
恐竜武人ライジャ:10年前のメタルヒーローの敵幹部。恐竜モチーフで全体的に赤いボディ、劇中で主人公と度々対峙することが多い点が共通している。
10サイのロボゴーグ:同じく元人間で、人間を憎悪し、怪物になった学者繋がり。