概要
リサリサの使用人として登場。かなり天然ボケな性格をしたイタリア人の女性である。
脳髄のみのエシディシによって操られ体内をボロボロにされ死にかけるが、ジョセフ・ジョースターとシーザー・A・ツェペリの合体波紋法によって救われた。
柱の男との戦いを終えたジョセフを介抱し、その後結婚して妻となる。彼女の主人であるリサリサがジョセフの実母だったため、同時に「使用人⇔主人」の関係から「義理の娘⇔義理の母」の間柄となった。
しかしうっかりジョセフの生存を連絡し忘れていた為、仲間達からはジョセフはカーズ戦で死んだと思われていた。そのせいでジョセフは自分の結婚を自分の葬儀の場で発表する羽目になってしまい、シュトロハイムに至ってはジョセフが生存していたということを知る事なく、その後勃発した第2次世界大戦で戦死してしまっている。
TVアニメ版では2部・3部の両方で、腰をくねらせた独特の歩き方をする演出が加えられた。
名前
名前の元ネタはデイル・ホーキンスの楽曲、"Susie-Q"/"Susie Q"からとされる。クリーデンス・クリアウォーター・リバイバル(CCR)によるカバー曲"Suzie Q"が有名。他にはアメリカのロックミュージシャン「スージー・クアトロ(クワトロ)」"Suzi Quatro"か、その愛称"Suzi Q"との説もある。
ちなみに『ジョジョ』のスージーQのスペルは"Suzi Q"だが、北米版漫画では"Suzie Q"と翻訳された。全部ちょっとずつスペルが違う。
その後の動向
第3部
娘のホリィが倒れたことを聞き、執事のローゼスと共に日本を訪れる。
立ち食い蕎麦を食べるなど、高齢にも関わらず好奇心と行動力が強い。
そのため、ローゼスからはしばしば注意されていた。
その一方で旅に出た夫のジョセフを信じ続け、更にはローゼスがホリィの病状を伝えるか否か苦悩していることも見抜いていたりと、第1部のエリナと同様に芯の強い女性であることを窺わせる一面もあった。
娘の病状に関しても事情はわからないながらも命が危ないということは薄々感づいていた様子。
テレビアニメ版では第23話におけるオリジナルシーンで、原作より一足早く登場している。
また原作では孫の承太郎との会話シーンは描かれなかったがこのアニメオリジナルシーンにおいてしっかり電話越しではあるが会話をしている。
第4部
この頃もまだ健在だったようで、孫の空条承太郎の台詞によるとジョセフの浮気が判明した時にかなり揉めたらしい。まあ、当然だろう。
これを最後にストーリーには登場していないため、第4部以降の動向は不明。
第8部
東方家に残されていた家系図で、「ジョセフ・ジョースター」の妻に「スージーQ」という名前が認められる。
最終盤のエピソードで、姿は描かれなかったものの、この世界におけるスピードワゴン財団の職員であり、アメリカでホテルマンの職に就いていたジョセフと結婚し、娘のホリィを設けていたことが語られた。
なお、第8部は第1~6部までとは異なる世界(一巡後の世界)が舞台となっており、この家系図に記されている「スージーQ」は第2~4部に登場したスージーQとは別人である。
余談
ジョルノの例にも見られるように、イタリア人はジョセフのJも、ホリィのHも発音を苦手としているが、スージーQはイギリス人のリサリサに仕えていたためか違和感なく発音している。(Jはイタリア語では使われない文字で外来語のみに使う、Hは元々発音しない文字である)
担当声優
斉藤庄子 (第3部ドラマCD)
小島幸子 (第2部・第3部テレビアニメ版)