概要
MARVELコミックのキャラクター。
初登場は1953年。
特定の1人を指す名前ではなく、魔剣「エボニーブレード」を受け継いだ人物に与えられる称号。
後述の通り「アーサー王伝説」を基にしており、登場人物も一部流用されている。
エボニーブレード
さかのぼること6世紀、魔術師マーリンが隕鉄から鍛えた魔剣。
人を斬ることはできないが、石や金属も両断する切れ味を持ち、あらゆるエネルギーを吸収したり、跳ね返したりして、使い手を守る。
しかし使い手が人を殺めると、血に飢えた狂戦士にする呪いがかけられている。
襲名者
他にもいるが、作中での主要キャラとしては3人いる。
- 初代:スカンディアのパーシバル
円卓の騎士・パーシヴァル卿その人。剣と同じ素材の黒い鎧と、黄色いワシの描かれた盾を持ち、愛馬サンダーで戦場を駆けた。
キャメロットの落城時に彼も死亡するが、魂の状態となり、後任を見守り続けている。
- 2代目:ネイサン・ギャレット
パーシヴァルの末裔。
元は生化学者で、科学技術で作られた黒い鎧と兜に身を包み、翼のあるロボット馬を駆る。
産業スパイをしていた際にハンク・ピム / アントマンと戦い、その後ハインリヒ・ジモが結成した第1期「マスターズ・オブ・イーヴィル」にも参加。アベンジャーズとも何度か戦っている。
つまり正真正銘のヴィラン。パーシヴァルはこれを案じ、エボニーブレードが手に入らないようにしていた。
最終的にはアイアンマンとの戦いで敗死。
- 3代目:デーン・ウィットマン
ネイサンの実の甥で、科学装備を受け継ぎウルトロンが結成した第2期「マスターズ・オブ・イーヴィル」に参加。
しかし元から正義感が強く、パーシヴァルの導きでエボニーブレイドと黒の鎧を手にし、チームを裏切ってアベンジャーズに加入した。
ちなみにロマンスはワスプ、セルシなど多い方だが、どれも不運に終わっている。
MCU
演:キット・ハリントン、吹替:花輪英司
映画第26作『エターナルズ』に3代目のデインが登場。
現代社会のロンドンに溶け込んでいたセルシの恋人だが、自分が「複雑な家系」ということもあり、なかなか発展せず。
しかも彼女の正体はディヴィアンツに襲われるまで知らなかった。
ポストクレジットシーン、彼女がセレスティアルズに連れ去られてしまったため、古い箱にしまってあった剣を手に取ろうとするが……