クッキングママ

くっきんぐまま

オフィスクリエイトが開発・販売しているお料理系アクションゲーム。世界広くで販売・配信されている。

概要

初代クッキングママは2006年にオフィスクリエイト開発でタイトーから発売されたニンテンドーDS用ゲームソフトである。

ニンテンドーDSならではのデュアルスクリーンを生かし、タッチペンを使用して料理を行う。その操作に応じて点数が評価され、出来栄えが悪いと「ママ」が手直しする。

日本料理に加え、フランス、イタリア、スペイン、中華など世界各地のレシピが登場する。

初見だと操作が分かりにくいものが多く、コンピューターによる評価がなかなかシビアということもあって、子供向けとみせかけた鬼畜ゲーとも言われている。

後述の理由により人気が高く、続編や派生作品が多く作られている。

第一作目に関して、日本国内での販売は振るわず売り上げは約7万本ほどだったのに対し、欧米では非常に評価が高く、欧州で190万本、北米では302万本の売り上げを記録しその後のシリーズ化の後押しとなった。

2006年にはIGNの「Best DS Most Innovative Design（最も革新的デザインの作品賞）」も獲得している。

この世界的ヒットのお陰でWiiやニンテンドー3DSでも続編や番外作品が登場し、現在はスマートフォン用アプリとしても配信されている。

これが影響し、作品によっては日本国内より海外での発売が先であるものもあった。

派生作品ではガーデニングや手芸など料理以外のジャンルのゲームも幾つか発売されている。

欧米での人気が絶大な理由について開発者は、類似の女児向けゲームがほとんど無いこと、欧米では日本ほど手料理を作るという文化が薄く、ひるがえって手料理というものが注目を集めたことの2点を述べている。

どの作品でも一貫してママ(声：西野陽子)がナビゲーターとして登場し、時にはプレイヤーをサポートする。

開発は2から『クッキングママリミテッド』どなっているが、これはオフィスクリエイトの本作担当の部署が分離しただけであり会社そのものは変わっていない。

発売元に関しては3まではタイトーだが、同社の事業再編を受けて派生作品「クラフトママ」以降(メインシリーズでは4から)はスクウェア・エニックスの流通協力の下、オフィスクリエイトの自社販売になった。

クッキングパパ…タイトルこそ似ているが作品的な繋がりは全く無い。