概要
『とっても!ラッキーマン』の世界は16の「小宇宙」とそれらを内包する「大宇宙」に分かれており、ラッキーマンたちの住む「第3小宇宙」はヒーロー神によって100億年前に作られたことになっている。その「第3小宇宙」の反対の次元に存在するのが、この裏宇宙である。
表の宇宙とはブラックホールでつながっており、裏宇宙側からブラックホールめがけてビームを撃ったりすると、表側の宇宙まで突っ込んでくることになる。
当然ながら表宇宙から向かったり、裏宇宙側から表宇宙に飛んで行ったりした場合、二度と戻ってくることは出来ない。しかし、その不可能とされる帰還を可能にするのが救世手である。救世手とはブラックホールを自在に操ることが出来る左腕で、目の前の対象をブラックホールに吸い込むことは勿論、これで作られたブラックホールを通れば、元の宇宙に戻ってくることが可能なのだ。
救世手はサミット一族の一世代に一人のみ遺伝で受け継がれる。受け継がれた子供は成人すると裏宇宙の王として悪人や侵入者をブラックホールで吸い込むことで、平和を守ってきた。だが現裏宇宙王バックコスモス・サミット16世（以下さっちゃん）は裏宇宙を守るどころか恐怖で支配し、表宇宙の侵略も目論む。それを阻止すべくラッキーマ…勝利マンたちヒーロー協会が裏宇宙に向かうのが「さっちゃん編」のストーリーである。
前述通り救世手はサミット一族しか持たない筈なのだが、正体不明の宇宙人救世主マンもこれを持っており、その理由が作中で明かされることは無かった。
なお、裏宇宙においては地球と美醜の概念が真逆であり、さっちゃんは地球人から見ればこの世のものとは思えないほどのブスでハーレムを築くという、とても紙面には掲載できないようなことを行っていた。ただし天才マンは美しすぎるあまり裏宇宙でもイケメン扱いだった。
第3以外の小宇宙にある裏宇宙
次の大宇宙神を決めるトーナメントが始まる際に第3小宇宙神(ヒーロー神)が大宇宙の中に小宇宙が16あり、ラッキーマン達の住む宇宙が第3小宇宙であることを知らされた際に表宇宙と裏宇宙に分かれている小宇宙が第3以外にも存在する事が判明。
裏大宇宙
ラッキーマンが大宇宙神に即位して間もない頃、彼らの表大宇宙に対する裏大宇宙の存在が明言された。先代大宇宙神と側近おつきマンしか知らないトップシークレット。
表と裏の境界は鍵のかかった1つの小さな扉で隔たられている。その鍵を裏大宇宙の軍勢が入手して表大宇宙への侵攻を企むが、鍵を開ける直前に大宇宙神指輪と同等の硬度を有するカラオケ用特製マイク「マイマイク」が鍵穴に刺さって扉の鍵を開けるのが不可能となってしまい、侵攻を断念した。
pixivでは主に下記の裏宇宙人を描いたイラストにこのタグが用いられる。
出身者
さっちゃん一味
- バックコスモス・サミット16世：現王で裏宇宙の支配者
- 黄桜：さっちゃんの側近
- 移動要塞
- チカラジマン
- デコレーション・ハリー
- 双子裏宇宙人：名乗るたびに名前が異なるため本名不明
- 三太・サターン
- 越谷太郎：適当な名前だが裏宇宙でさっちゃんの次に強いというバケモノ
- バックコスモス侵略軍
- ヒトカワコエルモン
反さっちゃん陣営
- バックコスモス・サミット15世：現王の父
- 救世主マン
硬い物体のインフレ
ジャンプノヘンシュウブノトビラ
表宇宙で一番硬く、ヒーローの必殺技でも跳ね返すガンジョーダXの11倍硬い。
さっちゃんが裏宇宙入口の壁に使っていた。
ガモウノカーチャンノサイフノヒモ
ジャンプノヘンシュウブノトビラの87倍頑丈。
とある惑星を構築した岩石だが、チカラジマンや世直しマンには一瞬で握り砕かれた。
ヤットデタイッカゲツベンピウンチ
ガモウノカーチャンノサイフノヒモの15倍頑丈。
双子の宇宙人が待ち受けていた会場の素材。
コチカメセンカイトッパ
ヤットデタイッカゲツベンピウンチの千倍頑丈。
前述の双子の持つバットの素材で、ヤットデタイッカゲツベンピウンチを煎餅のように叩き割れる。
ショクパンヨリフランスパン
コチカメセンカイトッパの1万倍頑丈。
さっちゃんの宮殿の柱に使われているが、ギルガメッ手はこれをやすやす砕く（本気で撃てばそもそも自分の住む星さえ消えてしまう）。
ヤワラカクナイ
裏宇宙で一番頑丈な物質。
決闘星の結界に使われた。作中でこれを破壊出来たヤツは一人たりとも居ない。
関連項目
不細工です代：裏宇宙にとって絶世の美女
