概要
『とっても!ラッキーマン』に登場する人物。通称さっちゃん。
現・裏宇宙皇帝で、父である先代皇帝バックコスモス・サミット15世を蹴落として瞬く間(わずか16時間)に裏宇宙を制圧した。年齢は2000万歳。
普段はおかっぱのカツラに黒装束だが、真の姿はデーモン小暮閣下に似ているスーパースターマン曰く美形らしいが、美醜の価値観が裏宇宙と表宇宙は真逆であるため裏宇宙基準では醜男。
生まれながらにして左手に救世手、右手にギルガメッ手を宿しており、その類稀なる出自から甘やかされて育ち、とんでもなくワガママでねじ曲がった心に育ってしまった。
前述の父に叱責されるまではかなりのスケベでもあったようで、美女(美醜の価値観が裏宇宙と表宇宙は真逆であるため表宇宙から見ればブス)を大量に囲い毎日酒池肉林の限りを尽くしていたらしい。
さらに裏宇宙基準で醜男に生まれたコンプレックスかは不明だが、裏宇宙基準でのハンサムな若者(表宇宙基準ではブサイクな男性だが人柄は良さそう)から恋人を権力で無理やり奪ったりと最低な事をしていた。
異常なほどの完璧主義者で、裏宇宙の全ての民に爆弾入りの鉄兜を被ることを義務付け、少しでも意に添わなければ即座に爆殺している(勿論、無理やり外したら即起爆する)。自身の父親・15世ですら、自身の毒牙を免れ蟄居していたことを知った瞬間に惑星ごと消し飛ばしているほど冷酷非情。
住民の事をコマくらいにしか思っていないが、腹心の黄桜に対してだけは心を開いており、幼い頃行き倒れていた黄桜を育てたのも、「自分と同じで一人ぼっちだったから」という優しい理由である。
裏宇宙の支配に飽き足らず、500年前(西暦1495年)に表宇宙の存在に気付くと第3小宇宙の全てを手にすべく侵攻を掛ける。ギルガメッ手で数多くの惑星を破壊するも三本柱マンにより救世手を傷つけられ、完璧な宇宙征服に失敗したことを怒り侵攻を中止した(この戦いが元で三本柱マンは命を落とす)。
そして500年の時が過ぎ、再び裏宇宙から侵攻を掛けるも、表宇宙ヒーローズの奮戦(というか主にラッキーマンの運)により計画はことごとく失敗。最後は決闘星で三本柱マンJr(合体した勝利マン・友情マン・努力マンの三兄弟)及びラッキーマンが乗ってたサーフボードの直撃により瀕死の重傷を負う。
もはやこれまでと悟ったさっちゃんはブラックホールを展開しヒーローたちを決闘星ごと吸い込もうとするも、勝利マンとの絆を築いていた黄桜によりそれは阻まれた。最後に道連れとなったのは、「1人では寂しいから」と自ら残った、黄桜だけだった…。
能力
救世手
左腕。手のひらからブラックホールを生み出すことが出来る。人や物を吸い込んだり、吸い込んだ対象(自分自身も含む)を元の場所や別の宇宙に出現させること(空間移動)ができる。
裏宇宙王家に代々受け継がれてきた能力で、本来は裏宇宙を脅かす侵略者を吸い込むために使われていたが、さっちゃんは自分の私利私欲のために使っていた。
ギルガメッ手
右腕。手のひらから強力な破壊光線ギルガメッシュを撃つことが出来る。人間どころか惑星破壊も、逆にエネルギーを調節して負傷程度に済ませることも可能。さっちゃんは救世手で相手の背後に移動してからギルガメッシュを撃つ作戦を好む。
さっちゃんのみ突然変異で生まれた能力で、父や民からは平和のために使われることを期待されていたが、さっちゃんは自分の私利私欲のために使っていた。
エネルギッ手、フィニッ手とも呼ばれる。
曖昧さ回避
作中では「さっちゃん」と呼ばれていることが圧倒的に多いため、さっちゃんタグを使う方も多いが、「さっちゃん」というキャラクターは大勢いるためこちらのタグを使う方が望ま椎野。
関連項目
救世主マン 越谷太郎 チカラジマン デコレーション・ハリー 三太・サターン