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アルツール・フォン・シュトライトの編集履歴

2022-08-23 18:45:12 バージョン

アルツール・フォン・シュトライト

あるつーるふぉんしゅとらいと

田中芳樹の小説『銀河英雄伝説』の登場人物。

cv:戸谷公次


概要

ブラウンシュバイク家臣時代

ゴールデンバウム朝銀河帝国のなかでも最大の勢力を誇る大貴族オットー・フォン・ブラウンシュバイク公爵に仕える軍人、准将として登場。


帝国暦488年、銀河帝国皇帝フリードリヒ4世崩御を受けて国務尚書クラウス・フォン・リヒテンラーデ侯爵は皇孫エルヴィン・ヨーゼフ2世を擁立し、宇宙艦隊司令長官ラインハルト・フォン・ローエングラム元帥もこれに同調した。フリードリヒ4世の皇女を娶っていたブラウンシュバイク公爵は「帝政を私する奸臣を除く」ことを名目とし、帝国政府に反旗を翻すことを決意、同調する貴族たちと帝都オーディンを脱出した。

このとき、シュトライトは「いたずらに兵を起こすよりもラインハルトひとりを撃てばいい」と主張したが、堂々と兵を動かし帝国政府を討つことにこだわりを持つブラウンシュバイク公は献策を拒否、シュトライトは脱出する公爵一行から見捨てられ帝都に取り残されることとなった。

この後逃亡を図ったシュトライトはラインハルト麾下の部隊に捕らえられ、ラインハルトと会見、問われるままに「ラインハルト暗殺の一件」を自白した。その堂々とした態度に感服したラインハルトはシュトライトを釈放、「主君のもとに行き、卿の忠義を尽くすがいい」と提案した。しかしシュトライトは「部下の忠誠心を信じないブラウンシュバイクから内通を疑われて、処刑される」と拒否、帝都オーディンに残ることを希望した。ならばと「いっそのこと自分に仕えないか」と提案するが、「今日までの主君を明日から敵にすることはできない」とこれもまた丁重に辞退する。


ローエングラム元帥府→王朝時代

ブラウンシュバイク公の敗死後、世に出るつもりのなかったシュトライトだったが、ラインハルトの改革によって財産没収の危機に瀕した親族の窮地を救うべくラインハルトに嘆願、以前提案された旗下への参入を受諾する形で願いを聞き入れられ、以後は新たな主君となったラインハルトに忠義する。

帝国宰相となったラインハルトは副官ジークフリード・キルヒアイスを失い、新たな人材を捜しており、智謀見識に優れたシュトライトがあらわれたことで彼に少将の階級を与え、首席副官に任命した。帝国の政官界が驚愕するなか、政治的な効果(ブラウンシュバイクの側近だったシュトライトでさえ軍門に降ったという心理的効果)を考慮した総参謀長パウル・フォン・オーベルシュタイン上級大将はこの人事を受け入れた。


バーミリオン星域会戦では敗北の淵に立つ旗艦ブリュンヒルトに同乗、ラインハルトに脱出を促し、親衛隊長ギュンター・キスリング大佐に無言で脱出を指示するなど、決して目立つことはなかったが、ラインハルトに忠誠を尽くしつづけた。


ラインハルトの即位後中将に昇進。高熱を出し病臥することが多くなった主君を「陛下は自分の胃をこわす胃酸のようだ」と散文的な評を残す。

新帝国歴3年、臨終間際の使者として新帝都フェザーンを訪れていたイゼルローン軍のユリアン・ミンツオリビエ・ポプランらのもとに赴いている。


関連タグ

銀河英雄伝説 オットー・フォン・ブラウンシュバイク ラインハルト・フォン・ローエングラム

アントン・フェルナーアンスバッハ・・・ブラウンシュバイク公に仕えていたころの同僚。アンスバッハは最後までブラウンシュバイクに忠義し続けるが、フェルナーはシュトライトと違う考え方に基づいてブラウンシュバイクを見限っている。

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