cv:戸谷公次
概要
ブラウンシュバイク家臣時代
ゴールデンバウム朝銀河帝国のなかでも最大の勢力を誇る大貴族・オットー・フォン・ブラウンシュバイク公爵に仕える軍人、准将として登場。
帝国暦488年、銀河帝国皇帝フリードリヒ4世崩御を受けて国務尚書クラウス・フォン・リヒテンラーデ侯爵は皇孫エルヴィン・ヨーゼフ2世を擁立し、宇宙艦隊司令長官ラインハルト・フォン・ローエングラム元帥もこれに同調した。フリードリヒ4世の皇女を娶っていたブラウンシュバイク公爵は「帝政を私する奸臣を除く」ことを名目とし、帝国政府に反旗を翻すことを決意、同調する貴族たちと帝都オーディンを脱出した。
このとき、シュトライトは「いたずらに兵を起こすよりもラインハルトひとりを撃てばいい」と主張したが、堂々と兵を動かし帝国政府を討つことにこだわりを持つブラウンシュバイク公は献策を拒否、シュトライトは脱出する公爵一行から見捨てられ帝都に取り残されることとなった。
この後逃亡を図ったシュトライトはラインハルト麾下の部隊に捕らえられ、ラインハルトと会見、問われるままに「ラインハルト暗殺の一件」を自白した。その堂々とした態度に感服したラインハルトは「自分に仕えないか」と誘いをかけるが、シュトライトは「これまでの主君を敵に回したくありません」と拒否、この答えに満足したラインハルトは「それならば主君のもとに行き、卿の忠義を尽くすがいい」と提案した。しかしシュトライトは「猜疑心の強い主君が、無事釈放されたことで自分を疑わないわけがない」とこれも拒否、帝都オーディンに残ることを希望した。
ローエングラム元帥府→王朝時代
ブラウンシュバイク公の敗死後、世に出るつもりのなかったシュトライトだったが財産を没収された親族に泣きつかれてラインハルトに膝を屈することになる。
帝国宰相となったラインハルトは副官ジークフリード・キルヒアイスを失い、新たな人材を捜しており、智謀見識に優れたシュトライトがあらわれたことで彼に少将の階級を与え、首席副官に任命した。帝国の政官界が驚愕するなか、政治的な効果を考慮した総参謀長パウル・フォン・オーベルシュタイン上級大将はこの人事を受け入れた。
バーミリオン星域会戦では敗北の淵に立つ旗艦ブリュンヒルトに同乗、ラインハルトに脱出を促し、親衛隊長ギュンター・キスリング大佐に無言で脱出を指示するなど、決して目立つことはなかったが、ラインハルトに忠誠を尽くしつづけた。
ラインハルトの即位後中将に昇進。高熱を出し病臥することが多くなった主君を「陛下は自分の胃をこわす胃酸のようだ」と散文的な評を残す。
新帝国歴3年、臨終間際の使者として新帝都フェザーンを訪れていたイゼルローン軍のユリアン・ミンツ、オリビエ・ポプランらのもとに赴いている。
関連タグ
銀河英雄伝説 オットー・フォン・ブラウンシュバイク ラインハルト・フォン・ローエングラム
アントン・フェルナー、アンスバッハ・・・ブラウンシュバイク公に仕えていたころの同僚