概要
競馬のレースにおいて先行馬の次に安定した脚質が、差し馬である。
先行集団との距離を図りながら中団を進み、最後の末脚勝負にかけるのが差し馬。
折り合い次第で先行馬以上に位置取りを自由に変える事が出来る。
ペースや展開に合わせて仕掛けのタイミングを計り、ハイペースならワンテンポ遅らせ、スローペースなら早めに追い出すという自在性がある。
ただし周囲に多くの馬がいる状況で走るため、当然ながら騎手が仕掛けのタイミングや位置取りを誤れば、馬群に包囲されて末脚を発揮できないことも多々ある。
馬の方にも、道中に騎手の言うことをしっかり聞き、仕掛けのタイミングまで脚を溜める折り合いの良さが必要になる。
差し馬や追い込み馬は逃げ馬や先行馬と違い自身でレースを作る事は出来ない、3コーナーもしくは4コーナーまでは前に壁になる他馬がいないと折合いを欠く事が多い。