概要
競馬のレースにおいて先行馬の次に安定した脚質が、差し馬である。
先行集団との距離を図りながら中団を進み、最後の末脚勝負にかけるのが差し馬。
折り合い次第で先行馬以上に位置取りを自由に変える事が出来る。
ペースや展開に合わせて仕掛けのタイミングを計り、ハイペースならワンテンポ遅らせ、スローペースなら早めに追い出すという自在性がある。
ただし差し馬や追い込み馬は、逃げ馬や先行馬と違い自身でレースを作る事は出来ない。
また周囲に多くの馬がいる状況で走るため、当然ながら騎手が仕掛けのタイミングや位置取りを誤れば、馬群に包囲されて末脚を発揮できないことも多々ある。
馬の方にも強い勝負根性と、道中に騎手の言うことをしっかり聞き、仕掛けのタイミングまで脚を溜める折り合いの良さが必要になる。
3コーナーもしくは4コーナーまでは、前に壁になる他馬がいないと折合いを欠く馬が多い。
状況次第では先行策を取る馬や、中間的な位置を走る馬もいる。
代表的な差し馬
- ニホンピロウイナー
- イナリワン
- ライスシャワー
- ナリタブライアン
- ホクトベガ
- メジロドーベル
- スペシャルウィーク
- グラスワンダー
- シンボリクリスエス
- ゼンノロブロイ
- スティルインラブ
- アドマイヤグルーヴ
- ウオッカ
- ブエナビスタ
- アパパネ
- オルフェーヴル
- ゴールドシップ
- ロードカナロア
- モーリス
- アーモンドアイ