概要
『ジュラシック・ワールド/サバイバル・キャンプ』サードシーズンにて登場したハイブリッド恐竜。
開発コードネームは「E750」。スコルピウス レックスとも。
ヘンリー・ウーがインドミナス・レックス以前に造り出した最初のハイブリッド恐竜であり、メイン遺伝子はカルノタウルスで、ティラノサウルスとヴェロキラプトル、アマガエル、カサゴの遺伝子が組み込まれている。
全身が黒い鱗で覆われ、外見や大きさはインドミナスとインドラプトルの中間にあたるが、鼻先は短くて頭部は全体的に小さく、四肢(特に前肢)が非常に長いなどまるで人間にも似た不気味で醜悪な形態をしている。
「Scorpius rex(蠍の王)」の名前にあるように腕や尻尾などに生える棘状の羽毛には猛毒が仕込まれており、さらにその棘を射出して遠くの生物を狙撃することも可能(なおこの形質の由来は上記にあるようにサソリではなくカサゴ(Scorpion Fish)のもの)。
更にヘビのピット器官のようなものも備わっており、熱や光を察知して獲物を探る習性がある。
その一方で性格はインドミナスやインドラプトル以上に狂暴かつ残忍。遺伝子操作の影響か神経系や呼吸器系に問題が生じており、大人しい状態から1分後には非常に予測不能で攻撃的な行動を起こすほど情緒不安定。インドミナス同様、捕食目的ではない「殺し」も行う。
身体能力も非常に高くアグレッシブであり、走るスピードはガリミムスに容易に追いつけるほど速く、上記の能力を用いることで自身と同等の大きさの肉食恐竜はおろかブラキオサウルスまでも容易に殺せてしまう。
おまけにカエルの遺伝子によるものか単為生殖まで獲得し、製造された1個体から新たな個体が誕生し、すぐに成体と同じ大きさにまで成長してしまう(なおインドミナス同様、家族などの同族意識は全くなく両者が鉢合わせしたら普通に殺し合う)。
その醜悪な外見からサイモン・マスラニから「グロテスクすぎて展示できない」と称され、ウーも襲われたことで流石にその制御不能な狂暴性には手がつけられないと自覚し、彼の秘密の研究所内で冷凍休眠した状態で長いこと封印されていたが、インドミナスの脱走事件によりイスラ・ヌブラル島ごとパークが放棄され電気の供給が絶たれたことで解凍され復活し、島中で大暴れしながら島内に残されていた少年たちに襲いかかった。