概要
デュエル・マスターズにおける呪文サイクルの一つで、非常に汎用性の高いカードが多い事から、多くのデッキで採用される程強力なカード。
中にはその性能の高さから、殿堂入りしたカードも存在する。
名前は『AとBとCの決断』、多色なら『AとBの決断』となり、ルビは『パーフェクト・○○』で統一されている為、パーフェクト呪文と呼ばれている。
三つの効果を有し、その中から二回選んだ効果を発揮でき、状況に応じて使い分ける事も、同じ効果を連発して効果の質を高める事も可能。
注意点として、呪文は上から順に効果を解決していく為、二つ目の効果発動後に一つ目の効果を使う事はできない。
一覧
瞬閃と疾駆と双撃の決断 |
VR 火文明 (3) |
呪文 |
次の中から2回選ぶ。(同じものを選んでもよい) |
►コスト3以下のクリーチャーを1体、自分の手札から出す。 |
►このターン、自分のクリーチャー1体に「スピードアタッカー」を与える。 |
►自分のクリーチャーを1体選ぶ。このターン、そのクリーチャーの最初の攻撃の終わりに、そのクリーチャーをアンタップする。 |
文明問わずに低コストクリーチャーの踏み倒し、スピードアタッカー付与、連続攻撃付与と速攻向きのカード。
踏み倒しで展開したクリーチャーが、即座に行動に移せる為、低コストコマンド展開から侵略や封印解除に繋げる、レッドゾーンや伝説の禁断ドキンダムXと組み合わせるのも面白い。
生命と大地と轟破の決断 |
SR 自然文明 (5) |
呪文 |
この呪文を自分のマナゾーンから唱えてもよい。そうしたら、唱えた後、墓地に置くかわりに自分の山札の一番下に置く。 |
次の中から2回選ぶ。(同じものを選んでもよい) |
►自分の山札の上から1枚目を、タップしてマナゾーンに置く。 |
►コスト5以下のクリーチャーを1体、自分のマナゾーンから出す。 |
►このターン、自分のクリーチャー1体はパワー+3000され、タップまたはアンタップしているクリーチャーを攻撃できる。 |
コスト5とマナ加速としては重いが、上から効果を解決していくので、マナに置かれたクリーチャーをそのまま呼び出す事が可能。
何よりもマナ落ちしても、マナゾーンから唱えられる点で他のマナ加速よりも強い。
母なる星域の様な、マナの数以下の進化クリーチャーをマナから踏み倒す場合、マナゾーンのこのカードで必要なマナ数を稼ぐ事も可能。
最後の効果はクリーチャー限定だが、即座に攻撃できるので、効果の発動は勿論革命チェンジの起点にもできる。
絶望と反魂と滅殺の決断 |
SR 闇文明 (5) |
呪文 |
この呪文を、自分の墓地から唱えてもよい。そうしたら、唱えた後、墓地に置くかわりに自分の山札の下に置く。 |
次の中から2回選ぶ。(同じものを選んでもよい) |
►相手は自身の手札を1枚選んで捨てる。 |
►コスト4以下の闇のクリーチャー1体またはコスト4以下の闇のオーラを1枚、自分の墓地から出す。 |
►相手のクリーチャーを1体選ぶ。このターン、そのクリーチャーのパワーを-4000する。 |
重ね掛けが有意義な一枚。墓地から唱えられる為、一度唱えた後に更なる追撃ができる。
暗黒破壊神デス・フェニックスのリンク完成の補助として機能し、単純に手札破壊も優秀。
パワー低下も重ね掛けで最大8000までとなり、厄介な低パワークリーチャーの除去が可能。
知識と流転と時空の決断 |
SR 水文明 (4) |
呪文 |
自分の墓地に呪文が4枚以上あり、この呪文が自分のシールドゾーンにあれば、この呪文に「S・トリガー」を与える。 |
次の中から2回選ぶ。(同じものを選んでもよい) |
►カードを1枚引く。 |
►GR召喚する。 |
►相手のクリーチャーを1体選び、持ち主の手札に戻す。 |
条件付きでSトリガーとなるパーフェクト呪文で、デッキによっては『墓地に呪文4枚以上』は比較的簡単に達成可能。
GR召喚は『コストを支払って召喚した扱い』なのでコスト踏み倒しメタに引っ掛かずに展開可能。
単純にドローやバウンスも強力だが、相手ターンにノーコストで使える点で他のパーフェクト呪文よりも優秀。
神楯と天門と正義の決断 |
SR 光文明 (7) |
シンパシー:クリーチャー(この呪文を唱えるコストは、バトルゾーンにある自分のクリーチャー1体につき1少なくなる。ただしコストは0以下にはならない) |
次の中から2回選ぶ。(同じものを選んでもよい) |
►自分の山札の上から1枚目をシールド化する。 |
►光の「ブロッカー」を持つ進化ではないクリーチャーを1体、自分の手札から出す。 |
►相手のクリーチャーを1体選び、タップする。次の相手のターンのはじめに、そのクリーチャーはアンタップしない。 |
シンパシーによるコスト軽減こそあるが、素のコストがパーフェクト呪文最大なので扱いにくいのがネック。
なので使うならコスト踏み倒し系で使う方が良いかもしれない。
ブロッカーの展開は進化でなければ多色でも良いので、アンタップ封じが可能なヘブンズ・ゲートとして、ヘブンズ・ゲートを採用するデッキなら活かせる。
勝熱と弾丸と自由の決断 |
VR 無色[ジョーカーズ] (4) |
呪文:ジョーカーズ |
G・ゼロ:バトルゾーンまたはマナゾーンに自分のジョーカーズが合計7枚以上あれば、この呪文をコストを支払わずに唱えてもよい。 |
次の中から2回選ぶ。(同じものを選んでもよい) |
►バトルゾーンにある、コスト3以下のカードを1枚選び、持ち主の山札の下に置く。 |
►このターン、自分のクリーチャー1体は相手プレイヤーを攻撃できる。 |
►相手のクリーチャーを1体選ぶ。このターン、そのクリーチャーの能力をすべて無視する。 |
ジョーカーズデッキならノーコストで使えるパーフェクト呪文。
一つ目の効果は『コスト3以下』指定のみなのでタマシードの除去、禁断英雄モモキングダムXの退化に使える。
二つ目は実質スピードアタッカー付与。
三つ目は零龍等非常に刺さるカードはあるものの、ドキンダムや∞龍ゲンムエンペラーには通用しないので注意。
闘争と成長の決断 |
VR 火/自然文明 (5) |
呪文 |
自分のパワー6000以上のクリーチャーがあれば、この呪文を唱えるコストを2少なくする。 |
次の中から2回選ぶ。(同じものを選んでもよい) |
►自分の山札の上から1枚目をタップしてマナゾーンに置く。 |
►自分と相手のクリーチャーを1体ずつ選び、その2体をバトルさせる。 |
►クリーチャーではないカードを1枚破壊する。 |
初の多色パーフェクト呪文。
革命チェンジ等、簡単に出せる高パワークリーチャーなら低コストで使える。
火文明と自然文明の要素を会わせ持つ為、自分のマナ加速しつつ、相手の盤面に干渉できるカード。
こちらもタマシードの除去が可能であり、シビルカウント等で盤面を揃えるデッキに採用されたタマシードを排除できる。
邪杯と魔術の決断 |
VR 水/闇文明 (5) |
呪文 |
このターン中に、カードがいずれかのプレイヤーの墓地に置かれていたら、この呪文を唱えるコストを2少なくする。 |
次の中から2回選ぶ。(同じものを選んでもよい) |
►カードを2枚引き、その後、自分の手札を1枚捨てる。 |
►相手のクリーチャーを1体選ぶ。このターン、自分の墓地にあるカード1枚につき、そのクリーチャーのパワーを-1000する。 |
►コスト4以下のタマシードを1枚、自分の墓地から出す。 |
墓地肥やしを得意とするデッキ向きのパーフェクト呪文。
一つ目の効果だけでも優秀だが、墓地肥やししつつコスト軽減ができるのがこのカードの強み。
水文明が混ざるものの、アビスロイヤルなら、手札と墓地を揃えられるので相性が良い。